身体均整法の他の整体とは違う特徴について私なりの解釈を述べてみます。
身体均整法は余りにも奥が深いもので、私などは、道半ばというより、ようやく入り口に達したとしか言えませんが、ヤフーの掲示板などを見ると、色んな手技が整体という言葉で一纏めに語られていますので誤解を解かねばと強く思います。
身体均整法は、その言葉の示す通り、体のバランスを回復することで、体の健康を取り戻す手技ですが、体のバランスとしては、「平衡性」「可動性」「強弱性」があります。平衡性とは、左右差がないか、捻れていないかということです。可動性は、動きがあるかということです。強弱性とは、適度に力があるか、弾力性があるかということです。
これらを、取り戻すために、鍼灸でいう経絡の利用、また、体の相関関係、また、脊椎それぞれから出ている神経の作用等を調整することになります。
この調整に用いる手段として、圧迫、叩打、擦過等がありますが、ただ単に叩打等を行うのではなく、そこに角度ということがあります。
さらに呼吸の問題があります。身体均整法では基本的に吸気に操作しますが、カイロプラクテックなどでは呼気に行います。
また、整体というとカイロプラクテックも含めて、ボキボキバキバキが当たり前と考えられてますが、この点でも違います。
整体といわれる中には、脊椎が歪んでいれば元へ戻すために、戻す方向へアジャストといわれる短い衝撃を与える方法と、そうではなく痛くない方向(より歪みが増す方向)へ力をかけて治す方法がありますが、身体均整法で使用するのは主として後者です。オステオパシーとか操体法もこの系統に入ります。
この痛くない方向への処理の仕方は、いくつかの方法があり、操体法とオステオパシーの中のカウンター・ストレインでは力の入れ方、抜き方が違います。
また、同じオステオパシーの筋エネルギー法では、方向も含めて異なります。
が、やり方は少しずつ異なっていても、歪んでいるから無理矢理真っ直ぐというボキボキバキバキとは根本的に異なった原理による体系があるということです。
さらに、これらの組み合わせにより、相乗効果で劇的に変化します。
なお、身体均整法の中にカウンター・ストレインの原理やクラニオ・セイクラルというオステオパシーの原理も、さりげなく入っていますが、これらを理解するには西洋人の合理的な説明がわかりやすいので、もっぱら、そちらに依ってます。