一貫性はないと思う…だって人は揺らぐ存在だから。 ゆらゆらと揺らぎながら、喜怒哀楽の感情とともに、 成長していく過程…それが人生なのかもしれない。 これが自分のすべてだ!とは言えないが、 大切な自分の一部だと思う。 ぼくのつぶやきが誰かの 何かのきっかけやインスピレーションに なってもらえたら嬉しい。

2008/11/28

「なおざり」と「おざなり」  

先日、少々はしたないが、ご飯を食べながら新聞を読んでいたぼくは、「なおざり」という単語に目がいき、「おや??」と思った。

「おざなり」ではなかったか?!と考えて、愛用の辞書『日本語大辞典』をひいた。

すると…

おざなり【御座成り】
その場の間に合わせで言ったりしたしすること・さま。当座だけ。間に合わせ。

ふむ…では、もうひとつは?

なおざり【等閑】
深く気にかけないさま。いいかげんにしてほうっておくさま。おろそか。粗略。とうかん。

ま、まぎらわしい!

何じゃこりゃ?

さて、新聞の文章に立ち返ると…

「個室ビデオ店は低価格からホテル代わりとして急増しているが、防火体制がなおざりにされてきた状況が裏付けられた」

むむむむ…文脈としては、どちらでも成立するが、現状は、放火事件が起こるまで、いいかげんにしていたのだから「なおざり」かな?

放火されたことで実情がバレたところで、きっとその場しのぎの「おざなり」な対策を打つ店が、たくさん出るだろうなあ〜。

ちなみに、「おざなり」は、形容動詞でありながら名詞としての用法も持つ。

つまり…「おざなりを言う」という用法がある。

「なおざり」は、形容動詞としての用法しかない。

似て非なるもの、というヤツか…

《今日の一首》
恋と愛ふたつはとても似てるけど言葉違えば同じではない

※金田一先生は「類義語」は存在するが「同義語」は存在しないと言っていた。
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