2018/4/24

山崎亮氏講演会4  

続きです。
この実例から言えることは、公園の遊具はいつか飽きられる。人と人とのつながり、プレーヤーが変わっていくことで、公園利用者は長くつながっていく、ということ。
人がどう動くのかが大事。どんな気持ちで、何をやっていくのかが大事。人と人との組み合わせをきっちり計画していくことだ、と氏。
公園を作りゃあ誰かが来るだろう、という発想ではない。
公園を作るのに基本設計、実施設計、詳細設計があるように、ソフトの面で基本設計、実施設計、詳細設計があるべきた。そうすればぜんぜん違う公園になる。学び、アイデアが出る。
人とつながる人たちこそが健康で幸せで、長生きする。
ここで氏はハーバード大学での研究「つながりと健康」について言及。
「孤独は、喫煙よりも悪い」と。
なるほど。たいへんなインパクト。
研究によると、入院した場合の「お見舞いに来てくれた人の数で寿命が変わる」とのデータもある。つまり、たくさんの人とのつながりがあり、次々と見舞客が来てくれるような人は、元気になって帰っていく。「ですから皆さん、入院するときは市民活動をしてからにしましょう」と会場を笑わす。やはり人と会い、行動し、笑うことで寿命が延びる。「笑顔で7年長生きできる。作り笑いでも2年、長生きできる。人と会っていると30倍、笑顔になれる」。テレビを見て笑うときもあるようだが、テレビを見ている自分を観察すると、心では面白くても顔は笑ってないことが多い。これでは長生きにつながらない。笑顔になること。たとえ作り笑いでも。
最近はメールやラインで文末に「(笑)」などと付けるけれど、顔は笑ってない。人と会うことで笑顔ができる。人と人の会うことで、いろんなことが飽きる
公園は知らない間に市が作った、でなく、「すべての行政に住民参加してもらってみれば、行政が変わる」。こうして人生を楽しく。すれば介護や医療の費用も下がるにちがいない。
いま、市民交流活動センター建設を前に、その最大のチャンスがやってきた。
氏はこのように語りました。
続く。
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2018/4/23

山崎亮氏講演会3  

続きです。
さて、有馬富士公園に人は来るのか。
まず、ディズニーにならって歌って踊ってくれる人を探す。しかも無料でやってくれる人を。
それは市民の中にいる。ここが、山崎氏の力点です。
さっそく市民の活動家を探す。50団体を見つけた。「どんな活動をしているんですか?」対話を重ねて、「あの公園でやってみませんか?」と持ちかける。そしてその方と友だちになり、最後に「3人、友だちを紹介してください」。これが山崎流。こうして30人が90人に広がる。100人に会う。そうすればこのまちで、皆に尊敬されているのは誰かがわかってくる。「誰と誰を一緒にしてはいけないのか」もわかってくる。そんなにうまくいくのかな、と思いますが、現に彼は、それの方程式でやってきたのです。
公園にやって来た人は、まず今日のイベントをチェックする。生き物観察会、音楽会、星を眺める会…。昼間も、天体望遠鏡を使ってはるかかなたの山々の木々の葉っぱまでが鮮明に見えるのに、覗いてみた子どもはびっくり。実は、こうして“自慢の”ものを使ってもらっているということ。
「私たちはパソコン教室です」「それを公園でやってみませんか?」。そんな展開は考えたこともないが、テントの下でパソコン教室が始まる。徹底して、これをやる。ある天体ファンを訪問してさりげなくそこにあるいかにもすごい望遠鏡の話題に。「日本に3台しかないんだよ」「へえ〜。ぜひそれを公園で…」「仕方ないなあ」でも、うれしげな様子。
公園では子どもが驚いただけでなく、やりとりするうちお父さんも天体ファンになったりする。こうなれば天体ファンも増えていく。
こうして、スタート時に年間41万人だった来場者は今、80万人台で推移している、とのこと。
今は90団体がこの公園で活動をしている。団体の会員名簿に1000人が登録されているビッグなものもあるが、それでも一声かけて集まってくれるのは200人だ。ふつうは、「一声10人」と考えるべき。こうして市が人を呼ぶのでなく、団体が人を呼んでくれるシカケを作る。
「アイデアは、市民にある」。これが公園のマネジメントです。
聴衆は静まりかえって、彼の手品を見るようでした。
続く。
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2018/4/22

山崎亮氏講演会2  

続きを書きます。
「丸亀市の人たちはどんな反応なのか」。探りながらの展開。まず出されたのが兵庫県の有馬富士公園の例。すっきりと整理された引き出しを思わせるスムーズなパワーポイントの展開はとても心地よい。山の中に建とうとしているこの施設。でもほんとうに人が来るのか、にわかに不安を抱いた当局が山崎氏にアドバイスを求めた。
人が集うような施設を作るための設計、というのでなく、この施設にどのように人が賑わうかをしかけていくのが「コミュニティデザイナー」という仕事。本来の一級建築士、建物のデザインが本業だが、あとで名刺を拝見すればいつか社会福祉士の資格も取り、ソフトのまちづくりで大ブレイク。
わざと話題をそらしてワークショップのネタを開陳。
「きょうはワークショップでなくこういう教室みたいな形式でよかったですね」と、聴衆のホンネの心をつかむ。「会場に来てみるとグループ式になっていて、模造紙が掲げてあり(笑)付箋も置かれていて(笑)、来るんじゃなかった帰ろうか、と思うんですよね」と来場者の心理をわしづかみ。「そしてやたら元気なファシリテーターが登場するんですよね(大笑い)」ボクもふだん、そういうことをやっています。
見事な来場者の心をつかむ展開。
まあ、実況中継をやってると話が進まないので、私も本筋に戻ります。
人が来るしくみ、といえば浮かぶのはディズニー。
ここには«管理者»-«キャスト»-«ゲスト»という構図があります。ふむふむ。
でも市が設置する公園や施設にはこの«キャスト»というのがいないのです。だから市民は勝手に来て勝手に遊んで帰るのです。だからそこに«キャスト»を作ればいいわけです。しかも報酬もない担い手。それがまちにはいるんです。それを探すことがポイントです。
続く
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2018/4/21

山崎亮氏講演会1  

念願の、同氏講演会が実現しました。
東日本大震災で壊滅的なダメージを受けたまちをどう復興させるのか。
その場面で幾度となく、NHKほかメディアに登場しているのを見ていました。
そうした中、去年4月の聖教新聞紙面のインタビュー記事に彼が登場。その切り抜きを示して、担当課にに「ぜひこの人を招聘して」と提案しておきました。まさに「念願の」。
心配したのは会場のあのひまわりセンターの大会議室がいっぱいになるのかということ。それは杞憂に終わりました。200人。私と妻は机のない後方の補助席。さらに左右のスペースにも椅子がつぎ足されていくありさま。まずはひといき。
テーマは「人のつながりがつくる豊かな暮らし」。
現地に入る前から「この話をしよう」と決めてスライドを120枚くらい準備する、そうした方法を取らない。会場を笑わせながら「反応」を見つつ、話題を選んでいく。「だからこのパソコンに、画面は3000枚、入っています」。実際、そのメニューとなる画面いっぱいのインデックス。「白にオレンジのはあまり笑いのない、哲学的なこととかが多いです」「オレンジに白のものは笑ってもらえるような話題です」。さあ、何が始まるのか。参加者はどんな反応を示すのか。
時あたかも「市民交流活動センター」建設前夜。氏の論ずるところは「このチャンスに、知らないうちにできた、聞いてなかった」と市民が言うようではここには誰も来ない。まさにオープンまでのここからが正念場。時宜を得たタイミングでこの方をお呼びでき、市民、職員ともども、大きな啓発をいただいたと思います。トピックスをこれから数回に分けて、書かせていただきます。
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2018/4/20

ペーパーレス化でごみ減少  

今日の読売新聞、香川版に、一般ごみが過去最少となったとの記事がありました。全国平均県民1人1日925グラムのところを香川は872グラムと健闘。喜ばしいことです。
あえてここに書こうと思ったのは減量化の要員として「ペーパーレス化」の文字があったから。ペットボトルの軽量化とともに、大きく貢献したようです。
議会でも「タブレット化」が議論されいます。議事には書類が欠かせない。それは膨大な量で、しかも議会が終わると再び見ることがほとんどないものばかり。机の上に現年度、去年度、その前と同じ予算書を広げて比べるというときには、PCでも二つのエクセル画面を同時に参照する便利さのように、紙ベースに魅力はあるものの、エクセルでもできるように、その頻度と紙の重さとを比較して、辛抱するか、という判定になるでしょう。ごみ減量化はとても大きな魅力です。
この際理事者側もいっしょにいかが、と声をかけたいところ。新年度もやります「行財政改革特別委員会」。ここでもぜひ、議論をしたい。どうせやるのなら1年度でも早く。庁舎整備をきっかけに、と思いますが。
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