1876年築。 一見石造りに見えるが実は当時ニュージーランドの原生林にふんだんに自生していたカウリの木材でできた総木造建築。 木造建築の規模としては世界第2位。 ちなみに1位は奈良東大寺の大仏殿。 当初内閣が置かれ、その後様々な省の庁舎として使われていた。 1992年に火事があり、その後閉鎖されていたが1996年に復元工事が完成し、今の姿がある。 現在はビクトリア大学法学部の建物として使用されている。
カウリの木は高さ50メートル、直径4メートルを超えるものもあり、しかも真っ直ぐに伸びるのでポリネシアからやってきたニュージーランド先住民のマオリたちはこの木を使ってカヌーを造り遠洋航海に出ていた。 その辺までは問題なかったのだろうが、建築用木材としても最適であったため、その後のニュージーランド建国時代に伐採が続き、無尽蔵にあると思われていたカウリの森は激減してしまった。 しかも樹齢1000年をゆうに超えるため、一度伐採すると植林しても後が続かない。 現在カウリの森は全て保護されており、勝手に切ることは出来ない。
建物入口ホール
内部も重厚な木をふんだんに使って彫り物も施し、贅沢なつくり。
廊下
1階と2階の一部分は一般公開されているが、ここから先は一般の方立ち入り禁止の立て札。 腰板のすぐ上の壁にステンシルで可愛いボーダー模様が復元されている。 オリジナルの部分は透明プラスチック板で保護されている。
内部の螺旋階段
この階段が4階までぐるぐると螺旋を巻きながら続いている。 踊り場が中刷り状態になっているせいか建築時に何度も失敗したらしく、当時の設計図や苦心談が壁に展示されている。
続く

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