会期中何度かの、美味しいお料理をいただきながらのスタッフミーティングは、私にとってとても貴重でした。
何故ならメンバーは奈良・滋賀・神奈川在住とバラバラで、全員が揃うのは数度だけ。また普段では考えられない顔ぶれで、話の内容も多種多彩でしたから、それが心の栄養になったのは言うまでもありません。
ところで、通常は奈良の當麻寺・中之坊さんでしか拝聴することの出来ない「當麻曼荼羅絵解き説法」は、
「大和十三佛縁特別展」後半の特別企画の一つでした。
中之坊副住職・松村實昭師の穏やかな口調に加え、時にはユーモアを交えた絵解きに皆さん興味津々。
特に「生前の行いにより死後のランクは上の上から下の下まで・・・お迎えも蓮の花が咲き音楽付きから、蓮の花は閉じ音楽無し・・・」のところなどは、これまでの我が身を振り返ると複雑な心境?皆さん身を乗り出して聞き入っていました。
最後に中之坊にだけ伝わる「絵解き節」の一説も拝聴し大満足!
極楽浄土の光景を説いた独特な節回しに聞きほれてしまいました。参加者の皆さんもきっと同じ想いだったでしょう。
絵解き説法に引き続き、2階会場に移動していよいよ写佛体験です。
年に2回ほど、仏師の渡邊勢山師と載方師が講師として中之坊に出向き、写佛が行われていますが中之坊以外での企画は初めて。
勢山師・載方師からの写佛心得や描き方説明のあと、講師のアドバイスを受けながら各パーツの練習用紙を書き上げいよいよ本番!
会場には瞬時に静寂が漂い、シャッター音が響き写真を撮るのが申し訳ない程でした。
一時間ほどがあっという間に経ち、それぞれの阿弥陀如来さまが誕生して、会場はホッとしたような雰囲気に包まれていました。
皆さんとても嬉しそうで、最後に講師の講評を受けて終了です。
十三佛展前半には、大和十三佛霊場会事務局長で安部文殊院執事長東快應師の「説法」と線描画家・武田仁師の「佛画教室」もあり、土日の企画ということもあって、後半と共に多くの来場者がありました。
追加の展示物準備から会場設営、会場管理に加え来場者への簡単な説明などなど。私自身にとっては、とても盛りだくさんな仕事内容でしたが、勉強させてもらったことも盛りだくさん!
奈良が好きで何度も訪れているという方や、これから行きたいと思っている方。通りがかりに立ち寄ってくださった方や、わざわざ十三佛展のために足を運んでくださった方々。
勉強不足のため質問にお答えできなくて申し訳なく思ったり、思いがけず奈良についてあれこれ話が弾んだりと、色々なことがありました。
「今日は写佛をする時間がないから又来ます」と言って帰られた方が、後日再び訪れてくれたりと、リピーターさんが何人かいらしゃったのも嬉しかったことの一つです。
今回の十三佛展に関わった方々をはじめ、あれこれ気遣いをしてくれた方々、そして会場を訪れてくださった方々との“縁”を感じた代官山での13日間でした。
皆さんに感謝!です。