今日は夕方から国の方と近くの国立大学で打ち合わせをしました。
大学の教授は学生が帰ってからでないと時間が空きませんからね。
今日は常用漢字の話題を一つ。
一般の社会生活で漢字をどう使うかの目安となる「常用漢字表」が改定され、今日から運用が始まりました。
196字を追加し、5字を削除して計2136字となっています。
漢字乱用の弊害を除く目的で戦後の1946年に当用漢字表(1850字)が定められました。
1981年にはこれを吸収して、常用漢字表(1945字)に衣替えしています。
今回は29年ぶりの見直しですね。
これまで平仮名書きだった椅子などが漢字で書けるようになりました。
山ろくと平仮名書きもしていましたが、漢字で山麓と表記できるのです。
都道府県名でなじみ深い岡、熊、茨、栃、埼、梨などはようやく常用漢字表に入りました。
音訓では、私にわたしの読みが加わっています。
それから育は、はぐくむとも読めるようになったのです。
制約が外れたことを歓迎する人も多いのでは。
問題は、難しい漢字も追加されて、その熟語も使えるようになったことですね。
例えば、辛辣(しんらつ)、隠蔽(いんぺい)、毀損(きそん)、憂鬱(ゆううつ)などです。
皆さん、ちゃんと書けますか?自分はチョッとムリかな。
パソコンや携帯電話などの変換機能で漢字使用が容易になったことを踏まえ、文化審議会が5年をかけて審議したそうです。
使用頻度を基に、難しい漢字も追加したのです。
審議会は手書きの重要性を指摘しながらも「常用漢字表のすべての漢字を手書きできる必要はない」としています。
自分も今までの漢字も書けなかったので、この柔軟性はいいことですね。
電子機器で難しい新常用漢字も苦労せずに打てます。
でも受け取った側は読めないことや意味が分からないことも出てくると思います。
漢字や熟語がうまく伝わるといいのですが…。
新聞社も改定の内容を踏まえ、やさしく分かりやすい表現を目指すようです。
文部科学省は、追加分について2012年度から中学で読め、高校で主な漢字を書けるよう指導を始める方向です。
2015年度の高校、大学入試から解禁するようですね。
追加漢字が重荷になって、漢字嫌いの生徒が増えないか心配です。
NHKのニュースでも、30日から新しい常用漢字表を基準として放送を行っていくそうです。
明日の新聞から目新しい漢字が増えるのではないでしょうか。
読むのはもちろん、書けるようにしていきたいと思います。

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