ルーチェ祭り、今回取り上げる最終型となる5代目で終了となります。
1986年9月、5代目(HC系)へ移行しました。従来同様4ドアセダンと4ドアハードトップの二種のボディを用意してましたがクラウンやセド/グロに対抗すべく、いずれも風格を感じる重厚な装いに変身しました。さらに快適性や豪華さだけでなく運動性能も重視されたのが特筆されました。
まずは前期型のハードトップから、2000リミテッドです。2007年8月、広島市内にて。

ボディ剛性の高さを感じるガッチリした骨太な雰囲気がイイですね。ハードトップはツートンのボディカラーでした。
メカニズムもかなり気合いが入れられ、エンジンはマツダ初となるV型6気筒が新開発されました。そのV6エンジンはJF型と呼ばれる2リッターでNAとターボの二種が用意され、シリーズの中核に位置付けられました。廉価グレードにはFE型2リッター直4ロータリーエンジンはも用意されました。ロータリーエンジンも用意され、RX-7と同じ13B型ターボが搭載されました。
駆動方式はFRを踏襲しましたがリヤサスペンションは当時でも珍しいマルチリンク式が採用されました。上位モデルには電子制御サスやABSも装備されました。
1987年にはエンジンの排気量を拡大したJE型3リッターV6が登場、ルーチェ初の3ナンバー車となりました。その3リッターは翌1988年のマイナーチェンジでSOHCからDOHCへ進化しました。
ハードトップの画像を掲載していきます。ロータリーターボリミテッドです。2011年5月、門司港にて。
後期型のハードトップです。量販モデルだった2000リミテッドです。2006年4月、広島市内にて。
3000ロイヤルクラシック。最上級モデルです。なお、3ナンバー登録となる3リッターは大型バンパー採用で全長が長くなります。2011年5月、門司港にて撮影。
3000リミテッド?ロイヤルクラシック?ワインレッドのカラーもオシャレな雰囲気でお似合いです。2008年5月、三次市内にて。
続いては4ドアセダンの画像を掲載していきましょう。比較的個人ユーザーの多いハードトップに対してこちらは法人需要が多かったです。画像はすべて後期型となります。
3000ロイヤルクラシック、2006年1月、広島市内にて。
2000リミテッド、広島では土地柄、企業の役員車や役所の公用車など黒塗りでフェンダーミラーの個体が多かったです。2005年1月、広島市内にて。
消防の指揮車としても使用されていました。2005年1月、広島市内にて。
広島では当然タクシーも存在してました。2004年12月、広島市内にて。さすがに法人タクシーは絶滅しており、2012年現在は個人タクシーでわずかに棲息してる状況です。
当モデルだけでなく歴代モデルは海外ではマツダ929の名称で販売されていました。
それと、当モデルは韓国の起亜自動車でもノックダウン生産されており、細部のデザインを変更したうえで起亜ポテンシャの名称で韓国で販売されていました。
1960年代から四半世紀に渡ってマツダのトップレンジを担ってたルーチェですが、1991年5月、新たに登場したセンティアにバトンタッチされルーチェの歴史は終止符を打つことになりました。タクシーや教習車など一部のモデルは引き続き継続されましたが、マツダのタクシー車撤退に伴いカスタムキャブと共に1995年末に生産終了となりました。
それでも最終型となった当モデルは生産終了から20年以上経過するにもかかわらず、台数が少なくなってきたとはいえ路上でまだ見かける機会は多かったりします。おそらくクルマそのものの完成度が高いのと、ルーチェに代わるクルマが存在せず乗り続けてるのかもしれません。そう考えてみると本当に名車かと思います。
1960年に軽自動車のR360クーペでマツダは四輪乗用車市場に参入し、ルーチェは1966年に登場して以降マツダのトップレンジとして君臨、ロータリーエンジンをはじめとした技術や新機構でマツダ車のイメージアップに貢献してきました。ゆえにこれからもマツダを語るには絶対外せないクルマといえるわけです。
これにて6回に渡って開催したルーチェ祭りを終了いたします。

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