生物多様性条約締約国会議の成果を講演することが多い昨今である。参加者からの質問で多いのは「セキュリティ内で行われたことが外に伝わらなかったので、中で何があったのか分からない」と言う不満である。
条約の仕組みを説明しても理解は、得られない。
生物多様性条約締約国会議を例えるならば、それは学校である。
言わば、義務教育の学校に近い。校舎内で行われる授業、カリキュラムは、条約であつかっている24のテーマに値する。そして、運動場で行われる体育や理科の実験などがサイドイベントに値する。サイドイベントは、外から見えるので、何が行われているか想定が付く。
さて、中で何が行われているか分からないのは、そのカリキュラムが英語で作られているからである。日本語が国連用語になれば、カリキュラムも分かりやすくなるが、何時になるか、不明である。
更に分かりにくくしているのが、この学校の仕組みにある。国会の議決の仕組みがあることである。締約国会議で決まった決議は、国会とは、若干異なり、議員の他に、研究機関やNGOからの意見が言えるところにある。
いずれにしてもセキュリティ内に入らないと何も意見を反映できない事実は変わらない。
国会の審議は、インターネット社会であり、ネット中継がされている。録画も見られる。生物多様性条約締約国会議も同様にネット中継が見られ、録画も見られる。
このように、少しづつ進歩しているが、少なくとも今回の締約国会議で決まった決議は、日本語に訳して、広く市民に理解してもらえる努力が必要である。
取り急ぎ。
………
“自然と共生する社会へ!”
草刈秀紀 from iPhone

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