
気まぐれ猫川柳講座@
今年は、本腰を入れて川柳を勉強しようと考えており、「気まぐれ猫川柳講座」と題して、不定期に川柳に関わる記事を載せていく予定である。
コメントをいただければ幸いである。
「言い出したんやから、途中で投げ出さんと、ちゃんと続けなあかんで」
政治家は辛い?国民はもっと辛い!
田中直紀防衛相が、就任後1ヶ月もたたないのに、
国会答弁等で「わが国の防衛問題」について知見の無さをさらけ出している様を見るにつけ、
「前任者よりひどいのでは?」と思ってしまう。
その田中防衛相が、
沖縄局長講話問題で、真部局長の
更迭をめぐって右往左往している様子は、
「部下も部下なら、上司も上司」と言いたくなる。
そこで、
『すかたんな上司に引導渡される』という作品を作ったのだが、もう一つしっくりこなかった。
2月4日の朝日新聞川柳に以下の作品が掲載されており、「なるほど」と思った。
『お粗末がお粗末を始末する粗末』(山梨県・笠井彰)
・・・なかなかに
「おかしみ」と「ひねり」のきいた作品である。
川柳の3要素の一つ
「うがち」は、感じたことをそのままストレートに表現するのでなく、
ちょっとひねりを加えて表現するのがよいとされる。
そういう意味では、「すかたんな上司に引導を渡される」のでは、ややストレートであり、
「お粗末」という代名詞を使って上司と部下を暗喩し、「粗末・始末」と似通った韻を踏むことでリズム感を出している。
やはり、なかなかのレベルである。
それにつけても、
現政権与党は人材不足の感が強い。猫の世界からは、こんな川柳も聞こえてくるくらいである。
『猫は言ういっそ僕の手貸しましょか』(猫まんま/初登場)
政治家は辛いかも知れないが、その
政治家に国政を委ねる国民はもっと辛いんだにゃ〜。
「なんぼでも手貸すで。ほんま政治家にはしっかりしてもらわんと。」
サラリーマン川柳に見る世相の変遷
第一生命が主宰する
『サラリーマン川柳』も今年で
25回目(四半世紀)を迎える。
ここで取り上げられる話題は、
@サラリーマンの目から見た会社組織や人間関係、Aサラリーマン家庭のありさま、Bひいては日本の現代社会の様子を、
「うがち」、「おかしみ」、「軽み」を駆使して表現してくれる。
つい笑ってしまい、その後にじんわりとワサビがきいてくる。
最近10年間の最優秀作品(読者投票で決定)をご紹介する。
第24回(2011年)
『久しぶり〜名が出ないまま じゃあまたね〜』(シーゲ)
第23回(2010年)
『仕分け人 妻に比べりゃまだ甘い』(北の揺人)
第22回(2009年)
『しゅうち心なくした妻はポーニョポニョ』(オー マイ ガット)
第21回(2008年)
『空気読め! それより部下の気持ち読め!』(のりちゃん)
第20回(2007年)
『脳年齢 年金すでにもらえます』(満33歳)
第19回(2006年)
『昼食は妻がセレブで俺セルフ』(一夢庵)
第18回(2005年)
『オレオレに亭主と知りつつ電話切る』(反抗妻)
第17回(2004年)
『課長いる?返ったこたえは いりません!』(ごもっとも)
第16回(2003年)
『タバコより体に悪い妻のグチ』(−小心亭主−)
第15回(2002年)
『デジカメのエサはなんだと孫に聞く』(浦島太郎)
ちなみに、私の好きな川柳は、3、4年前だったと思うが次のようなものである。 当時、企業で中高年社員の余剰感が取りざたされていた。
『犬はいい がけっぷちでも助けられ』
「犬とちごうて、猫はがけっぷちなんか近寄れへん。危険予知が出来てるからな。」

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