録画してた三谷幸喜の舞台
「ベッジ・バートン」を見ました。最初は「いつもどおり合格点!でもちょっと長いかしら」などと冷静に見てたのに、最後の方で不覚にも泣いてしまった。
アニー(深津絵里)が健気すぎる。優しいけど弱くてずるい男性陣の中にあって、全てわかっていてそれを許すアニー。まさに、深津絵里のはまり役じゃないか。演出家の思うつぼだわ。…と思っても、やっぱり涙が出てくる。
以前、野田秀樹の「半神」「キル」で初めて深津絵里という女優さんを知ったのだけど、それ以来彼女の映画や舞台は見てみようという気になっています。
あとすごかったのが浅野和之の十一役!一人ひとりのキャラが濃いのに、ちゃんと演じ分けできているのに感心しつつも、割と簡単に笑いを取りに行ってるのを見ると、三谷さん、いいんですかね、と一言言いたくなってしまう。
もちろん、主役といえる夏目漱石役の野村萬斎、そうたろう役の大泉洋は当然さすがです。野村萬斎の声と立ち姿って狂言で鍛えられてるんですね。本当にいい。
三谷幸喜の舞台は今やwell-madeで当たり前でしょう、という観客の期待感で、彼自身はじめ俳優の皆さんも毎回結構プレッシャー感じているんだろうなあ。
ちょっと感じるのは三谷幸喜って芸達者が好きだということ。演出家でも新しモノとか未知数好きな人もいるし色々なんだろうけど、なんだか「強い選手の好きな巨人軍」を連想してしまいました。
昔はTVで舞台中継を見るなんて言語道断、と思っていたのですが、最近はちょくちょく録画で見ています。
それでも、十分楽しめはするんだけど、確かに舞台は生がいいかなあ。来年は重い腰、また上げようかしら。

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