2012/12/8

夜行列車の女性  

大学を出て間もないころ、私は山陰地方の旅に出ました。京都駅の日本で一番長い山陰線のホ-ムから、出雲行の夜行普通列車に乗りました。90度の背もたれの固い椅子で向かい合わせで四人が座れるボックスシ-トの窓際に私は席を取りました。四人座ると窮屈で、足を延ばすのは譲り合いです。

夜行列車の窓は鏡になって、外の景色を見ているようでも中の人たちの表情が分かります。同じボックスの斜め前、廊下側に座る人目を引く女性に関心が向きました。夜行には不似合いな白っぽい衣類を着ています。

彼女とは座席に座る時に目礼を交わしただけででする。いつの間にか京都を出てから一時間がたちました。夜のしじまの中を夜行列車は一つずつ駅に停車しながら進んでゆきます。

「どちらまで?」と思い切って聞きました。ニコリと笑って鳥取まで行きますと応えた。大学生だった。大学祭の休みで実家に帰ると言った。家は鳥取城の近くですよと言った。

窓から隙間風が流れ込むので、なるべく内側へ体を寄せると、座りかえていた彼女の肩と触れ合った。足元から暖房の熱が上がっているが、彼女の体も暖かかった。

「鳥取で下車しませんか?」と彼女は言った。迎えに来た父親に、「大学の先輩です」と私を紹介した。大きなお屋敷で、朝食とお風呂に入り仮眠させてもらった。

「京都で会ってくださいね」「はい、ご連絡をお待ちしています」と交わした温かい言葉の余韻を残しながら、私は松江へ向かう列車に乗った。

大人になってからは声をかけるのが怖くなりました。
勇気が出ないのです。
このあいだ、パーティパーティというパーティサイトを通じて婚活パーティに参加したのですが、なかなか思ったようには行動出来ませんでした。
昔の勇気はどこへいったのやら・・・。
0

2012/10/29

teacup.ブログ START!  

ブログが完成しました

ケータイからも、閲覧、投稿が可能なので、どこからでもブログの更新が行えます!

teacup.ブログはひとりで複数作成可能なので、ブログの内容によってブログを使い分けることもできます。
ブログ追加新規作成

また、投稿の仕方、管理画面の使い方につきましては、ヘルプ一覧ページに詳しく記載されています。
ヘルプ一覧

*この記事は管理画面から「投稿の管理」→「削除と編集」より、削除または編集していただいて構いません。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ