10月から形成外科を回っています。
なんで形成外科??って、思うかもしれないですが、
正直最近注目される夏井先生なり、褥瘡に関するラップ療法なり、
創傷治癒という外科に一番必要な知識を蓄えられる領域は
形成外科であると考えたのと、
整形外科に必要な領域の中で
小児整形外科に属する分野が当院の形成外科では盛ん、
おまけにレーザー治療も見れる。
そして、SKGHでは救急病院のイメージが強い中で、
形成外科はものすごい美容にも力を入れていて、
眼瞼手術なり、レーザーによるしみ治療だったり自費診療の類も多く、
一般に言う美容形成もしっかりやっています。
QOLに沿う形での患者への接し方とその患者数たるや、
部長がガンガン回していく治療の数々を見ていると
神業に近いものを感じます。
部長の著書の中に同僚が発見した言葉があって、
「私が一番好きなものは救急。だから、開業しないでこの病院にいる。」
という言葉があるそうです。
私はこっそりそんな部長が大好きで、女性医師として尊敬しています。
面と向かっては言わないけど、
サバサバして実のところ患者さん思い、職員思い。
職員さんが困ってたらすぐに救出策を講じたり。
そういうところ、すごいと思います。
実際、24時間on callの形成外科って聞いたことなかったし。
そういうのを率先して行う時点ですごいことだと思います。
でも、実はそんな部長に、
「大股開きでそこら辺に寝ないの!」とか、
「靴の中敷きを更衣室に干さない!」とか、
お母さんのしつけに近い教育も受けています(←笑)
麻酔科の先生にも再教育(ただ、からかっているだけ?)を受けているエンカオ。
・・・すいません、いくらしんどくても気を付けます。
ICUの師長さんにも「床でぱったり寝てたよね。」と言われて、
私が記憶ないのかどうなのか、あんまりにも覚えがない。笑
そろそろ気を付けましょう、余裕出てきたし。
やっと、整形外科学会にも入って、認定医までの道筋を確認。
形成外科での症例も自分なりにまとめてしっかりとファイリングを行う。
未来につながる今の研修は3時間睡眠でも楽しくて、
本を開きながら勉強したり、私以外は全てシニアの先生なので、
ものすごく丹念に指導してくれます。
しかも、(外科系)女性医師が多いので何となく仕事しやすい。
ガシガシしごいてくれて、その上にかわいがってもらえるので嬉しいです。
医局長(医局ではないが、仕事の仕方が医局長。笑)とか、
何しでかすかハラハラしながら見守ってくれていたり。
ナートの仕方はもう針の角度から指の使い方まで細かく指導されます。
スキンフックで縫う真皮縫合、骨膜の縫合、デブリの方向性、
また顔面外傷に対しての治療など・・・一つ一つが新鮮。
また、形成外科はすごく個人行動も多くて、
皆が空気を読んで行動する必要のある診療科ではありますが、
あうんの呼吸で動いている所があります。
仕事が終わっていないところを探して全部やっていく必要があります。
シニアはここ育ちなので殆ど全ての業務を短時間で確実に行い、
オンコールに関わらず「楽〜」と言っている位。
何でも笑顔でコンサルト受けちゃうっていう。
優しい先生です。
今までが総合的な診療科だったので、綿密な精査とかずっと逐一言われていたけど、
ここはまた別の角度から診療しているので、
緻密さのレベルが人一倍ではあるけれど、
内科的なものがほとんどなくなった感じです。
けれど、糖尿病患者の創傷・感染創などを見ることもあって、
熱傷に対する全身管理もやってみたり。
小児熱傷管理とか小児科+内科知識が必要で調べるのが3時間くらいかかる。
やっぱり、ここで築いてきたプライマリ・ケアだったり救急対応が
少しずつ応用に結びついているような感じです。
具体的には、
外科の時に見ていた女の子の重症管理を思い出しながら薬剤選択ができ、
次に起こるべきことを予想できたりもする。
相談するべきはどこかがわかったりする。
内科で見ていた全身皮膚軟弱性病変がある患者さんもICUで見たら大丈夫だったのかな?とか。そういう治療(予防投与だったり・・・。)が必要だったな、とか。
それでも、形成外科的な知識が更に上乗せされなければ、
到底太刀打ちできないので、
学生時代さぼってたツケで毎日勉強勉強です。
+αで術式を学んで、オペレコを書いていく。
見て学ぶ、でもできない。
自分が要領良く一発でこなせる人間でないことに
本当に悲しくなることもあるけど、
それを踏まえて毎日病院で過ごしたりしている姿を見て、
もどかしいだろうに毎日指導継続してくれる指導医に感謝です。
ただ、毎日成長してくる手技レベルに自分も満足満足。
最近、楽しい中でも自分が今自己嫌悪になること。
どのようにモチベーション管理を工夫しなくてはいけないか、
今は本当にそれが悩みです。
その合間にER当直があると、相当疲れがどっとでるのか、
ずっと患者さんが「風邪ひいた。」で来たりすると辛くなってきます。
インフルエンザブームのために、
ずっとインフルエンザの説明をしなくてはいけなく、
患者さんも不安に思っているのでいつもより説明が大変になる。
マスコミの影響なのか、発熱=インフル検査になっていて、
やらなかったら批判されたりする。
モチベーションが下がると本当に診療レベルも相当下がってしまっているので、
自分でもものすごく疾患によって集中力を失っているときに気がついてしまう。
最悪だなぁ、って思うことがあります。
自分の持ってるスピードが生かし切れなかったり、
集中力が4時間以上もたなくて相当しんどくなったり。
鬱ではないんだけど、仕事内容によってやる気が全然変わってきて、
正直自分でも意識していないところで、
態度に出ている気がして怖い思いがします。
体力や精神力を保つためのモチベーションをどこかで自分が工夫しないと。
「患者を治さなくちゃいけない!」っていう意識は残っているけど、
自分の治療域値が相当上がってしまっていることに最近気がつきます。
敗血症じゃなきゃ別に遅くてもいいや〜というような、
どこか重症慣れしてしまっているんだろうか。
今後はできれば対症療法も使いこなせるように、
そういう意識に変換していかないといけないなぁと思います。
なんだか、「とりあえず診療」に満足してしまっている気がします。
いつも風邪に対してPL顆粒出している場合じゃなく、
他にも患者のニーズに応えられる工夫を考えたり、
診察と確定診断に行き着くまでの過程を工夫したり、
現病歴での聞く技術を質の高いものにしたり、
マンネリを防ぎたいなぁ。
一つのことに集中すると他のことがどうでもよくなっちゃう。
本当に大切なことも何もかもがどうでも良くなるこの性格を何とかしないとね。

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