ERにいるとたくさん患者さんを診断するチャンスが増えますが、
良くも悪くもどうしても見逃してしまうようなことがあります。
自分はどうしても見逃しが多いのですが、
対策としては違和感のある症例には自信を持って外来フォローを
必ず入れるようにする必要があるように最近思っています。
一番びっくりしたのは、人生で一番痛い頭痛と激しい吐き気で、
普通に国家試験的にくも膜下出血を疑った患者さんが、
劇症肝炎だったりしたこと。涙
救急車は自然とトリアージを高くできるので、
なかなか見逃しは少なくなるのですが、
walk inではなかなか甘くなって見逃してしまうことが多いです。
DICを起こしているような胆管炎が歩いてきたり、
胃癌が幽門閉鎖して食べれなくなっていたり、
患者本人が自信を持って明らかに脳梗塞起こしながら歩いてきたり、
脂肪腫かと思ったらヘルニア飛び出てたり、
・・・医学で習う以上に常識を逸していて、人間の力強さを感じます。
こういう力強さの影に疾患が潜んでいる可能性は非常に高く、
楽観的観測が許されないところに、
自分は医師としての素質があるのかどうか・・・と、
悲しい気持ちを覚えることが多々あります。
全部検査をすればいいわけでもないですが、
どこかで違和感を感じたときにどこまで妥協せずに突き止めるかは、
自分でも難しい問題だなぁと思います。
ただし、自分の傾向としては妥協に傾く傾向が強いので、
できるだけオーバートリアージをするべきなのかもしれない、と
考え方を改めようと思います。
最近、違和感あったら全例相談にしようと思いました。

11