所感をだらだらと書きます。
最近ずっとお産についていて自分がよくわからないことだらけだなぁ、と
ものすごく実感することがあります。
正直に言って、立ち会っても立ち会っても、
どうしても今後どうなってくるのかが予測不可能なので、
少しのヒントを元に手探り状態という気がします。
例えば、自然分娩だったらどのくらい胎盤が出てくるのを待つことができるとか。
15分位みたいだよ〜、言われたのですが、
でも、胎盤が出てこなくても挟まっているときもあるわけで、
そういう判断ができないことが非常にあります。
上の先生が中から胎盤をいともたやすく出してきたりしているのを見ていると、
なんだか少ししょんぼりしてきます。
臍帯牽引して胎盤を用手ではなく自然剥離する場合でも、
やっぱり用手というんじゃないか?
という疑問があったりもします。
こういう場合は用手ではないんだな〜とか、
線引きできないことがあります。
胎盤が剥離して卵膜も出てて、胎盤を出している最中に、
臍帯がはじっこについているが故に
引っ張っていて違和感を感じたりもします。
そういうときはかなり焦ります。
ただ、それを顔に出さないように上の先生をタイムリーに呼ぶのは至難の業で、
大したことなくても助けを呼んだときなど、
いらない心配をかけてしまっているんだろうなぁと思います。
胎盤が何故か出てこないときもあります。
ものすごく時間をおいても出てこない場合は、
胎盤に血液がたまってしまうため、早く出してあげる必要があります。
子宮底マッサージや母乳を子供にすぐ与えたりと、
子宮収縮を促すためにしてあげた方が良いときがあります。
ただ、これらの要因は今の自分には予測不可能で、
もっと経験を積めばわかるのかもしれませんが、
すんごくよくわからないときばかりです。
一番大切なのは患者さんのことを考えること〜と思うので、
まずいと思ったら、すぐ上の先生を呼ぶことは呼ぶのですが、
ずっと一人で判断できずじまいなのもやっぱり悔しいもんです。
あんまり理論的に理解していないから判断もできないのかもしれませんが、
理解していても怖いものは怖いです。
最近殊更どういうものがリスクになるかもすぐにイメージができなかったり、
自分の見通しの甘さだったり、考えれなさっぷりに愕然とします。
Rh(ー)だったら輸血の準備もするために輸液を先にかけなくちゃいけないとか、
なかなか言われないと出血リスクがないから、
油断していると大量出血したときに血液がすぐに準備できないなんて
かなり危険な状態ですよね。
あと、どのタイミングでどういう検査を出すかも重要。
意外と厳密に初産婦にも検査を出す必要があったりして、
学んだだけじゃ経産婦でしか警戒しないんじゃないでしょうか?
話は変わって、ERのできごとですが、
中耳炎の子供に対して軽症で初発の子供には鎮痛剤のみ処方として、
中等症以上に抗生物質、
反復例は耳鼻科コンサルトを必ず行うようにする。
副鼻腔炎の既往がある子は警戒してフロモックス(第3世代セフェム)
とか、色々症状によって自分は分けているんですけど、
その分類も正直に言えば厳密にはわからないのです。
中耳炎の全てを知っているわけでもないし、
時々外耳炎症状に似ているときもあります。
また、子供の痛みの訴え方は、子供が医者を医者として認識すると、
「痛くないから注射イヤ。」とかになることもあります。
そういうわけで、どこが痛いのかわかりません。泣
ただ、それでもこの子供はどういう理由でまずいのか、とか、
少しずつ理解できてくるときもあって、
一度見た症例であれば何となく「もしかして?」って、
予想することもできます。
赤ちゃんであっても、元気で問題ない赤ちゃんであれば良いかと思ったり、
かと言えば、元気のない雰囲気から危険な病気のスクリーニングの必要性を感じたり、
経験から来るカンはここ3ヶ月小児科の患者を診ていて随分わかるようになりました。
また、何をプレゼンにおいて発表するポイントとなってくるかがやっとわかってきて、
時間さえあれば十分な説明もできるようになってきました。
時間がかかりますが・・・。
できることも増えてきたけど、
できないとわかることもたくさんあって、
悔しい思いはたくさんあるけど体力もなかなか使い果たしてきて、
こんな状態ですが、とりあえず有意義に毎日を過ごしています。
一番自分でも情けないのは患者さんの話の聞き方だったり切り上げ方が
非常に下手くそで、要領を得ていないところにあると思います。
しっかり満足度も上げながら、自分の至急やる必要のある診察をどのタイミングで切り出して行うか。すごく難しいと思います。
忙しくしていると、やっぱり全てを聞きに徹することはできません。
その間に、仕事がたまっていきます。
また、同じ胃炎の薬でもどれを出すかによって意外と症状が全く違ってきたり、
勉強することは山ほど増えていきます。