神風が吹いたというか…
奇跡が起こったというか…
いつもながら我がオケの本番での化けぶりには舌を巻く。
ステリハに入るとホールの響きも手伝ってか昨日のゲネ以上にいい感じ。
自分も絶好調が続いてくれているようだ。鳴りもタンギングのキレもいうことなし。
団長が
「金管がんばりすぎないように。抑えめでいきましょう。」と声をかけていた。

そう、このホールは700席ちょっとで奥行きが小さいため、吹きすぎると音がまわってしまうのだ。
今までならこう言われたら「なんだよー、そんなんじゃつまんねーじゃん」と思うところだが、今回は不思議と気持に余裕があって素直に納得できた。やっとマエストロの目指す音楽が見えてきたからでもあろう。
マエストロは昨日のゲネのいい雰囲気を崩さぬよう細心の注意を払いながら流れを作っていった。かと思えばここぞというところでは納得のいくまで繰り返す場面も。
本番はさらにテンションが上がり集中力も増して、いい緊張感のなかでチャイコフスキーのロマンチシズムを十分に堪能した。
チャイコというと(今回の2曲は特に)どうしてもド派手金管バリバリお祭り騒ぎのイメージがつきものだが、
バカ吹きしなかったら周りの音がよく聴こえて見通しが良く、合わせやすかった。いろんなところでいろんな美しいことをやっているのがよくわかったし、通常はトップノートだけに耳が行きがちだけれどもハーモニーを強く意識することによってゴージャスで色彩鮮やかな響きを作り上げることが出来て楽しかった。と同時にこんな曲を作ったチャイコフスキーに対する畏敬の念を強くした。
チャイコフスキーの音楽に対する固定観念を打ち破り、それをお客さまに伝えることができたこと、更には徐々にではあるがマエストロが目指す音楽の本質を理解して要求に応えることができる一人前のオケに成長しつつあることを実感できたことが最高の収穫といえるだろう。
☆打ち上げでの弦トレーナーの先生のお言葉
「悪人になれ。
聴き手の期待をいい意味で裏切れ」
善人すぎて先が読めてしまう。意表をつくぐらいであってほしい。
「
官能に訴える表現をせよ」
音楽を聴くのは気持ちよくなりたいからだ。そこを追求してほしい。
☆演奏会後に飛び交った団内メール
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先日の演奏会、お疲れ様でした。燃焼しきって、別オケの夜の練習では魂が抜けていました…
演奏会、お疲れさまでした。
前日と当日のミラクルな演奏が、とっても気持ちよかったです。
みなさん昨日はお疲れ様でした。
本番2日前からの盛り上がり方、みなさんどこにこんなエネルギーを隠し持っていたのかと驚きました。
大学オケにも負けない熱い演奏ができ、すごく気持ちよかったです。
本日の演奏会はお疲れ様でした!
昨日のGPから良い意味でテンションアップし、少しは石毛先生の求められる音楽に反応できたかなぁ、と思いました。
本当にいい演奏でしたね。わたしもアンケートはまだ見ていないのですが、面白いエピソードがあるので一つ。
知人の後ろに座っていた男の子二人組みの話です。
終演で拍手の合間から聞こえてきた会話は
「アンコールがどらえもんの歌だったらいいなぁ〜」ですって。
知人は笑いそうになったとかで、ほほえましいでしょ?
先日の演奏会、ほんとうにお疲れさまでした。
良い演奏が出来て出演者・観客双方が満足されたことももちろんですが、史上最大の団員数、史上最少のエキストラ数、史上最安の演奏会費(^^;)という意味でもエポックメイキングな演奏会だったのではないでしょうか。
本番のステージは一陣の風のように通り過ぎてしまいました。
今回も余裕のない演奏で譜面にしがみついていたというのが実情で、ヴィオラの天国は、あっ。一瞬ありました。数小節。
演奏会のアンケートに金管が元気がない とのご指摘があったようで、これ私が ステージリハーサルで、『金管がんばり過ぎなくていいです』と強調したことが一因かとおもっております。
以前 悲愴をやったときに 金管がかなりがんばってしまい、ホールが飽和状態になって、元団員の方にも、もっと金管を押さえていいかも といわれたのを思い出しまして・・・
でも、W君も書いてくれていますが、誓って あのくらいの 理性を持った演奏の方が 第一生命ホールの場合は きれいに聞こえると思います。
(K先生は もっと 出してもいい とおっしゃるかも。。。今度お話を聞いてみます)
アンケートを読ませていただきましたが、
・木管すばらしい
・金管がもう少し元気だとよい
という意見が多かったように思います。
ですが、これは木管や弦の旋律がちゃんと聴けるように、
作曲者のイメージどおりの音になるように、
石毛先生が金管の音量を落とすように指示した結果であり、
それによって木管の本来の旋律が浮き出たことで
アンケートの好評につながったのではないかと考えています。
多くの人は石毛先生がおっしゃったように、
金管がバリバリやる演奏が本物だと思っているでしょうから
(私もそうでした)、いつもより金管が小さいな、
でも木管は良く聴こえるな、という感想になったのでしょう。
木管の方々だけでなく、金管の皆様も(もちろん弦も)
ブラボーだったと思います。