<今月のテーマ:海のゴミから地球が見える>
● 『漂着ゴミに悩む海辺の集落』
福井県小浜市矢代。人口58人のこの漁村は、以前は海水浴で賑わった景勝地だった。しかし今、その海辺におびただしい数の漂着ゴミが押し寄せていた。
かつての美しい海はゴミにあふれ、住民達は押し寄せる漂着ゴミをただ見守るだけしかなかった。
ゴミが流れ着くようになったのはおよそ10年前。
漂着ゴミを取り除いて、この地を昔のように元気な場所にしたい。
5人のメンバーが向かった。
こうなった原因や解決策を論じていても何も始まらない。ひとつひとつゴミを拾うことからしか始まらないのだ。
昔の人たちやよその国の人々が捨てたゴミをひたすら拾う5人の若者たちの姿は、未来の子供や孫たちの姿に見えた。
文句も言えず、避けて通ることもできない課題を、われわれ大人は子供たちに押し付けようといている。
● 『どうなっているの?ニッポンの海』
魚にはそれぞれ生きていくのにちょうどいい水温がある。魚にとっての水温1度の差は、われわれに人間にとっての10度の差に相当する。魚たちの体の温度は、川の温度や海の温度、暮らしている水の温度と同じ。その水の温度が0.1度上がることは、われわれ人間の平熱が1度上がることと同じなのだ。
今、日本の海である異変が起こっている。ここ100年の間に日本の周りの海水の温度が平均で0.7℃〜1.7℃上がってしまった。
この影響で瀬戸内海では南の暖かい海に住むナルトビエイが住みつくようになった。ナルトビエイの大好物はアサリ。1日に4キロもアサリを食べるので、瀬戸内海ではアサリが採れなくなってきた。
こうした魚が南から北へ移動する現象は日本の各地で起こっている。
● 『大人ドリル・地球温暖化』
Q.過去100年間、地球の年間平均温度を高かった順に並べると、ここ10年の気温はトップ10にいくつ入っているか?
A.8つ
1位:1998年、2位:2005年、3位:2002年・2003年・2006年、6位:2007年、7位:2001年・2004年、9位:1997年、10位:2008年
Q.130年前、明治時代の日本人と比べて今の日本人は何倍のエネルギーを消費しているか?
A.135倍
Q.現在、世界で絶滅危ぐ種と言われている生物は何種でしょうか?
A.およそ17,000種
2008年版のIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト「絶滅のおそれのある野生生物」のデータ。現在、種として記載されている世界の野生生物の数はおよそ170万種。そのうち、およそ45,000種が評価対象。IPCCでは、今後、地球の平均気温が1.5度から2.5度上昇すると、評価対象種の20〜30%が絶滅するリスクが高いと予想している。
● 『ゴミのゆくえをたどってみれば』
Q.日本全国で1年間にどれくらいゴミが出る?
A.5203万トン。1人当たりでは1ヶ月に30sも出ている。
東京都町田市では指定のゴミ袋でなければゴミを出せない。袋にかかる値段は1枚40円。お金がかかるので市民はゴミを減らすようになった。
町田市では、それぞれ自分の家の前にゴミを出す。誰が出したかすぐ分かるので、みんながルールを守るようになった。
町田市では燃やせないゴミも、粉砕して再利用できる鉄などを取り除いてあと焼却し、残った灰はセメントの原料にすることで、最終処分地に埋め立てる量を大幅に減らしている。
京都大学環境保全センターの調査によると、生ゴミの3割が「手つかずゴミ」と言われる、買い過ぎて使わなかった野菜や賞味期限が過ぎたお弁当などが捨てられたものだったという。
● 『バイオディーゼル・市民意識と行政の役割』
一般廃棄物のリサイクル率は、全国平均の19.6%に対して、青森県は12.3%と低く、中でも青森市は9.0%と特に低い。八戸市では14.4%と、県内の平均を上回っている。
7月1日から青森市では、一般家庭から出る植物性の使用済み天ぷら油や古くなった食用油などを、市民センター2ヶ所に設置した回収箱で回収し、その廃食用油を原料としてバイオディーゼル燃料に精製し、ごみ収集車の燃料として活用する実証実験を始めた。
「青森県全体ではリサイクル率が非常に低いと言われているが、しくみ作りをうまくやると市民の協力も得られるし、決して意識は低くはない」と八戸市環境政策課長は語る。
環境に対する市民の意識をいかにすくい上げ、実効性ある仕組みを作っていけるか、ようやくスタートした青森市による廃食用油の回収は、環境問題で行政が果たす役割を問いかけている。
● 『エコポイント交換申請開始』
「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」は、地球温暖化防止、経済の活性化、地上デジタル放送対応の普及を目的として、省エネ性能の高いエアコン、冷蔵庫、テレビを購入された方に対して、一定のエコポイントを差し上げ、これを使って様々な商品(商品券・プリペイドカード、地域商品、省エネ・環境配慮に優れた製品など)をお求めいただける仕組み。
<エコポイント発行対象期間>
平成21年5月15日〜平成22年3月31日購入分まで
<エコポイント登録申請受付期間>
平成21年7月1日〜平成22年4月30日
<エコポイント交換期間>
平成21年7月1日〜平成24年3月31日
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【参加者の感想】
今月の出席者は
6名でした。
Aさん
海のゴミ、陸のゴミ、家庭のゴミ。個人個人の自覚がどれだけのものかでちがう。でも、目の前からなくなるとホッとする、私だけでしょうか。県内でもこんなに温度差があっていいのだろうか。
バイオディーゼルを見てさわってみたいです。
Bさん
ゴミの問題⇒未来の子供達の負担を少なくしないといけないと思った。
エコポイント⇒自分でも買うか迷っている。
太陽光・BDF⇒市内でもどんどん普及してほしいものだと思う。

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