ニュージーランドでは、日本にはない素敵なものがたくさんある。
例えば、
おいしい果物や野菜。
すばらしい景観。
安くてうまいワイン。
のんびりと流れる時間。
反対にニュージーランドでは手に入りにくい、日本のいいものもたくさんある。
例えば、
おいしいほうじ茶。
添加物や着色料のはいってない梅干。
コンタクトレンズをしながら使用できるマイルドな目薬。
やわらかいおいしいおかき。
森永ホットケーキミックス。
あんぱんまんのお菓子やビスコ。
キティちゃんのシールが220枚も付録についた雑誌。
この雑誌がうちにあることは、写楽はまだ知らない。
いつか効果的なときに登場させてびっくりさせてやろう。
付録にシール220枚?付録に布製バッグ?
そしてそれが数百円で売られている。
ニュージーランドでは、雑誌や本はすごく高い。
週刊誌なんて薄くてペラペラ。情報量も少ないのに、$6もする。
日本の雑誌はすごい。
あっぱれ日本。
これらはすべて「
いづみ公房」の
づみさんからの贈り物。
彼女の求心力、フットワークの軽さ、ひとに対する思いやり、すべてに私はかなわない。
仕事をバリバリこなし、梅干からアクセサリーまでなんでも作れる。
だんな様にセーターを編み、ご家族を大切にしながら、オフ会に参加する。
一日24時間を、づみさんは有効にめいっぱい使っている。
私のあこがれの女性である。
づみさん、ありがとう。
別の友達からも同日に贈り物が届いた。
即席コーンスープ。アンパンマンのスープに、写楽興奮。
ニュージーランドにもあるけど、高いわりにおいしくない。お湯をいれてもスープがだまになって溶けない。
DHC子供用モイスチャーローション。
ニュージーランドのベイビーローションは、香料がきつい。このDHCのローション、自然なもののみでできていて、べとつかずにのびがいい。
甘草の香りがする。はいっているのかな。写楽の愛用品。
シューっと吹きかける消毒薬。
ニュージーランドにもヨードチンキみたいな消毒薬はあるが、なんとまっ茶色。ヨードの色そのまま。吹きかけると、肌も服もそこいらも茶色になってしまう。使い勝手が悪いことこの上ない。
日本のは、無色無臭でちょっとした傷にしゅっと吹きかけるのにすこぶる便利。
紅椿うどんと紅椿そうめん
長崎の名産なんだって。誰かにもらったのを友達が入れてくれた。
きっとおいしいんだろうなあ。こちらでも乾麺は買えるが、日本製品とはなにかが違う。日本のもののほうが断然おいしい。
和菓子詰め合わせ袋
ニュージーランドではまず手にはいらないね、これは。日本のスーパーで売ってるようなお菓子はどうしてこんなにおいしいのだろう。
「よーかん、たびるのー!」と和菓子大好きなおさるがうちにいる。ほうじ茶や緑茶と一緒に一日一個、ちまちまと食べるのが楽しみ。
紙風船
プレイグループにもっていってみんなで遊ぼう。珍しいよね、こちらでは。
1〜2歳児が、そっと持てるかは疑問だ。写楽は、そっと持つことができずにぐしゃっとすぐにつぶしてしまう。
3年前に、タウポに住む友人のボブとコリーンが日本を訪れた際、一緒に箱根に行った。タウポと箱根は姉妹都市なのだ。
その際に箱根を案内をしてくれた箱根町役場の観光課の女性がいた。
彼女も、その後何度かニュージーランドを訪れ、ありがたいことにずっと友達づきあいが続いている。
その彼女が、送ってくれたのだ。
日本にあってニュージーランドにないものはたくさんあるけど、ないものばかりを求めるとニュージーランドに住んでいるのがつらくなる。
日本ではなかなか得られなくても、ニュージーランドで得られるもののほうに価値をおいているからこそ、ニュージーランドに住んでいるのだ。
しかし、たまに自分の国が恋しくなる。
日本の食べ物や本が恋しくなる。
日本の便利さが恋しくなる。
なくてもがまんできないわけではない。
なくても生きてはいける。
でも、あるとうれしい。
あると幸せな気持ちになれる。
そんなものを友達が送ってくれた。
そんな友達の気持ちが私を一番幸せにしてくれる。
わざわざ買いに行って、荷造りして、郵便局に行って高い郵送料を払って送ってくれる。
自分のために何かしてくれるひとがいる。労力と時間とお金をつかって。
そんな人が存在していることが、生きていく勇気を与えてくれる。
ありがとう。