美しい街バンフとも、もうお別れだ。
たった5日間のうちに、街路樹が心もち色づいたように感じるのは気のせいだろうか・・・。
一時間もあれば一回りできそうな、こじんまりとした街バンフ。
街並みがスッキリして美しいのは、いたるところに植えられた花や街路樹のお陰だけではなく、やたら大きな看板などがないからだろう。
そういえば、自販機は建物の中以外では見かけなかったし、コンビニもガソリンスタンドと併設で道路から奥まったところにあって、日本のようにやたら明るくない。
またBGMなどもほとんどなく、街全体が静かなのにはとても驚いた。
騒々しくないから、余計に落ち着きを感じるのだろうか。
こういう環境はとてもうらやましい・・・何だか日本に帰りたくなくなってしまった。
そしてもう一つびっくりしたことが・・・。
バンフで一番大きなショッピング・センター「カスケードプラザ」は、地下一階地上2階で、ワンフロアーに5〜6店舗しかなくこじんまりしているが、その2階の一角にギャラリーがあったこと。
そこでは主にロッキーの風景画が売られていて、お年寄りのご夫婦から若いカップル、そして幼い子を連れた家族などが気軽に出入りし、絵の前で何やら語らっている。
私の周りにこういう環境がないだけなのだろうか?とにかくとても驚いて、しばらく人々の様子を観察してしまった。
ところで話は変るけれど、バンフの物価は少々高めなのかもしれない。
たまたま買い物をした店がそうだっただけかもしれないが、ジュースや牛乳、そしてサンドイッチや果物は日本の1.5倍近い値段。
またアパートの家賃は、ここ数年5千円ずつ上がっていて月10万円程だから、とても一人では借りられず、ルームシェアをしている人もいるそう。
お給料は?と、色々話してくれた日本人の店員さんに失礼な質問をしたら、「安いですよ〜」との答えが返ってきた。
それにしても、バンフにこれほど日本人スタッフが多いとは思わなかった。
カナダの公用語は英語とフランス語だが、テナント前には「スタッフ募集」と日本語での張り紙がしてあるし、現地ガイドさんも日本人で、もちろん安心だったけれど、外国に来ているという雰囲気に浸りきれなかった感じもする。
でも、今回出会ったバンフで暮らす日本人たちは、生き生きとしていてとても素敵!
こういう風に、色々な場面で頑張っている人たちがいるんだな〜と、とても頼もしく、そしてお世話になったことへの感謝の気持ちでいっぱいだ。
カルガリー空港では、思いがけないアクシデントに巻き込まれてしまった。
前日にイギリスでテロ計画が発覚したため、空港が厳戒態勢になったのだ。
液体やチューブ入りの物は、機内に持ち込めないと事前に説明はあったが、当然荷物チェックなどもかなり厳しくなり、「もしかして靴の中まで調べられるかも?」という添乗員さんの言葉に緊張!。
異常を知らせるアラームが鳴ると大変だ。
物々しい雰囲気で、念入りにボディチェックをされている姿を目にすると、「大丈夫かな〜」とやましいことが無くても不安になってしまう。
それにしても、空港では2時間以上も時間があったのに、長い時間待たされたので搭乗時間ぎりぎりに駆け込む羽目になってしまった。
空の上は平和だ。
綿菓子のような雲を眺めながら日本へ・・・。
