●フィリピンにおける治安情勢
2008年08月19日
在フィリピン日本国大使館
1. 8月12日付けの「大使館のお知らせ」にて、ミンダナオ地域における治安情勢が悪化する可能性が懸念される旨お伝えしましたが、ミンダナオ地域中部、西部におけるフィリピン政府軍とモロ・イスラム解放戦線(MILF)との戦闘は引き続き発生しており、昨18日は北ラナオ州及びサランガニ州にて一般市民を含め30人以上が死亡する戦闘となっています。
また、北ラナオ州イリガン市では17日、2つの簡易ホテルで計4名が死傷する爆発事件が発生し、これを踏まえて、イリガン市は18日より、夜間外出禁止令(午後10時より翌朝5時まで)を導入しています。
2. また、ミンダナオ地域における戦闘状況が激しくなる可能性があることから、不測の事態に備えるとして、フィリピン治安当局は19日午前8時より、マニラ首都圏における警戒度を最高度に高めて警戒に当たっているとともに、ダバオ市における警戒度も高めている模様です。
3. ミンダナオ地域での戦闘が発生している地域は、主に危険情報「渡航の延期をお勧めします。」が発出されていますので、同地域に渡航・滞在を予定されている方は、どのような目的であれ渡航を延期されるようお勧めします。
また、危険情報「渡航の是非を検討して下さい。」に該当する地域につきましては、その渡航の必要性、安全対策を真剣に検討し、不測の事態に巻き込まれぬよう留意して下さい。
また、マニラ首都圏及びダバオ市に滞在されている方は、当国における治安情勢に十分注意を払い、以下の点を参考に安全対策を再検討し、自らの安全確保のため慎重に行動してください。
(1) テレビ、ラジオ等の報道に注意するとともに、治安情勢に関する情報収集を行う。
(2) テロの標的となる可能性がある政府関連施設、公共交通機関、宗教関連施設等にはできる限り近づかない。
(3) 外国人や不特定多数が集まる場所等(公共施設、レストラン、ショッピングモール、デパート、カフェ、ナイトクラブ等)においては絶えず警戒する。
(4) 入居アパート、オフィスビル及び居住区域の警備体制を再確認する。
(5) 建物から避難する場合に備えて、避難経路や避難先を再確認し、日頃から訓練を怠らないようにする。
(6) 緊急時の連絡方法を再確認する。
(7) ガラスを多く使用した高層建築物の下等はなるべく通行しないようにする。
(8) 爆発物発見等の事件発生に際しては、二次的被害を避けるため、現場に近寄らない。
(9)爆発音を聞いたら、すぐその場に伏せ、周囲の状況を見極めながら、速やかに現場から遠ざかる。