今月のテーマ 

2011/2/9

腰痛  スポーツ障害

腰痛


【症状とメカニズム】

競技中のジャンプからの着地時や中腰の姿勢などからの急激な動きにより負傷することが多いようです。

腰痛の中でも多いものは筋肉や筋膜の肉離れや使いすぎによる慢性疲労性腰痛で、急性、外傷で起こると「ギックリ腰」と呼ばれるものになります(急性腰部捻挫)。

原因は様々ですが、10代くらい若い世代には、椎間板ヘルニア、腰椎分離症(すべり症)などの重度になる場合もあるようです。

*立位体前屈(前かがみ)、長座位(足を投げ出して座る)が苦手な人、仰臥位で寝られない、なども腰に問題がある人のサインです。


【一般的な治療法】

急性のものはアイシング、慢性のものは温めたりするのですが、基本的に一番楽な姿勢での絶対安静となります。

障害部位には筋肉の過緊張を和らげ血液循環を良くするためのストレッチ・マッサージを行います。電気治療なども炎症をおさえるために有効とされています。


【当院の見解と取り組み】

腰の痛みの原因が全て腰にあるわけではなく、周りの関節の可動制限やアライメントの異常が腰部に代償作用を強いるために腰痛を起こしている場合が多いようです。

腰の問題にだけとらわれて、周囲の関節や筋肉などの問題に目を向けなければ、たとえ鎮痛剤や湿布などの作用や安静により一時的に腰痛が緩和されたとしても競技を再開すればまた同じように間違ったパターンでの運動を繰り返すことになり腰痛を再発させてしまいます。

当院では腰の動きに影響の深い下肢帯(股関節・膝関節・足関節・足の趾の関節・アーチ)や上肢帯(肩関節・肩甲骨・肋骨・胸椎)の関節の正常な動き(可動性)や筋肉・筋膜の正しい使い方ができているかどうか、また正しく使えていない部分の代償がどのように腰に影響を与えているかを出来るだけ細かく分析し、それぞれの関節や繊維に対して適切な施術を行うことで腰部への影響を出来るだけ軽減(全くないようにすることが望ましい)することを目指しています。
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2011/2/2

膝痛(靭帯損傷)  スポーツ障害

膝痛(靭帯損傷)


【症状とメカニズム】

スポーツの現場での膝の靭帯損傷で多いのは、内側側副靭帯(横方向の動きを制限している靭帯)と前十字靭帯(前後方向の動きを制限している靭帯)の損傷です。
接触プレーなどで膝を外側に捻ってしまった際や、急にターンやストップした際に損傷しやすいようです。

急性期には膝周辺に強い痛みと共に熱感と腫れを生じます。また、急性期を過ぎて炎症や痛みが治まってからでも靭帯による動きの制限が上手く出来ないために膝に上手く力が入らなかったり、不安定な状態になります。



【一般的な治療法】

受傷後すぐにはアイシングして患部を固定し安静を促しますが、靭帯の損傷が重度の場合は病院では手術の対象になることがありますが、術後も不安定性や運動制限、痛みが残ることが多いようです。


【当院の見解と取り組み方】

膝の靭帯を損傷した場合は、手術をした場合やしなかった場合にかかわらず、膝の運動軸が歪んでしまいます。運動軸が歪んだ状態のままで生活やスポーツを再開すると周囲の関節(股関節や足関節)や体幹部(骨盤や背骨)などにも歪みが波及していき新たな問題の原因になっていきます。

当院では急性期には損傷している膝に直接アプローチするような施術はほとんど行なわず、周囲の筋肉や筋膜のゆがみや引きつりを修正することで、膝を含めた足全体の運動軸を正しい状態に戻すことで膝の靭帯にかかる負担を減らしていきます。

手術後の膝関節には、手術の傷跡および周囲の軟部組織(皮膚・筋膜・筋肉など)に対して柔軟性を取り戻すための施術を行うことで筋肉が正しく使えるようになり、その後のリハビリテーションがスムーズに進められることで早期のスポーツの現場への復帰につながります。
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2011/1/28

膝痛(ジャンパー膝)  スポーツ障害

膝痛(ジャンパー膝)


【症状とメカニズム】

ジャンプを繰り返して行うことで膝蓋骨上下、脛骨粗面に炎症が起こり痛みをだします。
炎症がひどくなると日常生活でも膝を曲げるだけで痛みだしたりします。
成長期においては成長痛(オスグッド・ラッセン)と診断される事もあります。


【一般的な治療法】

一般的には、大腿四頭筋に対してのストレッチとアイシング、膝関節の可動制限および圧迫固定をするための装具を使用して安静をうながします。


【当院の見解と取り組み】
膝関節の痛みは、下肢の運動軸のずれた(関節の接合面が正しくフィットしてない)状態で運動を続けることにより起こる場合が多いのです。その原因としては足首や足部の関節の可動制限やアライメントの異常、大腿(ふともも)・下腿(すね)の筋肉や筋膜が正しく働いていないことなどによる場合が多いようです。

当院では損傷箇所に対してのアプローチとして「どのような状態で受傷したか」「どの靭帯・筋肉・筋膜の繊維がどのように損傷しているのか」などを出来るだけ細かく分析し、それぞれの繊維に対して適切な施術を行うことで乱れた配列を正しい状態に戻すことを目指しています。

また、損傷した繊維が修復されただけでは本来の動きが出来るわけではありません。「膝関節の動きと関連深い骨盤・股関節・足関節・足の趾の関節・アーチ(土踏まず)などの動きやアライメントの調整」「正しい運動パターンを再学習させるためのプログラム」を行うことで本来の関節の正しい動きを取り戻すことにつなげていきます。
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2011/1/27

ふくらはぎ痛(肉離れ)  スポーツ障害

ふくらはぎ痛(肉離れ)


【症状とメカニズム】

急なダッシュ・方向転換という動きの中で、下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋繊維が損傷をおこすことがあります。肉離れとは筋肉の繊維の断裂の事で、部分断裂と完全断裂があり、断裂部分には明らかな陥没が見られます。


【一般的な治療】

一般的には患部のアイシング及び包帯・テーピング等による固定、運動の休止・制限・他の緊張している筋肉をマッサージによるほぐし、血流を上げて治癒を促進する為、電気治療、他の筋肉に対するストレッチングをします。状態が悪い場合に病院等では手術の適応になる場合もあります。


【当院の見解と取り組み】

筋肉が収縮しようとする方向とは違う大きな外力がかかることにより、瞬間的に筋繊維・筋膜繊維は破壊されます。多くの場合、たまたま受傷時の使い方が悪かった事だけが原因になるのではなく、本来の筋肉の繊維の走行とは違った方向に使われるような間違った運動パターンを繰り返していることが根底にあるようです。

そのため、受傷時に筋肉や筋膜繊維の配列は乱れた状態のままに修復されてしまい、瘢痕(傷跡)を大きく残すことになります。この瘢痕(傷跡が硬くなった状態)が後々に様々な運動パフォーマンスの低下につながります。

筋・筋膜に対する急性損傷に対してはもちろんですが、すでに過去の損傷でできてしまった瘢痕組織に対しても適切な手技による施術を施すことで組織自体の柔軟性をとりもどすことで、本来の運動パフォーマンスを取り戻すことにつながります。
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2011/1/25

アキレス腱炎(断裂)  スポーツ障害

アキレス腱炎(断裂)


【症状とメカニズム】

多くのスポーツでは、ジャンプからの着地や急激な方向転換など足首や膝に負担のかかる動きが多く、本来は下腿筋及びアキレス腱が、その動きについていき、時には動きに制限をかけて損傷を防御していますが、過度の運動の反復などによりアキレス腱を痛めることがあるようです。軽度の場合は炎症が起き、歩行が困難になるようですが、重度になるとアキレス腱断裂を起こしてしまい、手術及びギプス固定が必要となる場合があります。


【一般的な治療法】

下腿筋の緊張をとり、足部の筋から下肢帯筋全体をほぐすマッサージやストレッチング、電気治療などが行われ、アキレス腱患部自体にはアイシングとテーピング固定をしたうえで、運動の制限か休止を指導されます。それでも予後が悪い場合は局所麻酔、鎮痛剤の注射、腱断裂の場合は手術し、ギプスにより固定などが行われますが、元の状態まで完全に治るのは難しいようです。


【当院の見解と取り組み】

アキレス腱炎をおこす原因はやはり下腿三頭筋が「固いから」ということになるのですが、「固いからほぐす」だけでは再び競技を始めたらアキレス腱に痛みが再発するはずです。

当院では、下腿三頭筋が「なぜ固くなる必要があったのか」を考えてその原因になるもの、例えば足部や踵の動きが悪いからなのか、運動軸がずれていてアライメントに異常があるからなのか、股関節の固さやハムストリングスの固さが影響しているのかなど…様々な原因を追求し、その全ての原因を根本から修正するように施術していきます。
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2011/1/24

足首痛(捻挫)  スポーツ障害

足首痛(捻挫)


【症状とメカニズム】

各種スポーツにおいて、ジャンプからの着地で失敗したり、ランニング中のコンタクトによりバランスを崩した場合などの原因により内反捻挫(内がえし捻挫)を発症することが比較的多いようです。


【一般的な治療法】
 
一般的な捻挫の治療はRICE処置から、テーピング・副木・シーネなどを使って1〜3週間の固定をします。その間必要があれば松葉杖・足部専用の固定器具を使用します。
重度のものになると関節造影をしたのち必要に応じて手術の場合もあります。

*RICEとは:Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。


【当院の見解と取り組み】

足関節の捻挫とは外力により足関節を安定させている靭帯や筋肉および膜の線維が破壊され、配列を崩している状態です。配列が乱れた状態のままで固定すると、本来とは異なった構造(不安定な関節や可動範囲の減少など)に修復されてしまいます。その結果、同じ部位の捻挫を繰り返したり、他の部位に無理な働きを強いることにより全身の捻れが生じ「新たな損傷」の原因になったりしてしまいます。

当院では損傷箇所に対してのアプローチとして「どのような状態で受傷したか」「どの靭帯・筋肉・筋膜の繊維がどのように損傷しているのか」などを出来るだけ細かく分析し、それぞれの繊維に対して適切な施術を行うことで乱れた配列を正しい状態に戻すことを目指しています。

また、損傷した繊維が修復されただけでは本来の動きが出来るわけではありません。「足関節の動きと関連深い膝関節・股関節・足の趾の関節・アーチ(土踏まず)などの動きやアライメント調整」「正しい運動パターンを再学習させるためのプログラム」を行うことで本来の関節の正しい動きを取り戻すことにつなげていきます。
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