今月のテーマ 

2012/2/27

インフルエンザの何でだろうD  インフルエンザ

前回までのブログでウイルスの性質や接触および感染してからの免疫の仕組みについて少しは理解していただけたかと思いますので、いよいよ「免疫力」を上げるための具体的なお話に入りますね!

その前に少し復習です。(前回のブログより)

  ウイルスはまずは粘膜上に付着→粘膜上での攻防→粘膜を突破されて体内に侵入→体内での増殖 という手順で感染から発症に至ります。

その間に一次免疫チームと二次免疫チームのそれぞれがしっかり機能を果たすだけではなく、連携がうまくいくことが免疫のカギとなっているのです。  ここまで
 

 粘膜上で一次免疫のシステムが上手く機能するための条件は・・・

まずは粘膜上でウイルスを一旦捕まえるのですが、この粘膜が乾燥により弱くなっていたり、さらに悪い事に表面に傷などがあればウイルスはいきなり体内に侵入してきます。

対策としては・・・

粘膜の乾燥を防ぐ → 加湿器、マスク、水分補給など

粘膜の再生(修復)をしっかり行う → 材料の確保(必須栄養素であるビタミン・ミネラルとタンパク、脂肪などの量と質の管理)と休息

ということになります。


さらに、一次免疫チームにはとりあえず今ある武器で粘膜上で捕まえたウイルスを攻撃する役割と、体内での専用の武器を作るためにウイルスの情報を収集する役割があります。

それぞれの役割を担った細胞の数が多ければ多いほど、質としての活性(元気度)が高ければ高いほど一次免疫チームが強いという事になります。

数を増やしたり質を上げたりするには、材料の確保(それも必要な物質を適正な配合比で大量に!)が最低条件になります。


 体内で二次免疫システムが上手く機能するための条件は・・・

専用の武器を持たない一次免疫チームがウイルスの侵入を防ぎきれない時に備え、専用の武器を持った免疫細胞を大量に作って待ち構えておく必要があります。

一次免疫チームがウイルスの侵入を粘膜上でしっかり食い止めてくれている間に、体内で得られた情報をもとに専用の武器を大量に作るためには、やはり材料の確保が不可欠になってきます。


風邪に限らず他の病気や怪我などの場合でも、食欲がある人と無い人で治り方に大きな差が出てしまうのも、この材料の確保が関係しているのです。

下痢や嘔吐などの症状がある人は、この症状で疲れて弱るのではなく、「材料の確保が出来ないから治したくても治せない」という事になっているのですね。


気合と根性がいくらあっても、また、予防接種を受けていても、風邪薬を飲んでいても、免疫に必要な材料が不足していれば、免疫システムの「数と質」は全く上がってこないのは当然ですよね!


ウイルスをやっつける事が出来るのは、唯一「免疫システム」だけなんだから

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2012/2/23

インフルエンザの何でだろうC  インフルエンザ

インフルエンザに感染したくないなら、ウイルス特有の感染の仕組みを理解して、感染経路に対して予防をすることが大切です。

ポイント@

・他に人がいる環境では、こまめに手洗い・うがい

・乾燥していて人が多く集まるところに出かけるときは、マスクの着用

これらは、自分が保菌者(菌では無いから保ウイルス者?)にならないための基本的な予防法になります。

ポイントA

加湿器を用いて、自分の過ごしている環境の湿度を高めに保つ(少なくても50%以上が望ましい)

この方法は、他の人(家族や来客)がウイルスを持ち込む事に対して、ウイルスが人間の粘膜に付着して感染発症する事を防ぐ予防法になります。


今までの3回の「インフルエンザの何でだろう」を読んでもらえれば、よくわかると思います。

この基本を怠れば、たとえ予防接種を受けていようがウイルスはあなたの鼻やのど、目などの粘膜に付着してしまいます。

ここからが大切なお話になります。

ウイルスが付着してしまった粘膜上で免疫に対する環境が整っている場合には、粘膜上での「一次免疫機構」が働くことで、体内への侵入を防ぎながら、ターゲットとなっているウイルスの情報を収集して体内で抗体(特定のウイルスをやっつける為の専用の物質)を作りはじめます。

この、粘膜上での攻防で上手くウイルスを撃退出来れば、「何だかのどや鼻の調子が悪いな」と感じている間に治ってしまいます。一次免疫チームの勝利です!

また、しっかり粘膜上で一次免疫チームが門番として頑張ってくれている間に(時間稼ぎが出来た場合)、体内で撃退専用の物質を大量に作ることが出きます。

それを持った二次免疫チームが体内で待ち構えていますので、たとえウイルスが一次免疫チームの網をすり抜けて体内に入ってきたとしても、二次免疫チームが即座ににやっつけてしまいます。

つまり、「感染したが症状の発症は起こらず」という事になります。体外の一次免疫チームと体内の二次免疫チームの共同戦線での勝利という事になりますね!


ここまでのお話で、気付かれた方もいると思われますが・・・

予防接種はあらかじめ過去に流行ったインフルエンザからワクチンを作り、体内に直接打ち込むことで感染させ、免疫反応(抗原抗体反応)を無理やり起こさせることで、二次免疫チームに対して似たようなタイプの抗体を作る練習をさせているという事なのです。

感染の予防ではなく、感染する練習?みたいな感じですね。そして、一次免疫チームには何も起こっていません。練習も強化もされていません。


ウイルスはまずは粘膜上に付着→粘膜上での攻防→粘膜を突破されて体内に侵入→体内での増殖 という手順で感染から発症に至ります。

その間に一次免疫チームと二次免疫チームのそれぞれがしっかり機能を果たすだけではなく、連携がうまくいくことが免疫のカギとなっているのです。


いきなり体内にウイルスが侵入してくる何てことは、自然界では絶対にあり得ませんので、唐突にウイルスが体内に入る事に対して体内で思わぬ反応が起こってしまい免疫システムが異常をきたすことがあるのです。

そして少数ですが予防接種が原因となって難病になってしまいうケースが出てくるのです。(多くの予防接種ワクチンに被害者の会があるのを知っていますか?)

予防接種を受けることで万一難病になってしまったら・・・

私は全ての予防接種を完全否定しているわけではありません。

予防接種には完全に安全なものは無く、そのリスクは統計的には何万分の一かもしれませんがゼロでは無いので、そのリスクと効果を天秤にかけて(リスクバランスをしっかり考えて)から、自己責任で受けるようにしましょう。


健康に関する取り組みは、最終的に「命」に関わってきます。

「費用対効果」ではなく「リスク対効果」で考えていかなければいけないんですよ!






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2012/2/21

インフルエンザの何でだろうB  インフルエンザ

インフルエンザの流行の仕組みと対策、予防接種の意味について2回にわけて解説してきましたので、今回は予防のお話です。

インフルエンザに限らず、ウイルスや菌による感染症は私たちの身体にダメージを与えます。また、感染から発症に至ることで仕事や学業が停滞してしまうので、後からそのしわ寄せがある意味ダメージとなって身に降りかかってきます。

そこで・・・

出来るだけ感染しないように予防をする!

万一感染しても、肉体的なダメージを最小限に抑える!!

ということが必要になります。

感染しないためには・・・「感染ルートを断つ」

私たち大人は、拾い食いや自分の手をなめたりしないとは思われますが、ついうっかり知らない間に菌やウイルスの付着した手で眼をこすったりする事はあるでしょう。

また、呼吸をするために息を吸い込むのでその時の空気に混じって菌やウイルスが飛び込んでくる事も考えられます。

そこで、「手洗い・うがい」が大切になります。昔から言われている事なのに意外と実践できていない人が多いようですが、考えれば当たり前、基本中の基本なので「感染症を予防したい」と考えているならばまず一番に実践しましょう。

また、乾燥する季節にはしっかり保湿、湿度計で身の回りの気温と湿度をしっかりモニターしておいて必要ならば加湿器を上手く利用してウイルスが苦手な環境を用意するのです。

勿論ですが、一年を通してウイルスや菌は身の周りにウヨウヨ存在しています。その中にはインフルエンザよりも強くて怖いウイルスも存在していますので、「今だけ」「冬だけ」「今年だけ」ではなく年間を通じて予防に心がけたいですね。


次回は万一感染しても、肉体的なダメージを最小限に抑える!!
について書いてみます。
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2012/2/11

インフルエンザのなんでだろうA  インフルエンザ

インフルエンザの予防接種を受けているのに感染してしまうのはなんでだろう?

予防接種で獲得できる免疫反応には、「終生免疫」と「そうでは無いもの」があります。

「終生免疫」はその呼び方の通り、一度でも感染して抗原抗体反応が起これば死ぬまでその免疫反応のパターンを忘れないものを言います。

そうでないものは、予防接種を受けてから同じウイルスに感染することがなければ約3〜4カ月で忘れてしまいます。多くの人が10月頃に予防接種を受けているのに年を明けて1〜2月ごろに感染してしまうよく聞くパターンですね!

もちろん、予防接種で前もって体験したウイルスと違うタイプのウイルスに出会えば、しっかり感染して発症してしまうこともあるでしょう。


じゃあ、何で違うタイプのウイルスが流行する事が起こってしまうのでしょうか?

ひょっとして予防接種は受けても意味がないのでしょうか?


そもそも、インフルエンザに関しては「予防接種」という呼び方が誤解を招いているような気がします。

インフルエンザの来シーズンに流行するタイプはだれにも予測できません。

ものすごく解りやすいようにたとえてみますと・・・


来年の入試の問題はどの受験生にもわかりません。

そして同じ年度の同じ学校でもA日程とB日程では当然同じ問題は出ません。

だから、過去の出題から傾向と対策を学ぶ問題集が存在します。

予防接種を受けることは、ちょうど志望校の過去問の問題集を買って試しに家でやってみるのと似ている気がします。

過去問には、丁寧な解説と回答が付いてきますし、実際の試験と同じように時間を測ったり、同じような緊張を強いられる環境では解いていないので、結構よい点数がとれたりすることがあります。そこで安心してしまって勉強がおろそかになってしまうと・・・

問題集を買った人が志望校に全員合格していますか?

毎日の努力を積み重ねることでしっかりとした実力を身につけた人が、体調やメンタルも含めて完璧な状態で試験日を迎えたときに合格につながるのだと思います。

そのような人にとっては、過去問を解くことは参考程度にはなっているかもしれませんが本当に実力がある人は過去問を解かなくても合格する事でしょう。  

逆に、普段勉強もせず、体調管理もできず、ただ志望校の過去問の問題集を適当に解いて出来たような気になっている人は決して合格はしていないでしょう。

何となく言いたいことが伝わりましたでしょうか?


インフルエンザの予防接種とは感染を予防するものではありません。

「実際にウイルスに接触して感染した場合にどう対処するか」を 「過去のウイルスのタイプ」から流行を予測して「やさしい環境で練習」するものです。

きっちり感染経路を理解して予防しなければ、予防接種を受けていようが関係なく感染します。

感染した場合にも、症状が軽くなるか重くなるかは予防接種を受けたかどうかではなくその人のその時の免疫力次第です。


予防接種を受けていても「感染予防もしていない」「免疫力を高めるための努力もしていない」人はやはり感染して発症し、症状も重いものになってしまうことでしょう。

感染の仕組みをしっかり理解して「感染予防をきっちりしている」、免疫の仕組みを理解して「免疫力を高める取り組みをしている」人は、感染もしにくくなりますし、たとえ感染したとしても「しっかりとした免疫力」により症状は軽いものになるでしょう。

今からでも遅くありません。

急いで予防接種を受けに行ってください・・・???

そうではないですよね!

しっかり予防のための対策を立ててきっちり実行、免疫力を高めるためにきっちりと栄養素を摂取して過労や寝不足にならないようにしてみませんか?
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2012/2/9

インフルエンザのなんでだろう@  インフルエンザ

インフルエンザが物凄い勢いではやっているそうです。

こんなに大流行しているということは、予防接種を誰も受けなかったからなのでしょうか?

いやいや、結構な人たちが今シーズンもインフルエンザの予防接種を射ちまくっています。

それじゃあ、なんでこんなに流行してしまったの?


原因の一つは、昨年秋から続いている「乾燥注意報」・・・室内を加湿器で潤わせていても、窓を20分ほど開けていると室内の湿度はたちまち30%割れになってしまいます。

そもそもウイルスなどの生命体は乾燥した環境に出てしまうと水分を持っていかれてしまい、いわゆる干からびた状態になり死んでしまいます。そのため、干からびない間に他の生命体に取り付いてそこで分裂していくことで感染および繁殖していきます。

多くのウイルスは粘膜感染などのように直接ウイルスを受け渡しする事で感染していきます。感染者の唾液や排泄物に直接触れた粘膜や、手に一度ついたウイルスが目や口の粘膜から体内に入り込んできます。

そのため、普通の生活をしている大人の間で感染することはまれで、何でも触り何でも口に入れるような幼児の間で感染し、そのお世話をしている親や幼稚園の先生などが次に感染していくのです。

そこで、予防は手洗いとウガイ、汚物に触れたら専用の消毒液で殺菌することでほぼ上手くいくのですがインフルエンザに関しては感染経路が違うので少し工夫が必要になります。


インフルエンザは飛沫感染、乾燥を防ぐために殻に覆われたインフルエンザウイルスは空気中をフワフワ飛び回ります。湿ったものにくっつくまでは何度でも空気中に舞い上がり宿主を探し求めているのです。

そのために、密閉された空間で乾燥している状態の例えば学校の教室などの端っこの席の子供が保菌者でも部屋中にインフルエンザのウイルスは飛びまわります。

乾燥した部屋の中で湿気ている場所と言えば人間の粘膜、つまり目や鼻やのどという事になりそこにたどり着いたウイルスは乾燥を防ぐためにまとっていた殻を破いて取り付いてくるのです。

インフルエンザのウイルスはこのような経路で空気中を広がっていきますので、大人も子供も関係なくその場にいる人全員に感染の機会はやってきます。それも同じ部屋にいる人に同時に感染するので急速に広まってしまいます。

学生は学級閉鎖になるくらいなのですが、職場で同時に感染者が出たら職場の機能不全状態になってしまいます。だからインフルエンザは怖いという事になるのですね!


少し多湿な環境を上手く用意してあげると、壁や床、机なども少し湿った状態になりそこにくっついたウイルスは宿主にくっついたと勘違いして殻を破いてしまいます。

「やったぞ!繁殖感染出来る」と思ったかどうかは解りませんが(もちろん、ウイルスに感情は無いのですから解り易く書いているのですけどね!)くっついた場所はウイルスにとっては残念な場所であるただの床や壁なので、栄養を確保することが出来ずにすぐに死んでしまいます。

また、空気中の湿気(水分)に反応して殻が破れてしまう事も解っています。


つまり、乾燥した環境では他の生物にくっつくまではウイルスは殻に囲まれて生き続け、湿気のある環境では生物以外の物についている水分に反応してウイルスは殻を破いてしまい死んでしまうのです。

インフルエンザが夏に広まらないのは湿度が高いからなのですね!

だから、前からブログでも書いているように、上等の加湿器で自分の周りをシケシケにしておくことが風邪の予防になるということなのです。

私の場合は職場も家もすべての部屋(トイレとお風呂を除いてですが)で昨年の秋から24時間加湿器を稼働し続けています。湿度は50〜60%の間に保たれています。

勿論、家族はだれもインフルエンザに感染していません。予防接種も受けていないのに・・・


次回は、予防接種について再考してみましょう!

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2009/9/8

どうする?予防接種  インフルエンザ

インフルエンザの予防接種を受けるべきか、見送るべきか、悩んでいる人が多いと思います。

ワクチンが不足しているらしいので、予防接種を希望している人の多くは受けることができないかもしれませんので、悩んでも仕方が無いのかもしれませんが。


「はやく予防接種を受けないと、新型インフルエンザに罹ってしまうよ。どうしよう!」

と思っているあなたは、大きく勘違いをしています。


新型インフルエンザの予防接種用のワクチンとは、新型インフルエンザのウイルスを人工的に培養したものです。

つまり、予防接種を受けるということは、「インフルエンザのウイルス」そのものをお金を払って買い、注射器で体内にウイルスを入れてもらい、しっかりと感染させることなのです。
そして、しっかり感染したことにより、その人の免疫機能が働いて抗体を作ることが出来るので、ウイルスをやっつける仕組みが出来たと言えるのです。

ちなみに、学校や職場でインフルエンザをうつされた場合にも、同じように免疫機能が働いて抗体が出来ることでウイルスをやっつけています。


だから、予防接種を受けた直後から風邪の症状が出たり、高熱が出たりすることがあるのも当然なのです。

だって、予防接種を受けることは、確実にインフルエンザに感染することなんだから!



参考になりました?
それとも、ますますややこしくなりましたか?

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2009/9/4

再びインフルエンザ  インフルエンザ

世間では夏休みが終わり学校がスタートしたのですが、再び新型インフルエンザが流行しているうです。

マスクに関しては、少しは正しい知識が浸透したようで、春の騒ぎのときに着用率が70%近かった大阪では、現在0.3%の着用率だそうです。

少し極端すぎますけどね!

 
感染はせきやくしゃみなどにより飛沫(空気中に飛び散る)したウイルスが粘膜に付着して起こります。

粘膜とは、鼻やノド、そして目玉の粘膜のことです。

せきやくしゃみのしぶきが直接鼻やノド、目玉の粘膜に付着することはまれであり、多くの場合は、飛沫したウイルスが周囲のモノに付着し、それをたまたま触ってしまった手で目や口を触る事で感染してしまうのです。

だから、手洗い(手の消毒)が効果があるといえるのです。


この様な情報も徐々にですが広まっているようで、マスクよりも手指の消毒液のほうが良く売れているそうです。


さて、最近患者さまから「新型インフルエンザの予防接種は受けた方が良いのでしょうか?」との質問を多く受けるようになっています。

皆さんはどう思いますか?

今まで、このブログでいろいろ書いてきましたが、その情報をもとに一度自分で考えてみてください!

今の時代、さまざまな情報があふれています。そのほとんどが、利益誘導型の情報と言えます。

この機会に、自分の頭でしっかり考えて判断する習慣を身につけませんか?


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2009/6/18

ワクチン・ビジネス?  インフルエンザ

1ヶ月前にはあれほど大騒ぎしていた新型豚インフルエンザも、感染者は確実に増加し、レベル6にランクが上がったというのに政府もマスコミもあまり騒がなくなりました。

電車に乗っても、マスクをしている人はほとんど見あたりません。

1ヶ月前のあまりにも異常なマスコミの報道、そして簡単に影響される国民…

アメリカのニューヨークタイムズの電子版では「パラノイア(偏執狂)の国」と比喩されました。

まあ、バナナを食べたら痩せるとテレビ番組で紹介されれば、どのような仕組みで痩せるのかを全く理解せずに(勿論、栄養学的にはナンセンスな話です)日本中からバナナが売り切れてしまう国ですから…


さて、ここで大変興味深い情報を紹介します。勿論、本当の話です。


まずは、2009年5月14日の産経新聞に掲載された記事です。

世界的な感染拡大が続いている新型インフルエンザのウイルスについてオーストラリアの研究者が「人為的なミスで発生した可能性がある」との説を主張、世界保健機構
(WHO)が各国の保険局に調査を依頼するなどの騒ぎになっている。

という内容です。


また、NPO法人医薬ビジランスセンターの浜六郎氏が2009年の3月ごろに

「積極的に、高病原性遺伝子をヒト型インフルエンザに組み込み、豚に接種する実験が米国を中心に行われている事を重視しています。」
「人為的に確実に高病原性を獲得させたヒト型インフルエンザが実験室から一般社会に出る可能性があると考えています。」

と警告していました。


今回、新型インフルエンザの話題と共に過去の「スペインかぜの大流行(パンデミック)」が引き合いに出されていましたが、2001年9月18日の日経ヘルスに紹介された記事で、

オーストラリアのキャンベラにあるオーストラリア国立大学の科学者達が、「スペインかぜの原因となったウイルスは、豚と人間のインフルエンザ・ウイルスの遺伝子が組み換えられて出来たハイブリット遺伝子であったこと」を突き止めたと発表しました。


また、SARSウイルス(非定型型肺炎)について、ロシアの科学者が2003年の4月10日に次のように表明しています。

SARSウイルスは生物兵器の研究所で2種類のウイルス(麻疹「はしか」と流行性耳下腺炎「おたふくかぜ」のウイルス)を人工的に合成(ハイブリット)したもので、自然界ではこうした合成ウイルスは生まれることはあり得ない。また、生物兵器を創り出す際には、必ずそのウイルスへの予防策として抗ウイルスワクチンも創ることになっていると…


今回の新型インフルエンザは1919年のスペインかぜの大流行の後に何度も繰り返されているワクチン・ビジネスの再来ではないと思いたいのですが、

勿論、ビジネスの相手は情報に踊らされやすい皆さんです。
気をつけなはれや〜

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2009/5/26

タミフル  インフルエンザ

インフルエンザの恐怖をあおるマスコミ報道の甲斐もあって、昨年には服用すると怖いと思われ始めていたタミフルに対する疑いがここにきて一気に晴れてしまったように思われます。

「感染しても、タミフルが効くみたいだし」 …とか、

「予防的にタミフルを服用すると良いみたい」 …などの様に、薬のことを本当に解っていない人たちの考えがドンドン広まっています。

しかし、タミフルはやっぱり怖い薬なのです。それは、今も変わっていません。
ちゃんと薬害が出ますし、死者も出ます。

皆さんが知らないであろう、タミフルの話を今日はしてみましょう。


2006年〜2007年の間に日本は世界中で使用されているタミフルの75%を使用してきました。次いでアメリカが22%、その他の国が3%です。

日本でこれほど大量のタミフルが使われるようになったのは、2000年頃から目立つようになってきた「インフルエンザは怖い」キャンペーンの成果だと言えます。

日本くらいに大げさにインフルエンザの恐怖をキャンペーンしている国は他にはありません。外国に行かれた方なら良く解ると思います。

1998年にお年寄りの施設でインフルエンザが流行して大勢の人が死亡したというニュースが報道されます。

1999年には厚生省が「インフルエンザはかぜじゃない」という一般向けパンフレットを90万部印刷して配布しました。

そして、かぜなどの後にでも生じる「ライ症候群」を「インフルエンザ脳症」という用語に統一したため、「脳症を起こすのはインフルエンザだけ」という誤った印象が広まってしまいました。

このことが、「インフルエンザにかかると脳症になってしまう」という恐怖心をあおることになり、「タミフルを飲めば早く治るから脳症も防止できるに違いない」と医師も含めた多くの人々が思いこむ原因になってしまいました。

ところが、タミフルの「インフルエンザ脳症」の予防効果を確かめるための臨床実験は全く実施されていませんし、理論的にも脳症の原因であるサイトカイン過剰状態を防止出来ないので、インフルエンザ脳症に対して効果は全く期待できないのです。

「脳症」を起こすのは「インフルエンザ」だけが原因ではなく、普通のかぜに解熱剤や他の薬剤を使用して脳症を起こした人もたくさんいます。

2000年頃までに多発していた「インフルエンザ脳症」による死亡の大半は、ボルタレンやポンタールなどのきつい解熱剤が原因であったことが解っています。

2000年11月にようやく厚生省から、これらのきつい解熱剤を小児のインフルエンザ脳症に使用することに警告が出されて、脳症にかかってから死亡した子供の数が30%から2004年の10%台まで低下しました。

一方で、死亡しないで重度の障害が残る脳症はテオフィリンや抗ヒスタミン剤などの副作用によって起こるのですが、最近ではそういう事例が増えてきているようです。

また、タミフルを服用した事による「新型脳症」ではこれまでのきつい解熱剤によって起こっていた脳症よりも遙かに短時間で死亡しているのです。

タミフル服用で本当に怖いのは、皆さんが知っている「異常行動」よりもこの「新型脳症」による突然死なのです。

ちなみに、世界のタミフルはスイスのロシュ社が製造しているのですが、元々製品を開発したのは米国ギリアド・サイエンシズ社です。この会社で1997年から2001年に米国の国防長官に就任するまで会長を務めていたのがラムズフェルド氏であります。

同じ2001年からタミフル成人用カプセルが発売され日本でも大量に使用され始めました。ラムズフェルド氏は現在でも同社の株を大量保有しているそうです。

そして、今回のインフルエンザ怖いキャンペーン「豚インフルエンザ」バージョン

皆さんはタミフルの世界流通量の75%を日本が備蓄している事と無関係だと思います?


この様な薬にまつわる話を知ってしまうと、私的には「インフルエンザ」の毒素よりも「その利権にかかわる策略」のほうがよっぽど怖いと思うんですけどね。
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2009/5/22

新種だから?  インフルエンザ

インフルエンザ戒厳令が出てから、数日が経ちました。

町にはマスクをしている人はまばらです。

さすがに電車の中は会社の意向でマスクをしないと出勤させてもらえない人がいるため、マスクの着用率は上がるようです。

今日、京都から来院された患者さんに
「やっぱり、電車の中ではマスクしないといけないの?」と質問されました。

先日も書いたと思いますが、ウイルスは飛沫感染します。つまり、せきやくしゃみ、会話などによって口から出るしぶきにウイルスが乗っかって空気中に飛び散り、それが口や鼻や目などの粘膜に付着して感染します。

本気で防御したいのなら、ゴーグルとマスク、それも隙間が開かないようにテーピングで補強ぐらいしないと万全ではありません。つまり、宇宙服みたいな防護服でも着ておかないと無理ということなのです。

ここ数日、テレビではマスクだけではあまり効果がないことをコメントする人も出てきています。

まあ、電車の中では他の人にしぶきをかけないように、もしくは周りの人を安心させてあげるためにマスク着用すると良いのではないかと… つまり「エチケットマスク」という事ですね。


さて、今回のブタインフルエンザの騒ぎをここまで大きくしているのは、何が原因なのでしょうか?

マスコミが熱心に使っている言葉は、「新種だから」とか「免疫がないから」という理由だったと思います。

確かに新種のウイルスに感染すると、まだ免疫(抗体)を持っていないからしっかり発病するでしょう。そして、発病してから治癒する過程で免疫(抗体)を獲得するのですよね。

つまり、ワクチンによる予防接種もわざわざウイルスに感染させて免疫(抗体)を獲得させているわけで、同じ事なのです。

だから「ブタインフルエンザは新種だから」という論点でコメントするのはおかしいわけで、季節性のインフルエンザも毎年新型です。だから、予防接種をしているのにインフルエンザにかかる人がいるのです。

予防接種のワクチンは前年度モデルを元に夏頃にまとめてつくった物なんですけど勿論その時にウイルスが今年はどのように変化するかは解っていません。

ウイルスは同じ年の間でもどんどんモデルチェンジを繰り返しているので、型が合わなくてワクチンの効果が出ない人がいても当然なのです。

解りますか?

結局、人間は新種のウイルスに一度は感染しないと免疫ができないという事なのです。


今回不幸にも? ブタインフルエンザに感染してしまった患者さんは真っ先にブタインフルエンザの免疫(抗体)を獲得した人ということになるのです。

今年の秋にはおそらくブタインフルエンザのワクチンが出来上がり、予防接種が奨励されることでしょう。ひょっとしたら、中高生は強制かもしれません。

頭のよい皆さんは、わざわざお金を払って、人工的につくられたブタインフルエンザの生ワクチンを無理矢理感染させることで、型遅れの免疫(抗体)を獲得しますか?
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2009/5/20

ウイルス  インフルエンザ

ウイルス

インフルエンザについて論議するには、まずウイルスという物を知る必要があります。今日はウイルスの話です。


まず、ウイルスは様々な点が他の生物と大きく異なっていますのでそれを説明します。

1. ウイルスは非細胞性で他の生物のように細胞質などは持っていません。基本的にはタンパク質と核酸からなる粒子であるため、生物と言うよりも分子構造物と言えます。

2. 他の生物は細胞の内部に遺伝子としてDNAとRNAの両方の核酸が存在するのですが、ウイルス粒子内にはどちらか片方だけしかありません。

3. 他のほとんどの生物の細胞は2分裂することで増殖する(2nで対数増殖)のに対して、ウイルスは1つの粒子が、感染した宿主細胞内で一気に数を増やして放出(一段階増殖)します。

4. ウイルスは、それ自身単独では増殖できず、他の生物の細胞内に感染して初めて増殖することが可能になります。このような性質を偏性細胞内寄生性と呼びます。

5. ウイルスは自分自身でエネルギーを産生することができません。つまり、ウイルスは宿主の細胞が作るエネルギーを利用するのです。
ウイルスが他の生物に感染して増殖するということは、宿主細胞が本来自分自身のために産生・利用していたエネルギーや、アミノ酸などの栄養源をウイルスの粒子複製のために奪い取るということになり、生物の細胞は「ウイルスに乗っ取られた」状態になります。

つまり、宿主がいない状態のウイルスは増殖することが出来なくなるため、すでに死んでいる豚肉を食べることでインフルエンザに感染することはあり得ないと言うことになります。

また、ウイルスは生物の体内で増殖を続けることが「生き続ける」ということになるので、体外に一度出てしまうと、次の宿主に出会わないことには「生きていけない」ことになります。

ウイルスが宿主の体外に出てから生きつづけることが出来る時間は5分〜2時間くらいです。この違いは、ウイルスが単独で体外に出ることは無く、咳やくしゃみをした時のツバやたんや鼻水などと一緒に体外に出ることで、その後の条件が変わることになります。

くしゃみや咳などで飛沫したウイルスが直接粘膜に接触することで感染します。また、飛沫したウイルスが周囲の物に付着し、それを手で触った手で目や鼻、口などの粘膜に触れることでも感染します。

このことから、ウイルス感染の予防の基本はマスクやめがねの着用と手洗いになります。特に、目や鼻、口には無意識に手で触る事が多いため、手洗いを頻繁にする事が大切になります。

ところで、この騒ぎの真っ只中、電車やバスの中では8割強の人がマスクを着用しているようですが、どうしても感染したくないなら、マスクの着用だけでなく人の多くいる所や人と向き合って話をする時にはゴーグルをするか、目をつぶっていないと万全ではない事になります。

まあ私の本音を言えば、運悪く感染しても人間には免疫というすばらしい仕組みがあるのですから、そんなに心配しなくてもいいと思っています。

現在、風邪を治す薬は存在しません。症状を緩和する薬はあるのですが、実際に風邪のウイルスをやっつけているのは、人間の免疫システムなのだということを忘れないでください。

勿論、タミフルやリレンザもインフルエンザのウイルスを死滅させるような特効薬ではなく、インフルエンザのように高熱を出すという症状に良く効く解熱剤なんですから。

本当に信じられるのは自分自身の免疫力だけです。
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2009/5/18

インフルエンザ  インフルエンザ

インフルエンザ

週末から今朝にかけて大阪と兵庫はある意味インフルエンザパニックです。

感染ルートが解らないままに、神戸で発症
その後、次々に感染者が現れています。

兵庫県下の学校の多くは今週1週間を休校に決定しました。

ほとんどの学校では、生徒に一人も感染者がいないのに、休校になっています。
子供たちは急に学校が休みになり、おまけに塾や習い事も全てお休みになり、かといって出かけることも許されないので、何をして良いか解らなく、時間をもてあましているようです。

かわいそうなのは、今週に修学旅行に行く予定だった中学校で、旅行を延期する事も出来ないので中止になったそうです。

企業によっては電車通勤を自粛させたり、マスク着用を義務づけたりといろいろな対応をとっているようです。

そういえば、昨日は電気屋さんに行ったとき、店員全員がマスクをしながらモゴモゴと接客していました。

町の薬局では、マスクは全て売り切れ、インターネットでは品不足に便乗して、いつもの数倍の値段で販売している所もあるようです。私が調べたところでは、50枚入りなんと1万3千円でした。ふだんは高い物でも50枚入りが3千円くらいで買えたと思います。

少し異常に感じるのは私だけでしょうか?

何でこんな事になっているのでしょうか?

一つはマスコミが過剰に反応(演出)しすぎていることだと思います。明らかに過剰反応です。おそらく、インフルエンザにここまで過剰に反応して大騒ぎして恐怖をあおっているマスコミは日本だけではないでしょうか?

もう一つの原因は政府も過剰に警戒していることです。

豚由来のインフルエンザは新種なので、まだまだ解らないことが多いために出来るだけ慎重に対応しようとしているのでしょうが、マスコミの反応を気にしすぎているようにも見えます。自民党の支持率が低下しているから、世論やマスコミの報道が気になって過剰に反応してしまうのも解りますけどね。


インフルエンザとは「流行性感冒」のことです。つまり豚由来のインフルエンザとは今までに皆さんが知っている「インフルエンザ」というタイプの「風邪」の新種なのです。

風邪を起こすウイルスには、インフルエンザウイルスのほかにライノスウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルス、など合計100種類以上もあるのです。

その「風邪」の種類が1つ増えたということだけでこんなにも国中が大騒ぎしている日本という国のことが私は心配です。

騒いでいる側のたとえばマスコミや官僚や政治家達の中で、ウイルスと菌の違いやインフルエンザ以外の風邪についてどれくらいの人がキチンとした知識を持っているのでしょうか?



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