今月のテーマ 

2010/3/30

膜のお話  臨床レポート

今日から膜について書いてみます。

筋膜リリースのテキストによれば…

「膜は、筋肉、骨、関節、内臓を含むすべての解剖学的構造を分子レベルまですべて覆い包み込み、分断し、そしてそれらの不可欠な部分となっている。また、繊細な神経、血管、リンパ管の通るスペースをつくりだす。」

とあります。

何となく解るような、解らないような… ですよね!

人間の身体の構造をホントに大ざっぱですが私なりに分類しながら説明していくと、

まず骨があり、それぞれの骨のつながる部分を関節と言います。
実際に骨と骨を連結しているのは関節包と呼ばれる袋状のゴムのようなパーツです。

骨や関節の周りには、骨格を支えたり動かしたりするための筋肉(骨格筋)がくっついています。
当然ですが同じ骨に筋肉の両端が付くことはなく、必ず関節を1個以上またがって別の骨に付くことにより骨格を支えたり動かしたりすることが出来るのです。

これらの筋肉や骨格により身体の大部分は構成され、その隙間に内臓や血管、神経、リンパ管などが収まります。

じゃあ、膜は何してるの?

膜は、身体に形を与えています。

膜は大きく分けて
・浅層
・深層
・最深層
という3種類の形態をとっています。

浅層の膜は真皮(皮膚)のすぐ下にあり身体全体を包みます。
頭の先から足の先まですっぽり覆った全身タイツを着ていると想像してください。
この膜のテンションにより人の外形が保たれています。

深層の膜は筋肉や骨、神経、内臓、血管、リンパ管などの構造物を包み込みそれぞれの形を保ちながら他の組織と上手く連結させていきます。

最深層の膜とは脳と脊髄神経を包み込んでる軟膜・くも膜・硬膜の三種類の膜の中の硬膜のことです。

結局なんだかんだ言ってるうちに難しい説明になってきましたね!


そこでもう一度簡単な説明に戻すと、

筋肉の束をサランラップのようなものでまとめて筋肉の形を作り、それを骨の周りに配置して隙間に内蔵、神経や、血管、リンパ管などを入れ込んでさらにラップで包んで人間の形にまとめているんです。 

つまり、膜が無ければ筋肉も内臓もバラバラになり、人としての形態を保つことが出来ないという事なんですね!

次回はもう一歩ふみこんだ「膜のお話」をしましょう。
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2010/3/25

ケリーに会ってきました  手技療法総論

こんにちは!先週末の連休は楽しく過ごせましたか?

私は、この連休はここ数年の恒例になっているケリー・ダンブロジオのセミナーに参加してきました。

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ケリーとのお付き合いは、2003年に「ポジショナル・リリース・セラピー」という筋肉の機能障害の評価と治療についての書籍の出版記念セミナーで来日されたときからですので、かれこれ8年になってしまいました。

初めは「ポジショナル・リリース・セラピー」のセミナーを年1回、3年連続での開催でした。その内容は大変濃厚で朝から晩まで会場にこもりっきりの3日間、夜は8時近くまでみっちり実技を指導してくださいます。もちろん夜食なんかが出てくるセミナーは治療家になって数々のセミナーや講習会に参加してきましたが初めての経験でした。

4年目からは私達の要望により年2回の開催になり、内容も「筋エネルギー・テクニック」「マイオフェイシャル・リリース」「トータル・ボディ・バランシング」「筋膜リリース」など身体の機能障害に関するあらゆるテクニックに広がってきています。

今回はこの中の「筋膜リリース」についてのセミナーでして、昨年の11月にレベル1を受講していますので、その続きのレベル2ということでかなり難しい内容となりました。


8年前にケリーと出会ってからの私の治療法は劇的に変化し、今まで直せていなかった多くの問題に対してもよい結果が出るようになってきました。

また、今回のセミナーに参加したことでまた一つ治療に奥行きが出たように感じています。


それにしても…今回の受講生は約40人って少なすぎません?

まあ、少ないほうがみっちりと実技指導が受けられるんですけどね!

ちなみに日本で活動しているカイロプラクター、整体師、鍼灸師、柔整師、理学療法士など人間の機能障害の改善に取り組んでいる治療家たちはおそらく5万人以上いると思われます。

その中の多くの先生方は患者さんを少しでも良くなるように一生懸命取り組んでいると思われますが、いくら一生懸命取り組んでいても知らないことまでは出来ません。

また、文献などから得た情報や知識を持っていたとしても、実際に使えなければ意味がありません。

一体他の先生方はどこで勉強しているのでしょうか?

今回参加している40人の先生の中にも、知識として身に付いたけれど実際の臨床にどう使っていけばよいかが解らないと言っている方が何人も居ました。

もったいない!

私は今関わっている患者さん全員に今回身につけた知識とテクニックを惜しみなく使っていくつもりですけどね!

せっかくですから次回は「膜」のお話などをしてみようと思っています。
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2010/3/18

からだの水分  スポーツ・ダイエット

こんにちは!

昨日は毎月第3水曜日にある栄養学の勉強会に行ってきました。

6年程前から正分子学の先生にお願いして仲間3人だけの少人数講習会を引き受けていただいているのです。

前回の講習会で、栄養学の内容をほぼ一巡したので今月から正分子栄養学を初めからやり直すことになりました。

今日は、昨日の講習会の内容から面白かった事をもとに自分なりの解釈を加えて書いてみます。


人間の体の組成は・・・

水分60%
たんぱく質15〜18%
脂肪15〜18%
糖(グルコース)0.5%
その他の栄養素3〜4%

これくらいのことは、皆さんも中学生くらいで習っていると思います。

もちろん、これは標準的な人間の組成となります。

水分の内訳は

細胞内液65%
細胞外液30%
血液5%

となります。

そして、成人の血液量は約5000cc

これは、体重60キロくらいの標準的な体型のヒトの血液量になります。


さて、ここから少し面白い話になっていきます。

体内の水分は、たんぱくや糖と一緒に居ます。
脂肪とは反発しあうので一緒に居ることが出来ません。

つまり、体内の水分量は体内の筋肉量に比例することになるのです。

解りにくければ、本来60キロの体重でバランスが取れていた人が、食べ過ぎ飲みすぎで太ってしまって100キロになったとしましょう。

運動もしていないのに体重が増えたということは、筋肉量が増えずに体脂肪率だけが数倍に増えたことになります。

増えた脂肪は水とは相性が悪いので、結局40キロ増えたにもかかわらず体内の水分量は60キロの時と変わらないことになってしまいます。

つまり、60キロの人と100キロの人の筋肉量が同じならば、血液の量も同じということになってしまいます。

同じ量の血液で40キロオーバーの体の新陳代謝を正しく行うことが出来るとは思えませんよね!

だから、肥満は万病の元になるのです。

ナルホドね!
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2010/3/13


こんにちは!

今日は、わたしのお勧めのウォーキングシューズを紹介します。

最近、出回るようになってきたニューバランスの927というモデルです。

この靴は、ウォーキングシューズに必要ないくつもの条件をそなえていながら、価格も抑えめになっているため、かなりお勧めやすい靴になっています。

そうそう、サイズ展開も豊富で、横幅も4種類用意されているそうです。

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もちろん、紐靴で鋲のない穴あきタイプ、足の甲から足首の前までをきっちり紐でサポート出来ます。

かかとの部分のサポートはかなり深めになっており、着地での足のブレを防いでくれるため、きれいに踏み込んでいくことが出来ます。

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そして、この靴の最大の特徴は踏み切りのしやすさです。歩行の中で、踏み切りをきちんとするためには、つま先にしっかりと体重が乗りこんでいく必要があります。

靴によっては、靴底の硬さ、縫い目、デザインおよび補強用のパーツなどが邪魔をして指の背屈(つま先立ち)が上手く出来ないものが多いのです。

この靴には、靴底に初めから背屈するための溝があるため無理なくつま先立ちが出来ます。

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また、足の甲からつま先にかけての補強用のパーツがつま先立ちをしたときに邪魔にならないような配置にデザインされています。

皆さんの靴はつま先立ちするときに邪魔するタイプではありませんか?

一度、つま先で立ってみてください!
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2010/3/7

履きやすい靴選び  ウォーキング

歩きやすい靴選びの条件(スニーカー)

B靴紐がきちんと締められるもの

スニーカーの場合はほとんど大丈夫なのですが、ウォーキングシューズとして販売されている靴の中には、紐が足の甲の足首に近い部分だけを締めるようになっているタイプや、内側と外側の紐穴が初めからくっついた様にデザインされていて、締めることが出来ないようなタイプなど、紐を締めることによって靴を足にしっかりと添わせることが出来ないものが多く見受けられます。

本来靴の紐には、靴を足にしっかりと添わせて足の動きを無駄なく足に伝えるためのテーピングのような役割があります。

ですから、上履きのような足の甲がゴムになっていてそのまま足を突っ込んで履くような靴は、「歩くための靴」ではなく足が汚れないようにするための「足カバー」だと言えます。

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ふだん履きの靴の中にもこの様なデザインの靴がありますよね。

紐の代わりにマジックテープでしめることが出来る靴はデザインだけの紐靴よりもはるかにマシなのですが、少なくとも2か所以上で締めることが出来るものを選びましょう。

靴紐をきちんと締めるためには、

@紐穴の間隔が左右に離れている→締めることが出来る

A指の付け根付近(つま先立ちした時に曲がる部分)まで紐穴がある→足の甲と足首を別々のテンションで締めることが出来ます。

B丸い紐ではなく平たい紐→しめた紐が緩みにくい

C紐穴に鋲(金属の輪)が付いていない物→Bと同様に締めた紐が緩みにくい

等があげられますが、これらの条件がそろっていても靴を履くたびに毎回キチンと締めなければ意味がありません。

皆さんは靴の紐をほどかずに脱いだり履いたりしていませんか!
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