今月のテーマ 

2009/5/29

マスタートレーナー  コア・コンディショニング

日本コアコンディショニング協会(JCCA)では、コアコンディショニングにかかわる指導者を次のように3つの段階に分けています。

ベーシック・インストラクター
コアコンディショニングの基本であるベーシックセブンを指導する事が出来ます。

アドバンスト・トレーナー
コアリラクゼーション・コアスタビライゼーションのパッケージをクライアントの状態に合わせて、安全かつ効果的に指導することで、姿勢と動作における体感の安定性を引き出すことが出来ます。

前回、私が不合格になったのは、このアドバンスト・トレーナーの認定試験でした。
勿論、リベンジして合格するつもりなのですが、そのまた上のクラスのマスター・トレーナーという資格がありまして、これを何とか取得したいのです。

マスターの次にはインストラクターやトレーナーを養成する講師の認定講座もあります。最終的にはこのマスター講師という資格までたどり着きたいのですが、なかなか大変です。


マスタートレーナーに求められる要素とは…

@ 発育・発達をしっかりと説明できる力
コアコンディショニングは発育・発達過程に沿って進められるコア機能再学習エクサ
サイズです。基本に返り人間の発育・発達について理解し、それをクライアントにしっかりと説明しながらエクササイズを進めていく力を身につけていきます。

A コアコンディショニングを完結できる力
ご存じの通りコアコンディショニングにはコアリラクゼーション(リアライメント)、コアスタビライゼーション、コアコーディネーションの3 段階を基本としています。
マスタートレーナーはこの流れに沿ってエクササイズを組み立て、指導しクライアントの満足を引き出す力が求められます。

B 自ら考え、相手に伝える力
コアコンディショニングは常に進化していきます。初期のベーシックセブンが多くの
方の意見をいただきながら改良を加え今の形になっているように、現在の常識にとらわれずより良い方法を考える力を育てていきます。
また、常にクライアントがどう感じ、どう変わるかを意識して指導する力が求められます。

とまあ、協会ではどんどんハードルをあげてきますね

そして、このマスター・トレーナーの認定試験を受けるための条件として5つのワークショップを受講することに今年からなりました。

それが、この6〜7月の2ヶ月間に集中して組まれているので、何とアドバンスト・トレーナーの認定試験にまだ合格していないというのに、全て申し込んでしまいました。


これですべての認定試験に受かるまでやり続けなければいけなくなりました。

自分を追い込んで、がんばるのだ!
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2009/5/26

タミフル  インフルエンザ

インフルエンザの恐怖をあおるマスコミ報道の甲斐もあって、昨年には服用すると怖いと思われ始めていたタミフルに対する疑いがここにきて一気に晴れてしまったように思われます。

「感染しても、タミフルが効くみたいだし」 …とか、

「予防的にタミフルを服用すると良いみたい」 …などの様に、薬のことを本当に解っていない人たちの考えがドンドン広まっています。

しかし、タミフルはやっぱり怖い薬なのです。それは、今も変わっていません。
ちゃんと薬害が出ますし、死者も出ます。

皆さんが知らないであろう、タミフルの話を今日はしてみましょう。


2006年〜2007年の間に日本は世界中で使用されているタミフルの75%を使用してきました。次いでアメリカが22%、その他の国が3%です。

日本でこれほど大量のタミフルが使われるようになったのは、2000年頃から目立つようになってきた「インフルエンザは怖い」キャンペーンの成果だと言えます。

日本くらいに大げさにインフルエンザの恐怖をキャンペーンしている国は他にはありません。外国に行かれた方なら良く解ると思います。

1998年にお年寄りの施設でインフルエンザが流行して大勢の人が死亡したというニュースが報道されます。

1999年には厚生省が「インフルエンザはかぜじゃない」という一般向けパンフレットを90万部印刷して配布しました。

そして、かぜなどの後にでも生じる「ライ症候群」を「インフルエンザ脳症」という用語に統一したため、「脳症を起こすのはインフルエンザだけ」という誤った印象が広まってしまいました。

このことが、「インフルエンザにかかると脳症になってしまう」という恐怖心をあおることになり、「タミフルを飲めば早く治るから脳症も防止できるに違いない」と医師も含めた多くの人々が思いこむ原因になってしまいました。

ところが、タミフルの「インフルエンザ脳症」の予防効果を確かめるための臨床実験は全く実施されていませんし、理論的にも脳症の原因であるサイトカイン過剰状態を防止出来ないので、インフルエンザ脳症に対して効果は全く期待できないのです。

「脳症」を起こすのは「インフルエンザ」だけが原因ではなく、普通のかぜに解熱剤や他の薬剤を使用して脳症を起こした人もたくさんいます。

2000年頃までに多発していた「インフルエンザ脳症」による死亡の大半は、ボルタレンやポンタールなどのきつい解熱剤が原因であったことが解っています。

2000年11月にようやく厚生省から、これらのきつい解熱剤を小児のインフルエンザ脳症に使用することに警告が出されて、脳症にかかってから死亡した子供の数が30%から2004年の10%台まで低下しました。

一方で、死亡しないで重度の障害が残る脳症はテオフィリンや抗ヒスタミン剤などの副作用によって起こるのですが、最近ではそういう事例が増えてきているようです。

また、タミフルを服用した事による「新型脳症」ではこれまでのきつい解熱剤によって起こっていた脳症よりも遙かに短時間で死亡しているのです。

タミフル服用で本当に怖いのは、皆さんが知っている「異常行動」よりもこの「新型脳症」による突然死なのです。

ちなみに、世界のタミフルはスイスのロシュ社が製造しているのですが、元々製品を開発したのは米国ギリアド・サイエンシズ社です。この会社で1997年から2001年に米国の国防長官に就任するまで会長を務めていたのがラムズフェルド氏であります。

同じ2001年からタミフル成人用カプセルが発売され日本でも大量に使用され始めました。ラムズフェルド氏は現在でも同社の株を大量保有しているそうです。

そして、今回のインフルエンザ怖いキャンペーン「豚インフルエンザ」バージョン

皆さんはタミフルの世界流通量の75%を日本が備蓄している事と無関係だと思います?


この様な薬にまつわる話を知ってしまうと、私的には「インフルエンザ」の毒素よりも「その利権にかかわる策略」のほうがよっぽど怖いと思うんですけどね。
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2009/5/22

新種だから?  インフルエンザ

インフルエンザ戒厳令が出てから、数日が経ちました。

町にはマスクをしている人はまばらです。

さすがに電車の中は会社の意向でマスクをしないと出勤させてもらえない人がいるため、マスクの着用率は上がるようです。

今日、京都から来院された患者さんに
「やっぱり、電車の中ではマスクしないといけないの?」と質問されました。

先日も書いたと思いますが、ウイルスは飛沫感染します。つまり、せきやくしゃみ、会話などによって口から出るしぶきにウイルスが乗っかって空気中に飛び散り、それが口や鼻や目などの粘膜に付着して感染します。

本気で防御したいのなら、ゴーグルとマスク、それも隙間が開かないようにテーピングで補強ぐらいしないと万全ではありません。つまり、宇宙服みたいな防護服でも着ておかないと無理ということなのです。

ここ数日、テレビではマスクだけではあまり効果がないことをコメントする人も出てきています。

まあ、電車の中では他の人にしぶきをかけないように、もしくは周りの人を安心させてあげるためにマスク着用すると良いのではないかと… つまり「エチケットマスク」という事ですね。


さて、今回のブタインフルエンザの騒ぎをここまで大きくしているのは、何が原因なのでしょうか?

マスコミが熱心に使っている言葉は、「新種だから」とか「免疫がないから」という理由だったと思います。

確かに新種のウイルスに感染すると、まだ免疫(抗体)を持っていないからしっかり発病するでしょう。そして、発病してから治癒する過程で免疫(抗体)を獲得するのですよね。

つまり、ワクチンによる予防接種もわざわざウイルスに感染させて免疫(抗体)を獲得させているわけで、同じ事なのです。

だから「ブタインフルエンザは新種だから」という論点でコメントするのはおかしいわけで、季節性のインフルエンザも毎年新型です。だから、予防接種をしているのにインフルエンザにかかる人がいるのです。

予防接種のワクチンは前年度モデルを元に夏頃にまとめてつくった物なんですけど勿論その時にウイルスが今年はどのように変化するかは解っていません。

ウイルスは同じ年の間でもどんどんモデルチェンジを繰り返しているので、型が合わなくてワクチンの効果が出ない人がいても当然なのです。

解りますか?

結局、人間は新種のウイルスに一度は感染しないと免疫ができないという事なのです。


今回不幸にも? ブタインフルエンザに感染してしまった患者さんは真っ先にブタインフルエンザの免疫(抗体)を獲得した人ということになるのです。

今年の秋にはおそらくブタインフルエンザのワクチンが出来上がり、予防接種が奨励されることでしょう。ひょっとしたら、中高生は強制かもしれません。

頭のよい皆さんは、わざわざお金を払って、人工的につくられたブタインフルエンザの生ワクチンを無理矢理感染させることで、型遅れの免疫(抗体)を獲得しますか?
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2009/5/20

ウイルス  インフルエンザ

ウイルス

インフルエンザについて論議するには、まずウイルスという物を知る必要があります。今日はウイルスの話です。


まず、ウイルスは様々な点が他の生物と大きく異なっていますのでそれを説明します。

1. ウイルスは非細胞性で他の生物のように細胞質などは持っていません。基本的にはタンパク質と核酸からなる粒子であるため、生物と言うよりも分子構造物と言えます。

2. 他の生物は細胞の内部に遺伝子としてDNAとRNAの両方の核酸が存在するのですが、ウイルス粒子内にはどちらか片方だけしかありません。

3. 他のほとんどの生物の細胞は2分裂することで増殖する(2nで対数増殖)のに対して、ウイルスは1つの粒子が、感染した宿主細胞内で一気に数を増やして放出(一段階増殖)します。

4. ウイルスは、それ自身単独では増殖できず、他の生物の細胞内に感染して初めて増殖することが可能になります。このような性質を偏性細胞内寄生性と呼びます。

5. ウイルスは自分自身でエネルギーを産生することができません。つまり、ウイルスは宿主の細胞が作るエネルギーを利用するのです。
ウイルスが他の生物に感染して増殖するということは、宿主細胞が本来自分自身のために産生・利用していたエネルギーや、アミノ酸などの栄養源をウイルスの粒子複製のために奪い取るということになり、生物の細胞は「ウイルスに乗っ取られた」状態になります。

つまり、宿主がいない状態のウイルスは増殖することが出来なくなるため、すでに死んでいる豚肉を食べることでインフルエンザに感染することはあり得ないと言うことになります。

また、ウイルスは生物の体内で増殖を続けることが「生き続ける」ということになるので、体外に一度出てしまうと、次の宿主に出会わないことには「生きていけない」ことになります。

ウイルスが宿主の体外に出てから生きつづけることが出来る時間は5分〜2時間くらいです。この違いは、ウイルスが単独で体外に出ることは無く、咳やくしゃみをした時のツバやたんや鼻水などと一緒に体外に出ることで、その後の条件が変わることになります。

くしゃみや咳などで飛沫したウイルスが直接粘膜に接触することで感染します。また、飛沫したウイルスが周囲の物に付着し、それを手で触った手で目や鼻、口などの粘膜に触れることでも感染します。

このことから、ウイルス感染の予防の基本はマスクやめがねの着用と手洗いになります。特に、目や鼻、口には無意識に手で触る事が多いため、手洗いを頻繁にする事が大切になります。

ところで、この騒ぎの真っ只中、電車やバスの中では8割強の人がマスクを着用しているようですが、どうしても感染したくないなら、マスクの着用だけでなく人の多くいる所や人と向き合って話をする時にはゴーグルをするか、目をつぶっていないと万全ではない事になります。

まあ私の本音を言えば、運悪く感染しても人間には免疫というすばらしい仕組みがあるのですから、そんなに心配しなくてもいいと思っています。

現在、風邪を治す薬は存在しません。症状を緩和する薬はあるのですが、実際に風邪のウイルスをやっつけているのは、人間の免疫システムなのだということを忘れないでください。

勿論、タミフルやリレンザもインフルエンザのウイルスを死滅させるような特効薬ではなく、インフルエンザのように高熱を出すという症状に良く効く解熱剤なんですから。

本当に信じられるのは自分自身の免疫力だけです。
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2009/5/18

インフルエンザ  インフルエンザ

インフルエンザ

週末から今朝にかけて大阪と兵庫はある意味インフルエンザパニックです。

感染ルートが解らないままに、神戸で発症
その後、次々に感染者が現れています。

兵庫県下の学校の多くは今週1週間を休校に決定しました。

ほとんどの学校では、生徒に一人も感染者がいないのに、休校になっています。
子供たちは急に学校が休みになり、おまけに塾や習い事も全てお休みになり、かといって出かけることも許されないので、何をして良いか解らなく、時間をもてあましているようです。

かわいそうなのは、今週に修学旅行に行く予定だった中学校で、旅行を延期する事も出来ないので中止になったそうです。

企業によっては電車通勤を自粛させたり、マスク着用を義務づけたりといろいろな対応をとっているようです。

そういえば、昨日は電気屋さんに行ったとき、店員全員がマスクをしながらモゴモゴと接客していました。

町の薬局では、マスクは全て売り切れ、インターネットでは品不足に便乗して、いつもの数倍の値段で販売している所もあるようです。私が調べたところでは、50枚入りなんと1万3千円でした。ふだんは高い物でも50枚入りが3千円くらいで買えたと思います。

少し異常に感じるのは私だけでしょうか?

何でこんな事になっているのでしょうか?

一つはマスコミが過剰に反応(演出)しすぎていることだと思います。明らかに過剰反応です。おそらく、インフルエンザにここまで過剰に反応して大騒ぎして恐怖をあおっているマスコミは日本だけではないでしょうか?

もう一つの原因は政府も過剰に警戒していることです。

豚由来のインフルエンザは新種なので、まだまだ解らないことが多いために出来るだけ慎重に対応しようとしているのでしょうが、マスコミの反応を気にしすぎているようにも見えます。自民党の支持率が低下しているから、世論やマスコミの報道が気になって過剰に反応してしまうのも解りますけどね。


インフルエンザとは「流行性感冒」のことです。つまり豚由来のインフルエンザとは今までに皆さんが知っている「インフルエンザ」というタイプの「風邪」の新種なのです。

風邪を起こすウイルスには、インフルエンザウイルスのほかにライノスウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルス、など合計100種類以上もあるのです。

その「風邪」の種類が1つ増えたということだけでこんなにも国中が大騒ぎしている日本という国のことが私は心配です。

騒いでいる側のたとえばマスコミや官僚や政治家達の中で、ウイルスと菌の違いやインフルエンザ以外の風邪についてどれくらいの人がキチンとした知識を持っているのでしょうか?



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2009/5/15

オバマ大統領  ひとりごと

今日は、カイロ関係の新聞と産経新聞に出ていたおもしろい記事を紹介します。

その内容とは、オバマ大統領が選挙期間中にアメリカ・カイロプラクティック協会に手紙を送っていたことでした。

手紙の日付は2008年10月13日

「親愛なる友よ。このたび、アメリカの医療制度においてドクター・オブ・カイロプラクティックの役割について再度、私の考えを述べる機会を与えていただき光栄に思います。

以前にも述べましたように、ドクター・オブ・カイロプラクティックは我々の医療制度において重要な役割を担っています。そのためには、私はあなた方や患者の為に協力し続けます。

ドクター・オブ・カイロプラクティックの役割によるすばらしい治療が理解されるように働きかける手段をとらなければならないと感じます。」

という内容です。


オバマ大統領がカイロプラクティックを奨励していることは、カイロプラクティックを正しく理解してもらう好機といえるのですが、日本ではアメリカとは違いカイロプラクティックは未だに法制化すらされていない状態です。

つまり、やろうと思えば誰でも開業出来るし、それを取り締まる法律すらないのです。

法制化されていない中でもカイロプラクティックを学ぶことが出来る学校はたくさんあるのですが、その内容はまさにピンキリです。

つまり、同じカイロプラクティックを標榜していても実際には、上手い治療家と下手な治療家、知識の深い治療家と浅い治療家など玉石混合の状態であり、私の個人的な考えでは、本物の治療が出来る治療家はほんの一握りではないかと思っています。

しっかりした知識や経験がないカイロプラクターの施術に当たってしまった患者さんは、「カイロプラクティックって、こんなもんか!たいしたことないなぁ」と思われているかもしれません。

でも、本当のカイロプラクティックをはじめとする手技療法の世界は本当に深く、その適応範囲や効果は多岐にわたり、すごい治療家もたくさんいるのです。

この、オバマ大統領の事がきっかけとなって、本物の凄腕治療家が多数世に出てくることを願っています。

勿論、私もそこを目指しているのですけどね!
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2009/5/13

フラストレーション  ストレス

今日は「ストレス」と混同されがちな、「フラストレーション」について書いてみます。

私たち人間は、日常的に様々な欲求を満たすための行動を起こています。

しかし、なんらかの原因によって阻止されることでその欲求を満たすことができないと、不愉快な気分になったり、不安や緊張を感じてしまいます。

このような状態をフラストレーションの状態と言い、そういった状態におかれると、人間は心理的な緊張感が高まってきます。

また、一般に満たされなかった欲求が切実なものであるほど、フラストレーションの強さは高くなるとも言われています。

フラストレーションは、外的フラストレーションと内的フラストレーションに分類することが出来ます。

外的フラストレーションとは、物理的な障害物があったり、愛する人を失ったりなどのように、自分自身以外に欲求を満たすことが出来ない原因がある場合です。

内的フラストレーションとは、病気や目的に対しての能力不足のように、自分自身に欲求を満たすことが出来ない原因がある場合です。

このようなフラストレーションから生じる緊張状態を解消するために、人間は様々なフラストレーション反応を示します。

主なものは以下の通りです。


@攻撃的行動
他者に対して言葉や行動による攻撃をしかけたり、物を投げたり壊したりといった破壊的な衝動をとるようになる。

A退行的行動
いわゆる「赤ちゃんがえり」をし、駄々をこねたり、甘えたり、すねたりといった幼児的な行動をとるようになる。

B逃避行動
フラストレーションによる緊張状態から逃れるために、白昼夢や空想の世界に逃げ込み、現実逃避しようとする。

C迂回・代償行動
回り道をして達成しようとしたり、他のもので済まそうとしたりする。

D異常固定
欲求の対象に対して異常に固執しすぎる。

E抑圧反応
フラストレーションそのものを意識へ上らないように抑え込もうとする。

F固着反応
爪を噛んだり、貧乏揺すりをする、というような役に立たない行動を無意識に反復する。

一方で、フラストレーションを感じつつも、その状況に耐え、現実的な対処ができる人もいます。こういった能力をフラストレーション(欲求不満)耐性と言います。

この能力は生まれつき備わっているものではなく、幼児期からの生活の中で、周囲からの愛情などにより肯定的な自己イメージをもち、適度・適量な欲求の充足と忍耐を両方体験することにより備わってきます。

また、周囲にフラストレーション状況に対する適切なモデルがいることによっても形成されると言われています。


フラストレーション状態におかれた時、皆さんはどんな反応をしていますか?
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2009/5/11

自分とは違う基準との出会い  ストレス

6歳頃までに各自の環境で「自分によって定められた基準」の基本的部分ができあがった子供は、小学校、中学校、高等学校と進学するのに従ってそれぞれの学校での「学校によって定められた基準」を経験します。

友達もそれに合わせて次第に増えていき、関わる人間の数もドンドン増えてきます。その関わった人たちすべてに、それぞれの「自分によって定められた基準」があります。

全員が違った人生を歩んでいるのですから、似たような基準はあっても、全く同じ基準は存在しません。

遊びに行った先の施設には、たとえば遊園地や映画館、図書館などにはそれぞれに独自の規則やルールがありますし、食事に行った先々でもそれぞれに独自の規則やマナーがあります。

「自分によって定められた基準」に近い「定められた基準」を持つ人とは馴染みやすいと感じますし、かけ離れた「基準」や経験したことのない「基準」と関わった場合は、驚きや不安、違和感、嫌悪感、恐怖などの様々なストレスを感じることになります。

ここでの大事なポイントは、自分とは違う「他の人によって定められた基準」に対してストレス反応を示すかは、「定められた基準」が自分に近いか遠いかだけではなく、その時の自分の許容範囲にも関係してくるのです。

つまり、寝不足や過労や二日酔い、病気やケガ、騒音や振動などの環境悪、といった他の物理的、化学的、生物学的ストレッサーによってすでにストレス反応を起こしている状態ならば、許容範囲は極端に狭くなります。

また、すでに他の原因で心理的ストレス反応を起こしている場合も同様です。ストレス反応は互いに悪影響し合うことで、さらに強いストレス反応を示してしまうのです。

逆に、心と身体に余裕があるときには、自分とは違う「他の人によって定められた基準」による行動や言動が、あまり気にならなくなりますし、むしろ「こんな人もいるんだなぁ」と興味深く見ることで自分自身の経験値を上げる事すら出来るのです。

このように、様々な経験の中で自分とは違った「他の人によって定められた基準」に接していきながら、「自分によって定められた基準」をバージョンアップさせていくことで、社会の様々なストレッサーに対応できる力を付けていくことが出来るのです。

生きているだけで、次々と新しい人と出会い、新しい環境と接することになります。
だから、「人は生きているだけでストレスになる。生きていることがストレスだ!」という事も、あながち間違いではありませんよね。

だから、この様な自分とは違う「他の人によって定められた基準」との出会いを「ストレッサー」にしてしまうのではなく、「新たな人生の発見」として前向きに受け止めることが出来る人が、ストレスに強い人だと言えるかもしれませんね!
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2009/5/9

6歳からのストレス体験  ストレス

子供たちは6歳頃までの間にそれぞれの環境に応じて、それぞれ独自の「自分によって定められた基準」を作り上げてきます。

そのようにして各自の「じぶんによって定められた基準」を持った子供たちが、小学校に入学することにより、家庭とは違う「学校生活」という環境に一同に集められます。

学校には「学校の生活のための定められた基準」があり、基本的にはこのルールに合わせて生活して行かなければいけません。

家庭環境やそれまでに過ごした社会環境により各自の「自分によって定められた基準」は、たった6年間のあいだに経験した限られた環境に合わせて構築されてきたものなので、それぞれの子供たちの「自分によって定められた基準」は当然のように各自が違うものなのです。

学校の環境になじめない子供や、友達関係で上手くいかない子供が出てくるのは、「育ってきた環境が良い」とか「育ちが悪い」とかが原因ではなく、通っている学校の目指している教育環境、つまり「学校によって定められた基準」とか、違う環境で育てられた子供同士の「自分によって定められた基準」の違いに対して違和感をもっているからなのです。

つまり、自分の信じてきた「自分によって定められた基準」とは違う、多くの新しい「基準」や「価値観」にとまどいや恐れ、不安、など様々なストレスを感じているからなのです。

もちろん、この様な「定められた基準」の違いに対しての違和感や様々なストレスはいつまでも続くわけではありません。

「基準の違い」をしっかり受け止め、理解することが出来れば、もうストレスにはなりません。「規則だから…」とか「あいつは…やから」というように自分の中で上手く処理できるようになっていくのです。

ここで、私たち大人が注意しなければいけないのは…特に、子供たちを指導する立場にいる大人たち…「親」「教師」「コーチ」「リーダー」などは解っているのに良かれと思ってやってしまいがちです。

その場の都合で指導の方針をコロコロ変えたり、褒めたり褒めなかったり、怒ったり怒らなかったり…つまり基準が定まらないのが、子供たちを最も混乱させ、ストレス下に追い込んでしまうのです。

たとえば、コーチがグランドでミーティングをしているときに、小さな声でしか話さない子供に「声が小さい!」と叱ったとします。次にバスの中でその子供が友達と大きな声で話をしていました。

こんな時、おバカなコーチは…「静かにせんか」…と怒鳴りつけてしまうのですがこれではいけません。

ひょっとしたらその子供はコーチに言われた通りに、勇気を振り絞って大きな声で話をしているのかもしれないからです。叱られた子供はますます混乱してしまいます。

これと似たようなことは、皆さん体験しているはずです。

子供たちは、褒められれば同じ事を繰り返します。怒られればちゃんと止めます。
だから、大人は自分の言ったことに責任を持ち、状況説明を面倒がらずにしてあげて欲しいのです。


つづきは月曜にでも
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2009/5/7

定められた基準  ストレス

連休中は、パソコンを触ることなく過ごしてしまいました。
何にもしないのは、かえって疲れてしまいますね!

今日は、「他人によって定められた基準」について解説してみます。

私たちにとっての「他人によって定められた基準」に対するストレスは、生まれたときから始まります。

多くの赤ちゃんは、親などの「大人によって定められた基準」のなかで育てられます。

話し方や言葉使い、起床時間や就寝時間、食事の時間や内容などに始まり、トイレやお風呂の使い方、掃除の仕方や片付けの決まりなどのように、生活の中での様々なルールは親などの大人が自分たちの都合にあわせて定めたものです。

勿論、「善悪に関するの基準」も「社会により定められた基準」も大人たちが自分に都合の良いように勝手に解釈して子供に押しつけている場合が多いのです。

本来、基準となる価値観が何もない赤ちゃんが6歳くらいになるまでの間に「親によって定められた基準」に従って育てられていく中で、やりたくないことをさせられたり、付き合わされたり、かまってもらえなかったりするだけでなく、基準に合わない時には怒られたり、怒鳴られたり、時にはたたかれたりする事もあります。

勿論これらがストレスになるために、それを回避したり、受け入れようとしていくうちに、次第に「親によって定められた基準」に合わせて行動するようになるのです。これをしつけと呼んだりしているのですが、この時期の経験が子供自身の中に、「自分によって定められた基準」の基本的な部分を作り上げていくのです。

「子供を見れば親のことが解る」と聞いたことがあると思いますが、この6歳までの家庭での大人の「振る舞い」や「基準」が一般社会の「基準」とかけ離れていればいるほど、子供は社会に出てから、「その他の人により定められた基準」と「自分によって定められた基準」との違いにストレスを強く感じるようになっていくのです。

もちろん、そのストレスが新たな基準を作っていくきっかけになるのですが…

続きは明日です

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