今月のテーマ 

2009/2/27

栄養素の話(まとめ)  スポーツ・ダイエット

栄養素の話を長々と今日まで続けてきましたが、難しかったですか?

人間の生命は、代謝の働きが無くては成立しません。
筋肉の活動や、脳による思考、免疫やホルモンの働きなどのすべてが、代謝が正常に行われているという前提によって成り立っているのです。

・細胞代謝により細胞の品質が維持されている
・エネルギー代謝により各器官が機能するエネルギーを生み出している
・異物(老廃物や外部から体内に入り込んできた有害物質)を体外に解毒・排泄している

もちろん、ほとんどの人が身体の中でこのような化学反応が常に起こっている事を意識出来ているわけではないのですが、今も、どんな時でも確実に代謝が起こっているから生きていられるのです。

代謝を成立させている基本的な条件は、材料の確保です。

昔の人は、食べ物だけに頼ってきましたが、食材も元気でした。
今の人は、肝心の食材が見た目だけで中身の栄養素の量が少なくなっていますし、また化学物質も身体の中にどんどん入ってきます。

では、現代の都会生活で、代謝を正常に行い続けるためのポイントは何処にあるのでしょうか?

昔の人は
「肉や魚ばっかり食べていないで、野菜もしっかりと食べなさい!」
なんて子供にいっていましたが、まさにこれが栄養学の基本なのです。

この言葉は、
「肉や魚を食べずに野菜を食べなさい!」
という意味ではありません。

栄養学的に解説すると
「肉や魚だけ食べていても、ビタミンやミネラルがなければ、タンパク質の消化、吸収、再合成が上手くいかないから、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいる野菜をしっかり摂らないと、意味がないですよ!」
という意味になります。

今の時代に当てはめると、
「君は体重60キロだから、肉や魚や卵などのタンパク質300グラムとそれに見合ったビタミン・ミネラルをサプリメントでしっかり確保しないと代謝が上手くいかなくなるよ! 野菜は繊維質を摂るためには食べた方がいいかもね」
となるのです。

運動をする人はタンパク質とビタミン・ミネラルを多めに取る必要があることは昨日話しました。

外食が多い人、酒やたばこをたしなむ人、ストレスや過労気味の人も身体はいつもより多くの材料を必要としています。

健康管理や予防医学は栄養学が最優先です。

ビタミン・ミネラルを必要量確保するためには、良質のサプリメントを利用しなければとうてい無理です。

薬は化学物質(毒物) 
サプリメント(栄養素)は身体の材料


形は似ているけれども全く違うものだと認識し直してください。
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2009/2/26

栄養素の話(タンパク質A)  スポーツ・ダイエット

タンパク質A

今日は、スポーツ選手にとってのタンパク質について話してみます。

今日も体重60キロの人が登場します。
体重60キロの人の代謝に必要なアミノ酸をタンパク質で確保するには、動物性のタンパク質で1日300グラムを摂る事が必要になります。

ここまでは、昨日と一緒。
スポーツ選手の場合は、筋力や筋持久力をトレーニングにより強化しなければいけません。

競技中のケガや故障も心配です。
このような場合はさらに多くのタンパク質が必要になるのです。

専門家の意見では、ハードなトレーニングを必要とするスポーツの場合は、通常の1.5〜2倍のタンパク質、ビタミン、ミネラルが必要だといわれています。

たとえば、タンパクが不足した状態で、強化をするためのトレーニングをがんばったとします。
もちろん、目的の筋肉はタンパク質をしっかり使って強化されるでしょうが、その分、他にタンパク質が回らなくなります。

解りやすく説明すると…、
・鍛えた筋肉が太くなる代わりに、あまり使われていない筋肉が細くなる
・傷口を治すために、他の細胞の交換が出来なくなる
なんてことが、起こってしまうのです。

もっとひどい場合は、トレーニングをがんばれば、がんばるほど、
・筋肉の損傷が増えてしまう
・疲労感が抜けなくなる
・けがの回復が遅くなる
など、スポーツ選手にとって致命傷にもなりかねません。

トレーニングの効果をしっかり出すためには、60キロの人の場合、450〜600グラムの動物性タンパク質が必要になるのです。

食事だけでこの量を確保するのは結構きついので、プロテインなんかを食後に飲んでいる選手が多いのはこの為なのです。
もちろん、タンパク質を消化、吸収、再合成するためには酵素の働きが必要になり、酵素がしっかり活躍するためには、ビタミン、ミネラルが不可欠になります。

スポーツ選手に限らず栄養の基本は、タンパクの量とそれに見合ったビタミン、ミネラルの効果的な摂取がポイントです。

皆さんは1日に何グラムのタンパク質を食事から摂れていますか?
一度、計ってみてください。 
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2009/2/25

栄養素の話(タンパク質@)  スポーツ・ダイエット

タンパク質

昨日の続きです。
ここからは、実際の例からいろいろ考えていきましょう。

体重60キロの人の代謝に必要なアミノ酸をタンパク質で確保するには、動物性のタンパク質で1日300グラムを摂る事が必要になります。

ところが、必要量の半分の150グラムしか確保できなかったとしたら、身体の中ではどのような事が起こっているのでしょうか?

身体を構成する細胞には、それぞれ寿命が有りますので、一定のサイクルで造り替えが起こっています。
これを細胞代謝(部品交換)であると、前に書いてみました。

この代謝は、材料の量に応じて起こるため…
半分しか材料がそろわない場合は、部品交換も半分だけ行い、残りは次の日に回します。(1日交換を遅らせます)

次の日も、またその次の日も半分しか材料がそろわなければ、決められた最適なサイクルでの部品交換ができない細胞がどんどん増えていきます。(古い細胞をいつまでも交換せずに使わなければいけなくなります)
その結果、体中の細胞の品質が低下していきます。

タンパク質からつくられているのは、脳や筋肉や内臓だけではありません。免疫やホルモンもタンパクが無くては造り替えることが出来ません。

様々な体調不良の原因に、タンパク質の不足が関係していることはあまり知られていませんが、身体の仕組みを考えると当然あり得ることだと気づきませんか?

タンパク質やビタミン、ミネラルの不足により、細胞代謝(細胞の造り替え)が不十分になり、この状態が長期化した為に起こる様々な疾患に対して、薬や手術が本質的な解決になっていないことは理解できると思います。

薬物、手術療法を基本とする現代の西洋医学は、有る意味限界点に来ていることは欧米だけでなく、世界の医療が代替療法へ移行するという現実をみても明白なのです。

先進国の中で、未だに薬に依存する西洋医学が医療を独占している日本が、諸外国で売上を伸ばしにくくなってきた外資系の製薬会社の餌食になろうとしている事に皆さんは気付いていますか?

なんだか途中から話がそれて、最後は辛口になってしまいました。すいません

予防医学の中で、最も優先される方法は生命の代謝の仕組みを支えている栄養療法です。


明日も、簡単な実例で栄養学を勉強しましょう。 
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2009/2/24

栄養素の話(必須アミノ酸)  スポーツ・ダイエット

アミノ酸

今日は、必須栄養素の中で、タンパク質(アミノ酸)9種類を紹介します。

まず、
食事から十分摂れるアミノ酸(9種)

・イソロイシン
・バリン
・ロイシン
・スレオニン
・トリプトファン
・フェニールアラニン
・メチオニン
・リジン
・ヒスチジン

本来、これら9種類のアミノ酸は極端な偏食でもない限り、きちんと食事をしていれば十分な量を確保できるものです。
つまり、アミノ酸ドリンクやサプリメント・健康食品などで補給する必要は無いと思われます。

ここで、少し問題点があります。
アミノ酸スコア(プロテイン・スコア)という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは食材に含まれるこの必須アミノ酸がどの程度含まれているかをスコア(採点)したものです。

ほとんどの動物性タンパクは、アミノ酸スコアが90点以上なのですが、植物性のタンパクの場合、50点以下のものが多くなります。

スコアの低いものほど、たくさんの量を摂らなければならないことを示していますので、ベジタリアンの人たちは、大量(たとえば1日に1キロ以上)の野菜を摂らなければ必要なタンパク質の量を確保できなくなります。
草食動物をみれば明らかで、彼らは毎日大量の草を食べています。

動物性のタンパクは植物と比べて細胞の組成も近いことから、少ない量(植物の半分以下の重量)でも必要量を確保できます。

それでは、実際にどれくらいのタンパク量が人間の身体を維持するのに必要なのでしょうか?

動物性のタンパクで確保する場合、体重40キロの人で1日200グラム、70キロの人で350グラムが正常な身体を維持するのに必要になります。

「結構多いのですね!」と感じる人は、確実にタンパク量が不足しています。

また、勘違いしている人が多いのですが、年齢や性別に関係なく体重が同じであれば、部品交換やホルモン・免疫をつくるために必要なタンパク質の量は理論上同じになります。

年をとっているから、動物性タンパクを控えている人は、栄養学的には間違いになり、そのようなことをするから、十分な部品交換が出来なくなり、老化が進んだり病気になりやすくなったりするのです。

年配の人の中でも、モリモリ肉や魚を食べている人は大抵、元気で長生きです。
皆さんの周りにも、きっとそんな人がいると思います。

動物性タンパク:卵・肉・魚・乳製品などから摂ることが出来ます。


たんぱく質はものすごく重要なので、明日も続きます。
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2009/2/23


コア

という言葉を聞いたことがありますか?

・コアコンディショニング
・コアトレーニング
・コアセラピー

などがあり、
ストレッチポールという直径15センチ・長さ1メートルくらいの堅めのポールを使って姿勢を整えるエクササイズを行うものです。

最近では、健康雑誌(ターザンなど)やテレビで「芸能人やスポーツ選手の間で健康管理や体型の維持、パフォーマンスアップなどの基本となるエクササイズ」として紹介されているので知っている人も多いと思います。

「コア」という言葉は「核」という意味なのですが、日本コアコンディショニング協会(JCCA)では「コアとは体幹部を構成する全ての骨格、それを支える全ての筋肉、さらに動きの中で変化し得る軸や重心の総称である」と定義されています。

他のフィットネスでは

・yoga(ヨガ)
・ピラティス

などがコアの考えを強く意識したものですし
ダイエットに最も効果があるといわれている

・スロトレ(スロートレーニング)

なども、コアの筋肉を強化することを重要視しています。

治療の世界でも、カイロプラクティックの脊柱・骨盤を中心とした考え方は「コア」に結びついてくるものです。

なぜここで改めて「コア」について書いているのかといいますと、臨床の現場において…

・治療は同じように上手くいっているのに症状改善に個人差があること
・身体の状態に大きな変化がないのに、症状がころころと変わること
・同じような故障を何度も繰り返す事が多いこと
・同じように生活やトレーニングをしていても効果の差が大きいこと

など様々な問題点が出てくるのですが、コアの考えをここに当てはめてみると…

「コアに対してのアプローチが効果的に出来ていないことが原因になっている」ということに気がついてきました。

しかし、「コア」に対しての正しい知識と理解があり、なおかつ正しく伝えたり、実践する事が出来る指導者がフィットネスのインストラクターや治療家にはまだまだ少ないのです。
さらに困ったことには、近畿地区は他の地域にくらべて指導者が極端に少ないのです。

そこで、
1月11日に岡山で日本コアコンディショニング協会の「ベーシック・インストラクター」の養成セミナーに
2月21・22日に横浜で「アドバンス・トレーナー」の養成セミナーに参加してきました。

治療家の立場からみたここまでの感想としては
理論的にしっかりした内容であるだけでなく、実践する(しっかりと伝える)ための数々のノウハウがあり大変満足するものでした。

治療家向けの各種セミナーでも、理論と実践が伴っていないものが多いのですが…
最近参加したセミナーの中では久々の当たりだったと思っています。

大変勉強になり、また、あまりにもおもしろく楽しかったので、栄養の勉強の途中なのに突然「コアトレ」について書いてしまいました。


明日からは前回の続き「栄養素の話・タンパク質」について書いていきます。



また、これから、少しづつですが「コアトレ」のエッセンスを臨床に取り入れていきますので楽しみにしておいてください。






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2009/2/19

栄養素の話(必須ミネラル)  スポーツ・ダイエット

ミネラル

今日は、必須栄養素の中で、ミネラル20種類を紹介します。

まず、
食事から十分摂れるミネラル(11種)

・イオウ(S)
・塩素(Cl)
・カリウム(K)
・ケイ素(Si)
・コバルト(Co)
・臭素(Br)
・ナトリウム(Na)
・フッ素(F)
・ホウ素(B)
・ヨウ素(I)
・リン(P)

これら11種類のミネラルは極端な偏食でもない限り、きちんと食事をしていれば十分な量を確保できるものです。
つまり、サプリメントや健康食品などで補給する必要は無いと思われます。

つぎに、
食事だけでは不足しがちなミネラル(9種類)

・亜鉛(Zn)
・カルシウム(Ca)
・クロム(Cr)
・セレン(Se)
・鉄(Fe)
・銅(Cu)
・マグネシウム(Mg)
・マンガン(Mn)
・モリブデン(Mo)

これらの9種類のミネラルは、現代の都会生活の中でいかに工夫した食生活を送っていても、必ず不足してしまう栄養素です。

前回紹介した11種類のビタミンと同様に、何らかの形で補給することが出来ない人が、慢性的な栄養素の不足状態となり(代謝が上手く行われなくなり)、様々な病気になっていくのです。

サプリメントなどで栄養素を補給するときには、この9種類のミネラルが全て含まれるように組み合わせてください。
9種類全てのミネラルが身体の代謝に必要となります。


前回、紹介した必須栄養素としてのビタミンの中で、
「食事だけでは不足しがちな11種類のビタミン」
と今回紹介しました
「食事だけでは不足しがちな9種類のミネラル」
合わせて20種類がきちんと含まれているかが、サプリメント選びの最も重要なポイントになります。
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2009/2/18

栄養素の話(必須ビタミン)  スポーツ・ダイエット

ビタミン

今日は、必須栄養素の中で、ビタミン18種類を紹介します。

まず、
 食事から十分摂れるビタミン(7種類)

・ビタミンB15(パンガミン酸)
・ビタミンB17(レートリル)
・ビタミンD(フェノール)
・ビタミンK(メナジオン)
・ビタミンP(ルチン)
・コリン(レシチン)
・リノール酸(ビタミンF)

これら7種類のビタミンは極端な偏食でもない限り、きちんと食事をしていれば十分な量を確保できるものです。
つまり、サプリメントや健康食品などで補給する必要は無いと思われます。

つぎに、
 食事だけでは不足しがちなビタミン(11種類)

・ビタミンA(レチノール)
・ビタミンB1(チアミン)
・ビタミンB2(リポフラビン)
・ビタミンB3(ナイアシン)
・ビタミンB5(パントテン酸)
・ビタミンB6(ピリドキシン)
・ビタミンB12(コバラミン)
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・ビタミンE(トコフェロール)
・ビタミンH(ビオチン)
・葉酸(ビタミンB9)

これら11種類のビタミンは、現代の都会生活の中でいかに工夫した食生活を送っていても、必ず不足してしまう栄養素です。
つまり、何らかの形で補給することが出来ない人が、慢性的な栄養素の不足状態となり(代謝が上手く行われなくなり)、様々な病気になっていくのです。

生活習慣病の根本的な原因はこのようなところから始まっているのです。

薬を幾ら飲んだところで、栄養素の不足は解消されません!
本当の予防医学とは、「早期発見、早期治療」ではなく、「日々の代謝をいかにしてきっちりと行い続けるか」ということにつきます。


サプリメントなどで栄養素を補給するときには、この11種類が全て含まれるように組み合わせてください。
11種類全てのビタミンが身体の代謝に必要となります。
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2009/2/17

栄養素の話  スポーツ・ダイエット

今日から栄養素の話をしてみたいと思います。

栄養素は次のように、大きく二つに分類できます。

@非必須栄養素
体内で合成できるので、必ずしも食事で摂る必要はない物質
 
A必須栄養素
体内で合成することができないため、必ず体外から取り入れなければならない物質

必須栄養素には、

・ビタミン(18種類)
・ミネラル(20種類)
・アミノ酸(9種類)

が有ることが解っています。

現代の先進国都市部では身体を維持するために必要な必須栄養素のうち約20種類が食事のみでは十分な量を摂取できないことが最新の研究からわかっています。

サプリメントを選ぶポイントは

@不足しがちな20種類の栄養素を最適な配合比で構成していること
A一粒あたりの(ビタミン・ミネラルの量)が出来るだけ多いこと
B量(濃さ)に対して値段が安いこと
C良質な材料を使用していること(乳化剤やカプセルに注意)
D飲みやすい粒の大きさや形である事

などが挙げられます。

ちなみに、
コエンザイムQ10・コラーゲン・αリポ酸・ヒアルロン酸・コンドロイチンなどは本来体内で合成される非必須栄養素となります。
黒酢やプルーンなどは栄養素というよりは、食品になります。

優先順位から考えると、必須栄養素が十分確保されてから、さらに余裕がある人が非必須栄養素である各種健康食品を摂るのが良いと思います。

さらに、皆さんが無知なことにつけ込んだ粗悪なサプリメントや健康食品が多数出回っているので注意が必要です。
もちろん、有名なメーカーの商品であるほど利益を追求しているため、簡単に信用せずに内容をしっかりと吟味する必要があります。
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2009/2/16

細胞代謝(まとめ)  スポーツ・ダイエット

人間の身体は…
民族や性別や年齢、仕事や習慣の違いに関係なく、
「細胞の代謝(造り替え)によって維持されている」
ことは理解できたと思います。

そして、細胞の代謝には、必要十分な量と種類のタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが 「造り替えの材料」 として必要になります。
また、別の記事で説明しますが、「エネルギー代謝」にもこれらの栄養素や糖質、酸素、水などが必要になります。

これらの材料を私たち人間は、身体の外から取り入れなければいけません。

具体的には

・呼吸から   空気(酸素)
・飲み物から  水分(水はカラダの60%)
・食べ物から  栄養素(糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル)
     
という様な方法で、外部から取り込んでいます。

しかし、最近の都会生活の中では、これらの方法から良質の材料を必要十分に取り込むことが困難になってきているのです。
また、工業的に(狭い敷地で効率よく安価にそして大量に)農作物や家畜を生産する弊害として、食材自体の栄養価が下がっているばかりか、農薬などによる汚染、抗生物質の使用による薬害まで心配しなければならなくなっています。

先進国では、早くから不足する栄養素を補うためのサプリメントの利用を国家として奨励してきましたが、日本では2000年になるまで、欠乏症の患者以外は食事以外に栄養素を摂る必要はないという見解を通してきました。

しかし、現代医学だけでは一向に病気の予防や治療が上手くいっていない現実を受け止め、2000年、2005年と段階を踏みながら栄養素の必要性を認めるようになってきました。

最新の研究では、栄養素の内、約20種類のビタミン・ミネラルが食事だけでは十分な量を取り入れることが困難であることが解っています。
…といっても、マスコミやメディアでは大きく報道されることもなく、一部の健康産業に関わっている人だけが知っているだけなのですが…

皆さんも、2000年くらいから急にスーパーやコンビニで栄養素(サプリメント)が販売されたのに気付いているとは思います。

何となく、栄養素(サプリメント)を摂った方が良いような気がして、サプリメントや健康食品を買った事がある人も少なくないと思います。
が…
栄養素の知識がないために、必要なものを摂らずに、わざわざ摂らなくても良いサプリメントに無駄なおかねを払っている人がたくさんいます。

こんな事がないように
次回は、栄養素についてお話しします。
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2009/2/13


アポトーシスとネクローシス

アポトーシスとは・・・ 前々回の記事で詳しく説明しましたが
多細胞生物の身体を構成する細胞が死ぬ方法の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調整された細胞の自殺のこと

つまり、「プログラムされた細胞死」 のことです。
覚えていますか?

これに対して、血行不良、外傷などによる細胞内外の環境の悪化により起こる「予期せぬ細胞死」 のことを 「ネクローシス」といいます。

特に、外傷による細胞の損傷の場合、
古い細胞も新しい細胞も関係なく、しかも同時にたくさんの細胞が破壊されます。

町のたとえで説明すれば、災害で町ごと壊滅した様な状態です。

さらに、大量の細胞死により様々な機能低下が起こるため、修理(増殖と分化)
を迅速に行う必要があります。
もちろん、アポトーシスのように準備が出来ているわけがないため、何もかもが非常事態になり、
炎症(熱を持ったり)や腫脹(腫れ上がったり)や疼痛(強く痛んだり)が起こるのです。
そして、とりあえずの修理がどんどん起こります。

この時に、十分な材料がそろっていないと、修理が長引いたり、不十分だったり、不良細胞が出来たりするのです。


被災地では、町中で材料や職人の取り合いが起こり、とりあえずのプレハブ仮設住宅や手抜き工事もあちこちで起こります。
なかには、壊れたままの家や空き地のままのところもあります。
被災地には、十分な資材と人が必要なのです。

正分子の知識があれば、このような場合でも…
良質の動物性のタンパクとビタミン・ミネラル 特にビタミンB群を多めに摂ることで最大限の効率で修復することが出来ます。

このことは、スポーツ選手のトレーニングにも応用できます。
なぜならば、トレーニングとは、過負荷による筋肉や靱帯の損傷に対して、少し余裕を持たした能力になるように修復される 「超回復」 の仕組みを利用しているからです。

修復の過程で能力を上げようと、一生懸命トレーニングに励んでいても、材料不足ではかえって質が低下したり、故障の原因にもなってしまうのです。

ダイエットもスポーツも身体の仕組みを知らなければ上手くいきません。
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2009/2/10


増殖と分化

増殖とは…細胞の数が増える現象(細胞分裂)

分化とは… 個々の細胞が構造機能的に変化すること(不可逆性であることが多い)

アポトーシスにより古い細胞が壊された後に、同じ数だけの細胞の増殖が起こり、これに続いて分化(それぞれの場所に応じた役割を持つ細胞に変化)が起こります。
細胞は分裂という仕組みで数を増やすのですが、細胞の数を増やしていくことによる生物の成長が終わった後はその機能を維持していく細胞代謝になります。

アポトーシス(計画された細胞の死)と増殖がセットになっているため、細胞の数に変化はなく、外見上は大きく形を変えることはありません。
ところが、たまにアポトーシスが起こっていないのに増殖が起こったり、場違いな性質を持つ細胞に分化することがあります。
この、細胞の異常な増殖や間違えた分化が病気の原因になります。

腫瘍などは、この典型的な細胞の奇形です。

生命を正しく維持していくためには、この
アポトーシス → 増殖 → 分化
のシステムを正常に働かせることが基本となります。

しかし、ほとんどの人々は体内でこのようなシステムが働いていることすら自覚できていません。

少しの栄養学の知識が有れば、これらの減少や異常を起こす原因が理解できるため、かなりの病気が予防できるようになるでしょう。

代謝を正常に働かせるためには、必要十分な種類と量のタンパク質、ビタミン、ミネラルが必要であることを忘れないでください。
これらの材料が、不足すると、代謝のスピードが遅くなるだけではなく、間違えた代謝が起こることになるのです。

「知らぬが仏」…

という言葉がありますが、栄養や身体の仕組みに関しては

「知らないやつが バカを見る」

ダイエットをする人だけでなく、全ての人に必要な、そして本当に大切な勉強が 「正分子学」  です。


まだまだ続きがありますが、一緒に勉強しましょう!
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2009/2/9

細胞の代謝  スポーツ・ダイエット

古い細胞を新しい細胞に入れ替えることにより生命を維持する仕組みを、「細胞の代謝」といいます。

細胞の代謝には次の3つの段階があります。

・アポトーシス
・増殖
・分化

聞き慣れない言葉ですが、身体の仕組み…特に生命維持の仕組みを理解するための最も重要な反応なので、この機会に覚えておきましょう。

アポトーシスとは…
多細胞生物の身体を構成する細胞が死ぬ方法の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調整された細胞の自殺のこと
(プログラムされた細胞死)

解りますか?

専門的な解説では難しいので、まず始めに「細胞代謝」を簡単なたとえ話で説明してみましょう

隣り同士の細胞は基本的には隙間無く配列されており、ちょうど住宅が密集した町のようなものだと思ってください。

この中の古くなった家から順番に建て替えをしていくことで、町全体が古びてしまい、町としての機能を果たせなくなることを防いでいるのです。
もちろん、財政が豊かな町では頻繁に建て替えが進むため、町はいつも若々しい状態を保てますし、逆に財政難の町では滅多に建て替えが行われないため、みるみる町全体が古びてきてしまいます。

また、財政が豊かでも、道路が狭くて工事車両がなかなか入れないような町では、建て替えの工事がなかなか進みません。

これを人間の細胞の代謝に当てはめると、

財政状態→栄養状態
道路の状況→血流の問題

となり、正しい食事が行われていないと、細胞の代謝に必要な材料としてのタンパク質やビタミン・ミネラルが十分な種類と量が確保できなくなり、代謝が正常に行われなくなるのです。

また、材料がきちんと確保されていても血流に問題があると、細胞の代謝は上手く進みません

少し解りやすくなってきましたよね!

家を建て替えるためには、まず古い家を壊さなければいけません。
ここで、この町に特徴的なことが起こります。古い順に壊すのを決めるのは大家さんなのです。

この大家さんが、まず壊されることが決まった家に、通知します。
通知された家の人は立ち退く準備を始めます。
同時に、周囲の家には迷惑をかけないような様々な準備が必要になります。たとえば…

・周囲の家との間に防護シートを張り巡らせる
・がれきを運び出すルートを確保する
・周りの住民に挨拶回りをする

などなどいろいろ出てきます。

また、現場の近くでは新しい家に必要な材料や職人さんを確保し、待機させておきます。
すべての準備が整ったところで、解体作業が始まり、更地になったらすぐに新築工事が始まります。
もちろん、これらは計画的な建て替えなので、前もって準備が出来るわけですので、混乱もなく、いつの間にか建て替えが終わり、いつもの生活に戻るのです。

この建て替えプロジェクトの中での前半、立ち退きのお知らせ、解体の準備、解体、がれきの搬出、整地までを細胞では 「アポトーシス」 と呼んでいます。

ここでおもしろいのは、
ひょっとすると、「住んでいる人以外は建て替えられたことに気付いていないかもしれない!」ということです。

なぜならば、この町の建て替えは「デザインも材料も全く同じ仕様で、古い家から新しい家に建て替えている」からです。

人間の細胞代謝も同じように、本人すら気づかないうちに
…でも毎日、確実に起こっているのです。

長くなったので、続きは明日にします。
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2009/2/6

代謝を理解する  スポーツ・ダイエット

ダイエットの成功への近道は、からだの仕組みを正しく理解する事から始まります。

スポーツ選手も同様ですが、「人として生きていくために最低限知っておくべき知識」だともいえます。

最初に、
人間は体内で絶え間なく起こっている化学反応を意識することなく暮らしています。
この反応を、代謝と呼んでいます。

代謝には…

・細胞代謝  古い細胞を新しい細胞に置き換えるための仕組み
・エネルギー代謝  身体を動かすためのエネルギーを作り出す仕組み
・異物の代謝  身体に必要のない物質を体外に排出もしくは解毒する仕組み

大きく3種類に分類でき、この3種類の共同作業で、生命活動を行っています。

ここで重要なことは、
「代謝反応のほとんど全てはそれぞれの反応に対応した酵素(ビタミン・ミネラル) の働きとタンパク質による」
ということです。

口からものを食べたり飲んだり、息をしたりするのはこの代謝の仕組みを継続して維持するためなのです。
材料がなければ、代謝は起こりません。

食事療法とはこの代謝の仕組みがわかった上で進めないと必ず上手くいかなくなるのです。
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2009/2/4

成功の条件  スポーツ・ダイエット

シェイプアップ・ダイエットを成功させるには、実はスポーツにおける能力強化を成功させる為のノウハウと同じ考え方が必要となります。

成功のための条件とは?

・からだの代謝の仕組みを正しく理解する
・栄養素の働きと効果的な利用法を理解する
・自分の食事の習慣(パターン)を知り、問題点を明確にする
・運動の目的を明確にし、最も効果的な方法を考えて実践する
・食事や運動の取り組みをサポートする方法を考えて導入する

人間の体内で起こっている物質代謝やエネルギー代謝は化学反応です。
つまり、ダイエットは化学なのです。

このことは、スポーツにおける運動能力の強化に関しても同様なのです。
化学が解らなければ、成功はありません。

シェイプアップ(ダイエット)の成功を目指す人だけでなく、スポーツ選手もこの機会にしっかりとした栄養学を勉強しましょう!
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2009/2/3

ダイエットの問題点  スポーツ・ダイエット

体重を減らすことだけにこだわって、身体の代謝の仕組みや栄養の正しい知識が無いまま誤った食事療法を行うと、激しいリバウンドや、体調を崩してしまうことが多いのです。

本当に減らしたいはずの脂肪が減らずに、身体の構成要素である筋肉や内臓、ホルモン、血液などの代謝(定期的な部品交換)に必要な材料が不足してしまい、見かけの体重は減少するが、身体を壊してしまうのです。

具体的には

・筋肉量が減ったために運動能力が下がる(疲れやすい、壊れやすい、太りやすい)
・皮膚の代謝速度が落ちるため、肌のトラブルがおこる事がある
・免疫力が下がる(感染症になりやすい)
・ホルモンが不足する(生理不順などの婦人科疾患につながる事がある)
・エネルギー代謝が上手くいかない(集中力の低下、記憶力の低下、判断力の低下)
・血液の質が下がる(貧血症、血管障害、血行障害)
・神経系の機能に障害が出る(運動障害、知覚過敏、知覚鈍麻)
・傷の修復が遅い
・運動のトレーニング効果が出にくい

では、どのようにすれば上手くいくのでしょうか?

それには…
身体の代謝の仕組みや正分子栄養学の知識などを基に、効果的な食事の考え方や、効率の良い運動の方法を駆使し、また同時に筋骨格系を正常に機能させることにより、美しいスタイルと共に、健康な身体を手に入れることが出来るのです。

次回から、シリーズで「シェイプアップ・ダイエットのすすめ」を数回に分けて書いていきたいと思います。
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