2005年5月
義母(以後サチという)がなんだか、可笑しいと感じてから、3年が経過していた。
私だけじゃなくて、主人も「あれは、完全に狂っている。可笑しい!!」と言ってくれたので、主治医に相談したところ、
日中、することもなくて、テレビばかり見ているのは、体力的にも精神的にも良くないので、デイサービスを受けてみてはどうかとの提案をしてくれた。
私は、やっと、私の感じていることを周りの方に理解してもらうことができて、嬉しかった。嬉しい内容ではないのだけれど、でも、これで、義母にも接しやすくなると思った。
朝から、晩まで、私一人で可笑しい可笑しいと感じているのは、本当に大きな苦痛だったのだ。
やっと、市役所に介護申請の申し込みの手続きをしてきた。認定がおりるまでに時間がかかるとは聞いていたのだが、なんだか、いつも以上に混んでいたらしく、認定まで時間がかかりますとの書面が送られてきてびっくり。
だから、認定が出るまでには、2ヶ月は要したと思う。
申し込み後、すぐに、市の調査員の方が見えて、
「認定調査」を受ける。家族からみたアンケートがあり、呆けの状態を聞かれていた。
その頃のサチさんの状態
・友人との約束で、時間までの約束ができない。(午前中とか午後 とか)
・お金の計算ができない。
・時々、今日は何日?何曜日?と聞くようになっていた。
・テレビ番組をメモしていたようで、何度も新聞を持って行っては、
メモに書いていた。書いたメモがどこに行ったかわからなくなっていたらしい。
・朝、自分の洗濯物だけは干していたが、取り込むことを忘れていた。
・出るのが億劫になり、通院していた整形外科にも行かなくなっていた。
まあ、こんなことぐらい、誰にだってあって、きっと、年齢的なものだよって言われるのが常だろうと思ったけれど、私には、どうしても、
ただの加齢による呆けだとは思えなかった。
認定が出て、要介護1.
すごくこの間悩んだが、家にだけいても、どんどん弱って行くのが目に見えてきたので、デイサービスを利用することを考え、
早々ケアマネさんを探して、3つの施設に見学申し込みをして、サチさんと夫と三人で見学させてもらった。
きっと、どこも嫌がって行かないっていうと覚悟していたのだが、思いがけず、「あそこは良かったねぇ」と言った施設があった。「良かったら、また、行く?」「申し込めばまた、行けるんだけど。」と私。「だって、お金がかかるんでしょう?」「ううん、外でお昼食べるくらいで、レクリエーションや歌も楽しめて、お昼も出て、三時のおやつも出るの。だから、決して、高くはないですよ」と私。
サチさんの思いがけない反応に驚いたが、そんな感じで、デイケアが始まった。サチさんが行っているのは、デイケアという。
デイサービスと、デイケアの違いについては、後述します。
介護の申請も、手続き踏んで認定を受け、
デイを決めるのも、見学して契約して、
ケアマネさんを決めるのも契約して、
すべて整ってやっと、介護サービスを利用できる準備ができる。
結構、大変な作業なので、高齢の老夫婦で準備を進めようとすると、かなり大変なことではないかと感じた。
専業主婦ではあるが、まだまだ、学生の子供たちのことで、日中に用事も立て込んでいた時期だったので、かなり大変な思いをしたのを思い出す。
介護申請をするまでにも、1年位悩み、夫婦で話し合い、気持ちの整理がつけられるまでに時間がかかった。今だから、もっと早く申し込んであげれば良かったと思ったりもするが、でも、程よい時期だったとも思う。