2008年11月5日(水)
今日は、デイを休み、歯科受診に行って来ました。
本当は抜歯の予定でした・・・
昨晩は、「明日は何も無い?」との問いかけに
「明日は何も無いです。」と伝え、安心して休んでもらいました。
今朝、お着替えをしている時、
「今日は歯医者さんに行きますね。お昼から」と伝えました。
「えっ?歯医者さん?嫌だねぇ〜。」とサチさん。
「検診だけですからね。」とここでも、大した事無いと安心させて・・・
抜歯をしたら、食べられないだろうと想像して、軽く食事をしてもらって、
歯磨き&トイレ・・・その動きを止めないように(行かない!!と言われても困るので)、
上着をすばやく着替えさせ、家用スリッパ代わりの分厚い靴下を脱がせて、
いざ、車へと誘導。(せわしないねぇ〜と言ったサチさんの小声を私は聞き逃さなかった!!)
鍵を閉めようとしたら、私は家用サンダルを履いていたので、急いで靴に履き替えて・・・^^;
歯科医に到着。papaさんは、駐車場で車に乗ったまま待機。(待合室が狭いので)
歯科医の先生には、
・サチさんには抜歯をすることを伝えていないこと。
・どうして抜歯をした方がいいのかを説明して欲しい事。
・最後に本人に抜いても良いかどうかを質問して欲しい事。
のお願いを便箋に書いて、受付でお渡ししておきました。
さて、サチさんですが、汚れたティッシュをポイって、見えない場所に投げるところ私は見てしまったのです。すかさず、ビニル袋を取り出して、「この中にどうぞ」って、渡しました。
(ダメですよ。ここに投げ捨てては!という言葉をぐっと飲み込んで、捨てられたティッシュも何とか摘み上げました。フゥ〜。
一応、診察前に、一言だけお話しました。
「今日は、そのグラグラしている歯のところを見てもらいますね。痛くないように、一番良い方法で治療をして頂くので、先生の仰るようにして頂いて下さいね。」とやんわり。
「やだねぇ」とサチさんは段々心配そうな顔となり、
抜くという単語を言うべきか悩みながら、
「今腫れているところの歯をもしかしたら、抜くかもしれませんが、痛くないようにしてもらえるので大丈夫ですよ。」と私。
「抜くの?痛いよね?」(素晴らしい。抜くという言葉にはすばやい反応)
「チクリとするくらいですよ。」(と言いつつ、大丈夫か不安がよぎりました。)
この会話の直後にサチさんが呼ばれ、看護師さんに付き添われて、診察室へと。
しばらくして、「ご家族の方〜〜〜」と呼ばれました。
先生「いやぁ〜。お母さん、抜きたくないと仰っていましてね。」
私 「そうですか?抜かなくても、影響がないでしょうか?」
先生「まぁ、すぐに自然に抜けるくらいですから・・・大丈夫ですよ。」
私 「先生、歯肉の所が腫れていて、ケナログをずっと塗っていましたが・・・」
しっかり、先生に看て頂く。
先生「あぁ、本とだ。じゃぁ、抗生物質を出して置きましょう。」
私 「はい。でも、他の薬との飲み合わせは大丈夫でしょうか?」
先生「血圧の薬でしたよね。」
私 「はい。それと、骨粗しょう症の薬と・・・」と言いながら、カルテを確認してもらい、
先生「えっ骨粗しょう症の薬・・・抜歯すると壊死を起こす薬があるんですよ。良かったです。伺っておいて。自然に抜けるのを待ちましょう。主治医の先生に抜歯をしても大丈夫な薬かどうか確認しておいて下さいね。」
私 「そういえば、先生のほうには、薬の一覧表をお渡ししていませんでしたね。良かったです。
危ない所でした。」
先生「じゃ、今日は抜かないでこのままでいいですからね。」とおっしゃると、
サチさんは、にっこり。
そこで、私は中座して、程なくサチさんが退出。
「あぁ〜、良かった。痛いことされるんじゃないかとビクビクだったよぉ〜〜〜」とサチさん。
私もほっとしました。下の歯の最後の一本の力がどれほど凄いものかということを実感しているので、
抜かないで、現状維持できる事は、サチさんの命が延びたも同然くらいの意味があるのです。
なぜならば、サチさんは、流動食のようにドロドロしたものや、ポタージュスープやおうどんなどの麺類も大嫌いな人なので、とたんに食欲減退になることが予想されるからです。嚥下困難の前に、
食欲減退になるでしょう。そんな訳で、ほっとしました。
帰宅後、サチさんの骨粗しょう症の薬を調べてみました。
エビスタ・・・
これを調べている途中で、下の資料を見つけました。(歯科治療に影響を及ぼすお薬について)
骨粗しょう症のお薬を飲んでいらっしゃる方はお気をつけ下さいね。
http://www.novartis.co.jp/product/zom/te/leaflet_2008.pdf
上記リストの中にはサチさんの薬名はありませんでした。
たぶん、抜歯には影響が無いものと思われますが、念の為に主治医の先生に伺ってみたいと思いました。
母の飲んでいる骨粗しょう症のお薬はしっかりこのリストにありましたので、すかさず、プリントアウトして母に渡しておきました。お薬手帳にしっかり挟んでおいて貰ったのです。
何と行っても、今日はサチさんの「抜歯拒否」はお手柄でした♪
抜かずに済んだ事は、サチさんにとって、雲泥の差がありますから・・・
認知症の方の「拒否」にもその時々で大きな意味があることを思い知らされました。
強行手段をしなくて正解だったのでほっとしているところです。