2008年10月25日(土)
今日はデイケア。
お迎え時間まで少し時間が余ったので、久しぶりに「学習療法」のプリントをサチさんと一緒にやりました。
前回のトライが、9月1日でした。ほぼ二ヶ月ぶりです。苦笑。
ずっとずっと、出来なかったことを心で詫びながら、今日は、私自身も勘を思い出しながら、
楽しくやっていました。サチさんも楽しそうでした。
今日は少し、「学習療法」についてのお話をします。(HPを『リンク集』に載せました)
音読5枚、表は音読して裏は見本どおりの漢字とひらがな混じりの文字を数個書きます。(4分で終了)
計算5枚、裏表に5題ずつで10題を解きます(2分で終了)
「学習療法」とは、くもん「学習療法」と言って登録商標の名前です。
大人の脳を鍛えるドリルシリーズとか、DSゲームの脳トレでご存知かと思いますが、川嶋 隆太教授とくもん学習センターとの共同研究によって生まれた認知症の方の脳に刺激を与えるという取り組みです。
一番、良いことは、実践する本人にとって、100点満点を取れるレベルの教材が届くので、
本人がとても自信を取り戻せて、笑顔になれたことでしょうか?
サチさんが始めたのは、過去をおってみたら、2007年3月17日開始でしたので、
年数的には、もう、1年半の取り組みとなります。
ただ、サチさんと私の取り組みは、デイやショートを除いてなので、実戦年数としては、1年分には満たないと思います。
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「学習療法」を始めて私にとって、良かった事は、
・サチさんとの会話の話題が増えたこと。
・サチさんとのコミュニケーションを楽しめる様になったこと。
・「学習療法」の延長で、サチさんの興味あることを発見でき、長い時間を一緒に過ごすテーマが見つかった事。
・日頃聞きにくい質問も、この取り組みをきっかけとして、第三者のように質問タイムを持てるようになり、その後のケアに大いに役立ったこと。
・スキンシップを自然の形で取れるように近づいていけたこと。
・サチさんと信頼関係が築きあげられたこと。
・『学習療法』以外にも、サチさんの興味あることで、百人一首、塗り絵、日記を負担にならない程度に並行して続けています。
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「学習療法」の延長の質問タイムのお陰で確認出来たことは、
・百人一首が大好きなこと。覚えている歌が何首もあって、カードを順番に並べてあげれば、一人札取りもまだまだ出来る事。
・歌が大好きで、良く歌詞を覚えている事。
・氷川きよしが大好きで、テレビの歌番組を隈なく探すのが得意な事。
・結構スポーツ好きな少女だったようで、メドレー(今のリレーの事)の選手をしていた事。
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「学習療法」の寄り添いのお陰で、サチさんの記憶の確認をきちんと言葉で確認できたことは、
・週複数回通所しているデイケアに週1回しか行っていないと思っていること。
・出発時嫌がるショートステイに毎回二泊していると思っていること。(何泊しても)
・デイもショートも「嫌だ」と行って出かけていたことを忘れてしまっていること。
・ショートにはまで、数回しか行っていない記憶となっていること。
・一番長い年月住んでいた家の記憶がすっぽり消えていること。
・過去の記憶が入り混じってきたこと。
・事実と違った記憶がサチさんの脳の中に存在して、訂正してあげても、記憶を変えることはできないこと。
書ききれないほどの、「学習療法」の効果を私は体験しております。
体内に服用する薬のように、これは、一つのお薬のような作用があると実感しております。
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サチさんの反応は?
・プリントに出てきたことわざ、慣用句、を思い出し懐かしがっています。
・外出ままならないので、季節感を感じたり、記憶を思い出したりすることに繋がっています。
・計算している時のサチさんは、「このくらいできなきゃね」っていつも自信満々です。
・レベルアップすることが目的ではなく、いつも同じようにスムースに出来るという実感があります。
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そんなわけで、久しぶりに私の質問タイムも復活した訳ですが、
私「デイは楽しいですか?」
サチ「うん、楽しいよ。歌も歌って、お風呂も入れてくれて、気持ちが良いよ。もったいないから入るよ。」
私「(すかさず)デイは週何回位行っていますか?」
サチ「デイ?う〜ん、一回くらいかね?」
私「はい。そうですね。一回なら、負担ではないですか?」
サチ「うん、大丈夫」
私「夜は良く眠れますか?」
サチ「うん、良く眠れる。」
私「何時に寝ますか?」
サチ「九時ごろ?」(本当は十時頃でしょうか?)
私「朝は何時に起きますか?」
サチ「六時ごろ?」(ピンポ〜〜ン)
私「最近お泊りは行きましたか?」
サチ「うん、確か昨日?」
私「何泊しましたか?」
サチ「うんと、2つだったかね?」
私「何か楽しいことありましたか?」
サチ「別に・・・」
私「何か演奏聴きました?」(連絡帳より)
サチ「あっ、ギター?だったか?・・・ちがったかな?」
私「中国の二胡という楽器ですか?」(連絡帳より)
サチ「あっそうそう。」(って、合わせるのがホントお上手!!)
サチさんの返事が予想通りなので、ほっとしています。
負担を感じる記憶になっていないことが救われます(主にデイやショートの事)
これからも、サチさんの現在の状況把握には、欠かせない質問だと私は感じています。
実際のサチさんの記憶そのものを否定したりしなければ、立派な会話が成り立っています。
否定さえしなければ、サチさんの現状を把握する為に時々、自然の会話の中で、
こんなやり取りを続けて行ければと感じた朝でした・・・
今日も元気に楽しい一日でありますように・・・祈りながら。