【お願い】四季レディースクリニックの受診予約について  四季レディースクリニック

2010年4月に四季レディースクリニックを開院してから、いや、開院する前からですね。
色々な人から「集患・増患のために○○したほうがいい」というアドバイスを受けました。
当時、開業支援をお願いしたコンサルタントからも、広告(雑誌、電柱、駅の看板など)の提案や、それを専門としている会社の担当者の紹介を受けましたし、
今も、クリニックにメールや電話やFAXなどで営業の方から提案をいただきます。
開院するまで、そして開院してしばらくは色々考えたし、どこまですべきか悩みましたよ・・・。でも、幸か不幸か、そんなに(というより、全然!)資金的に余裕のある開業ではなかったので、
「しっかりHPだけは作る。それ以外の広告はしない!」と腹をくくりました。
(ということで、広告の営業は全てお断りしています。)

だって、四季レディースクリニックの診療スタイルは、
「一人ひとりの患者さんにじっくり向き合う」ことが大前提。
まず、初診でじっくり時間をかけてお話をうかがい、診察し、
診断された疾患や状態について理解をしていただく。
そして治療の必要性を納得して通院し、自分の健康と向き合っていただきたい。
症状の無い人も、きちんと必要性を認識した上で、年1回の検診を受けて欲しい!

理想論かもしれないけれど、それを掲げ続けることで、
自分の健康を守ることのできる女性が一人でも増えたらいいな、
そんな「教育・啓発」の場所にもしていきたい、というのが理念。
そう考えると、どんなに宣伝してもそんなに沢山の患者さんを診れる訳がない!

ただ、その理想を掲げ続けようとすると、まずぶつかる壁があります。
それはもちろん、「収益が上がらない」ということ。

ただでさえ、診療時間は限られている。
しかも、自分が院長として目の届く、責任を持てる診療をしたい。
そうすると、どう頑張っても沢山の患者さんを診ることはできないですよね。
それはすなわち収入もそれほど増えない、ということになります。

正直なところ、これまで「勤務医」として、経営サイドから露骨に
「収益を上げるために、患者数を増やせ!」
「一人の患者さんに時間をかけるな!」
という指導を受けたこともあり、今の診療報酬制度から考えると、
それは無理もないことなのだろうと、私も疑っていませんでした。

診療報酬制度については意外とご存知ない方が多いのですが、
保険診療は、「この病名の人にこの治療や検査を行った場合の診療報酬点数はいくら」
と、全国一律に決まっています。
(多くの方は、そのうちの3割を窓口で支払っている、ということになります。)
これは、検査や処方をすれば点数が上がりますが、
「問診や説明」にいくら時間をかけてもお値段は一緒!
初診なら270点=2700円、再診なら70点=700円
(処方や検査、処置などを何も行わなかった場合のみ、
 外来管理加算や、平日18時以降、土曜12時以降には時間外加算などが加わる場合あり)
となると、多くの医療機関では
「話を短く、数をこなせ!」「初診をどんどん増やせ!」
「保険診療ではなく、自費診療をメインで」という話になるわけです。

「ホントにゆっくり話を聞いたら採算が合わないのか?」
私は、まずそこに疑問を持ちました。

事務長と二人で色々試算をし、検討しましたが、
結局のところ、「儲かる、収益が上がる」の定義によるのでは?と。
開業前に医療コンサルタントと言われる人たちの「開業セミナー」に出たり、
ハウツー本を読んだりしましたが、彼らの言う「成功」は、
「年収○千万」とか、「高級外車に乗る」とか、
「子供を医者にするため私学にも出せるだけの学費を稼ぐ」とか。
でも、私たちはこれっぽっちもそれらを望んでいません。
もちろん、貧乏は困りますが(笑)。
我が家はこのクリニックを子供代わりと考え、不妊治療をやめました。
子供がいない、ということは、
自分たち夫婦と愛犬が毎日楽しく暮らせるだけの収入があればよく、
子供の学費を考えたり、遺産を残す必要があるわけでもない。
高いお金のかかる趣味があるわけでもないし、
決して「贅沢」をしたいわけじゃないのです。

また、診療報酬が全国一律と考えると、家賃や人件費の高い都会での保険診療は
それだけ不利なのですが、幸運なことに、人形町駅からすぐという立地から考えたら
破格ともいえるお家賃の物件をお借りできました。
支出と収入のバランスを考えると、1日に何人くらいの予約を取れば「採算」が合うのか、
自ずと分かってきますよね。

それで、覚悟を決めたのです。
保険診療でも、じっくり時間をかけて診療するスタイルを貫く、と。
(もちろん、婦人科分野では検診や避妊など保険が利かない部分もありますが、
 自費診療の値段設定も、できるだけ良心的な値段を心がけました。)

そうすると、やはり時間を大切に、効率的に予約を取らせていただくしかないのです。
これには患者さんのご協力が必要です。

まず、四季レディースクリニックで一番大切に考えているのは、
当院の良さを理解し、信頼し、ルールを守って通院してくださる方々。
この方々が通院しやすい状態は、なんとしても守らなくてはなりません。


となると、再診の人の予約が沢山入っている場合は、初診の人をお断りせざるを得ません。
土曜日の初診をお断りさせていただいたのもこのためです。

さらに再診の方でも、当日キャンセルや、無断の遅刻が重なったりする場合には、
事前予約をお断りさせていただいています。

そのような場合は、インターネット・電話による事前予約をお断りし、
しばらくは受診希望日の前日か当日、お電話で予約をお取りいただいています。

そのようなお願いをすると「何で自分ばかり」「たった○回しか遅刻していない」
というクレームを頂戴することも多いのですが、
「自分くらいは」「○回くらいは」という一人を認めてしまうと、
きちんとルールを守って下さっている方に御迷惑をおかけしてしまいます。
それに、「誰かの予約を入れた」ということは、
「その時間に受診したかった誰かをお断りしている」という可能性があるわけで。
もちろん、事故など突発的な問題による直前キャンセルは仕方ないですが、
キャンセルのご連絡はお早めにいただけると助かります。
それから予定か決まらないのに「仮押さえ」のような形を取られるのも
ご遠慮いただければ幸いです。

先日は、「沢山の患者さんを診ているから、私ひとりくらい断っても平気なんでしょ?」
とクレームをいただきました。
おそらく、根本的に「開業医は儲かっているから自分ひとりキャンセルしても痛くもかゆくもないだろう」という固定観念からくるご発言なのだと思います。
全く逆で、少ない患者さんしか予約を取らないので、一人がキャンセルされると大変なんです!

また、遅刻や予約間違いが相次いだために同様のお願いをした方からは、
「診療拒否をするつもりですか?」というクレームが。
当院の受診・予約のルールを守っていただくようお願いをしているだけで、
ルールを守っていただければご予約をお取りしますので、
誤解無きよう、お願いします。
なかなか予約の都合がつかない、という方は、予約制ではない医療機関をお選びいただいたほうがよろしいかと思います。

折しも、TPPの件で医療分野にも影響が及ぶことが懸念されています。
保険診療自体が崩壊の危機にさらされている今、
世界中でも類を見ないほど低い自己負担で高度の医療が受けられる
「国民皆保険制度」が最善の形で維持できるために一人ひとりにできることがないのか、
限られた「医療資源」をどのように利用していくのか、
少し立ち止まって考える機会を持っていただけると嬉しいな、と思います。
(例えば、検診を受けず、仕事が忙しいからと言い訳して早期の受診もせずにいて、
 いよいよひどい状態になってからようやく救急外来を受診するとか、
 進行した癌になっており、本人のダメージも大きいばかりか、医療費も膨大に!
 そんなことでは、医療費は高騰し続けて当然!保険制度の崩壊もありえます!)

もちろん、当院も「信頼いただける医療機関」であるための努力を続けて参ります。
どうか、皆様のご協力をいただけますと幸いです。
77



2013/10/21  0:00

投稿者:江夏 亜希子

続きです。

当院の予約方法は、他の医療機関やお店などと比べるとかなり独特で、きっと戸惑われるのですよね。
でも、当院の方針である「一人の初診の方に1時間を確保する」というのは、それだけ独特、ある意味、奇特ともいえることです。(多くの医療関係者には「無謀」とも言われます)
それを維持しようと思うと「従来の常識的な?予約方法」では成り立ちません。
しかも保険診療の範囲内で診療を行っており、予約料もキャンセル料もいただいていないのです。
初診の方が当日や前日にキャンセルされる、ということは、大打撃で、そのリスクを避けるための方法として行っているものです(自分で決めた日程のほうが、提案されて合わせたものよりキャンセルのリスクが低い、という判断もあります。)

たまに、
「もう初診予約はまったく入れないんでしょ!だったらそうやって表示しなさいよ!」
というお叱りをうけることもあるのですが、現時点では毎日1〜3人の初診の方の予約を実際にお取りできています。

そのような初診予約の仕組みにせざるを得ない背景を、今一度、考え、ご理解いただけますと幸いです。
しえん様のように、
「なかなか予約がとれないけど」
と思っていらっしゃるかた、ご参考にしていただければ幸いです。
このハードルを越えてゆっくり初診していただき、気に入っていただけた方には、「かかりつけ(再診)」としてじっくり向き合いますので!

追伸;上記をよく読みこんでいただくと、「空いている日を教えてください」ではなく、まず年休を取れそうな日の候補が決まったら、そのちょうど2週間前の同一曜日の朝予約メールをいただくか、朝10時にお電話いただく、という方法が一番固いのでは?
(2週間後の再診予約がいっぱい!ということは、現時点ではあんまりありませんから・・・)

2013/10/20  23:59

投稿者:江夏 亜希子

しえん様
なかなか予約が取れないということ、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
「予約についての考えは理解できますが」
とご記載いただいておりますが、やはり、なかなかご理解いただけないようで、残念です。

なにも意地悪してお断りしているわけではありません。「空いている時間を教えてください」というご質問にお答えしないのも、意地悪のように思われるかもしれません。意地悪されているように思われたら、こちらがどんな物言いをしても「人を見下すような」と受け取られるかもしれませんね。。。

当院の予約方法について再度説明させていただくと、
「ゆっくり時間を取って初診していただいた方が再診として通っていただくのをできる限りお断りしないために、初診のために空いている時間はない」
というのが根本にある考えです。
よく考えてみてください。初診の方を一人(1時間)拝見するには、再診の方を5〜6人お断りしなければならないのですよ!

それで、「まだ当院に来たことがない」という方に、まず「この日時なら行けます」という日を確定していただき、その日時に再診の予約が少ないか、お断りできそうであれば、再診の方をお断りする覚悟で初診予約をお取りしている、ということです。

ですから、再診の方は3か月先まで予約をお取りしていますが、できる限り2週間以上前に予約を入れていただくようにお願いし、初診の予約は2週間先までしか取れないようにしている、ということになっています。

これは予約受付フォームにも、返信メールにも記載しておりますし、電話でも受付のものから伝えさせていただいており、多くの方がそれでご理解いただいておりますが、残念ながら時々「しえん様」のようにお叱りを下さる方がいらっしゃいます。


2013/6/14  14:58

投稿者:しえん

予約についての考えは理解できますが、初診の予約がこんなにもできないとは驚きました。と共に、予約の電話に対応された事務局長の人を見下すような態度に辟易しました。あまりにも初診の予約が取れないので、であればそちらが空いてる時間に会社を休んで行きますから、、、とお願いしてもいつ予約が取れるかは教えられませんとの回答でした。


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ