ずっとずっと、我が家のヤンチャたちが欲しがっていたWiiがやって来た

私の姉からの贈り物

たまたま近所に買い物に出ていた私が帰宅すると、宅配便をすでに開けて、狂っている相方と息子・・・

「Wiiだ

Wiiだ

」と、ただただ連発するばかり
「な・なにー?Wii?」こりゃまた高価なプレゼントを奮発してくれたもんだ

姉にメールでお礼を言うと「家族4人への、クリスマス

とお年玉

とバレンタイン

」だって・・・ありがとー

涙・涙・・・
さて、すでに接続作業がおわろうとしている
目をランラン

と輝かせている相方と息子
早く触ってみたい息子がちょいと手を出すと、「まだ触るなー」と怒鳴られている

相方の試運転(?)が終わってからだってさ・・・

ん?ん?似顔絵を作るの?
そーか、似顔絵たちがプレイするわけね・・・ふーん・・・おーおー似てる似てる

・・・
とにかく機械オンチ

で、ゲームはさっぱり扱えない私

遠い昔、インベーダーゲームを友達を見習ってやってみて、80点

だったというイタイ過去を持つ私は、ゲーム狂の相方と結婚してもなお、見ているだけで、この手でやることはない
母になった今も、あのボタンがいっぱいついたリモコンを見ることもなく画面だけをみながら操作している息子を尊敬の眼差しで眺めているだけ

だからWiiが届いても、ときめくこともなく1歩下がって相方と息子を眺めていた
・・・なに?Wii Sports?へー、ボタンをピコピコやるんじゃなくて、ほー、リモコンを振ると画面の中の自分の似顔絵が打ったり投げたりするんだ・・・へー、すごいねえ・・・

お!打った

かわいいー

息子の似顔絵が野球したりテニスしたりしてるじゃん・・・
ふーん、すごいねえ・・・と、我ながら、いつの時代の人間かと思うくらいの「へー」「ほー」を繰り返してた

娘も帰宅し、同じ顔で「Wiiだー

」と叫んだかと思うやいなや、制服のまま、弟からリモコンを奪いとり「えー!?こんな顔じゃないー

」と相方が作った娘の似顔絵に文句をつけつつ、リモコンをぶんぶん振りまわしはじめた
「危ないよ」「ぶつかるよ」「下がって下がって」とギャラリーの警備にあたっていた私だが・・・
なんか

・・・できるんじゃない?私にも

・・・
だって、ピコピコ操作じゃなく、ぶんぶん振ってるじゃん

ちょっと、やってみるか・・・

・・・これが間違いだったんだ・・・



だってー、楽しぃーい

ゲームだけじゃなく、運動オンチでもある私が、私そっくりの似顔絵が、きゃー、打った打ったー

体力測定なんてあるのー?私もやってみるぅー
・・・72歳

・・・えっ?相方は?20代!?娘は?30代?えー?息子も30代?
私に火をつけた

・・・燃えた!打った!打ちまくった



【ガツッ

】「ぬおおおおおおおおー

」
手に激痛が走った!うずくまって上を見上げると・・・電気の傘がはずれて傾いて揺れてる・・・
イタイ

・・・恐る恐る左手でおさえた右手を見てみると・・・ひえー流血

ー
「やっぱり、やったよ

危ないと思ってたんだ」隣の部屋から見ていた相方

思ってたなら、もう5秒早く言ってくれ・・・
とにかく止血だ。おいおい、腫れてきたよ・・・
どうすんの?手が使えなきゃ、仕事にならない。もちろん家事だって・・・
「痛いよー、ズキズキするよー

」
・・・ん?誰も聞いてない?

開いた!とばかりに、Wiiを再開してるよ・・・
なんて冷たい・・・

Wiiの邪魔にならないように、部屋の隅っこで、救急箱を抱えて、1人で手当て

包帯を巻いた指を見せながら、「痛いよ−、ズキズキするよー」と繰り返してたら
息子が「大丈夫?」と、やってきた
ありがとう、息子よ。君はやっぱり天使だ

・・・
「痛いの痛いのとんでけー!」
「ぎゃーーー、さわらないでーーー

」
あ・り・が・と

・・・君は・・・悪魔か・・・


